見出し画像

未知なる自己に出会うため知の探検に出かけよう

複数の人格が存在している。

喜怒哀楽。感情があるからこそ、人は個性豊かに生きられる。嬉しい、悔しい、哀しい、楽しい。感情の機微とともに、自分を添わせて私は日々を過ごす。

好きなことをひとつに絞ることが出来ない私は、ストイック、職人気質、極める、こういう言葉に密かに憧れ、自分もそうありたい。と願った時期があった。

結局は人のまねをしても上手くいかず、誰かの生き方を模倣しても楽しくはなかった。つまり自分は変えられないのだ。手段、方法はいくらでも変えられるし、対処法も身に付いてくる。しかし本質は別なのである。

感情の分岐点は人によって違う。どこまでいけば幸せなのか、どこまで落ちれば絶望なのか。キャパが異なるのだから、基準値が違って当然だろう。とどのつまり、自分の中でバランスをとってあげるしかない。

私の中には複数の人格が内包されている。したがって相手が受ける印象も、そのときどきで変わるはずだ。ある人は「面白い人」といい、ある人は「気難しい人」といい、ある人は「なんにも考えてない人」だという。どれも正解で、どの人格も私である。

たとえば、困難ばかりが押し寄せてきたとき、私はロダンの彫刻になる。つまりは考える人だ。思考を深く掘って自分に問う。なにを求めているのか。なにを必要としているのか。今できることはなんなのか。哲学的な人格がリーダーシップを発揮する。

楽しい、嬉しい出来事が続いた日は、関西人が降りてくる。お笑い。おちゃらけ。とにかく笑い、面白さを追求する人格がしゃしゃりでる。いかに楽しいかを、真剣に極め表現するのだ。

考えることに疲れたなら、お気楽な人格が頭角を現す。そんなに考えてもしかたない。起きてもない未来を不安がってもしかたがない。それよりは今、今、今だよ。今を生きよう。という調子である。

ある占い師の方にいわれた。
「あなたは無意識にバランスを取っている人。自分を俯瞰でみることができ、客観性に優れている」

なるほど。と腑に落ちた。自分でも感じていたことだったから。色んな人格が形成されるのは、俯瞰で見ている証拠。必要な人格が必要なタイミングで現れるのは、客観性があるから。バランス感覚は確かに、私の最大の才能かもしれない。

文章にも同様のことがいえる。一見すると一貫性がない。テーマも多種多様で文体やリズムも、テーマによって書き分けている。意識しているわけでは決してない。テーマに沿った文体、リズムを無意識に選び取っているのだ。

これもまた、同じ占い師の方に評された。
「あなたは書くことが使命。前世からずっと書くことが仕事だった。だから意識せずとも、息をするように自然に書くことができるはず」
と。

誤解なく書くならば、書く仕事とは「小説家」「作家」「ライター」といった職業ではなく、「記録する人」なのだそうだ。自分の生き方を記録する。人の生き方を記録する。とにかく「書くことで記録をとって残す人」らしい。

文章の上手い下手、伝える技術云々ではない。ただ、書くという行為は最早、私にとって呼吸に等しいということだ。書かずにはいられない衝動とも、情熱とも、思想とも一線を画す。ただただ自然な日常の行為なのである。

自分のことを俯瞰で捉える才があっても、まだまだ未知な部分は無限にある。自分では見つけられない部分を、他の人があっさり見出してくれることもある。だから人はひとりでは生きられない。生きているつもりにはなれても、真実ひとりにはなれないのだ。

暴論を吐いてしまうならば、人が生きていくうえで何より大事なのは、自分を知ることだと思う。自分で見つけられないなら、誰かに見つけてもらえばいい。友だち、仲間、同僚、同じ趣味を持つ人。誰でもいい。

そんな人もいないのなら、プロに委ねるのもひとつの手立て。たとえばコーチングを受ける。コンサルを受ける。心理学を学ぶなど。現在において多くの手法が確立されている。その気になりさえすれば方法はいくらでもあるのだ。

要するに、知りたいか、知りたくないのか。その違いだけ。私は自分を知りたい。もっともっと知りたい。だから今日も潜在意識にダイブする。深く深く潜って未知なる自分と対話する。

明日にはまた新たな人格が増えているかもしれないし、変わらないかもしれない。わからないから、人生は面白いのだ。生きることに飽きないのだ。知ることを手放せないのだ。

さらには他の方の思考に触れることも止められない。noteは、こうした探索には最高の場所であるといえるだろう。

自分にはない発想、自分にはない価値観、自分にはない言葉。それらを発信している書き手の方たちに、今日も会いにいこう。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

明日もがんばれます
7
生きてるだけで丸儲け、笑う門には福来る、が人生訓。 シンプルに楽しむことだけをやっていきたい。 自分をご機嫌にするヒントをテーマに、 本、絵を描くこと、文房具、ハンドメイドなど、 好きな事を中心に綴っていきます。
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。