3歳の長男としょうぶ湯を楽しむ
昨日の良い陽気とは違い、今日は朝から空に灰色の雲がかかってどんよりとしていて、風もビュービュー吹いており、外遊びがしにくい日でした。僕は息子たちを連れて実家へ行き、屋内で遊ぶことにしましたよ。
最近、3歳の長男はオセロにハマっています。といっても普通の対戦ではなく、僕の父(長男から見たら、じいじですね)とオセロの駒を倒れるまで積み上げるゲームをするのが好きなんです。負けそうになると足でドンドンして、じいじの駒を倒す姑息な作戦に出るところがまたかわいい。
そうそう、今日は端午の節句(こどもの日)です。こいのぼりに、柏餅、兜飾りなど、男の子の健やかな成長をお祝いする日ですね!我が家では、こいのぼりの置物をリビングに飾って、息子たちの健康を祈っています。
僕がパパになって4年目を迎え、今回初めて挑戦したことがあります。それは、しょうぶ湯に浸かることです。
しょうぶ(菖蒲)は昔から人々に愛されていた花で、まるで刀のように細くて長い葉が特徴です。そんな葉の先に、綺麗な紫色の花を咲かせます。
こどもの日には、しょうぶの葉を湯舟に入れる「しょうぶ湯」が習わしなことをご存じでしょうか。しょうぶの葉に含まれる健康成分や香りを体に取り入れることで、健康に過ごそうね、というのが目的です。冬至にゆず湯に浸かるのと同じですね!
それはわかったけどしょうぶの葉をどこで手に入れればいいの?
ご心配なく。こどもの日が近づくと、スーパーで売っています!僕は近所のスーパーの野菜売り場に置かれていたしょうぶを買いました。
しょうぶ湯のやり方は簡単!軽く洗って、湯舟に入れるだけです。もともと僕は季節の行事が好きで、子どもができても季節の移り変わりを一緒に楽しみたいと思っていました。その夢が今日、ついに叶いました。
僕:〇〇くん、今日はパパと葉っぱと一緒にお風呂に入ろう!
長男:葉っぱ?
僕:(しょうぶを見せながら)そう。これを見てごらん。しょうぶっていうんだよ。
長男:うわー!(目がきらきらしている)
僕:楽しみでしょ?さ、はやく服を脱いで、入るぞー!
長男:わーい、〇〇くんお風呂に入るー!
長男はおおはしゃぎ。体と髪を洗っている最中にも、「パパ、もう洗うの終わった?早く(湯舟に)入りたい」と何度も訴えてきます。このやろー!いつもは風呂にそんなに積極的じゃなくて、浴室に行くのを渋るのによー!
お風呂に浸かったら、長男はしょうぶの葉をまじまじと見て、触っていました。葉を強めに握ると精油成分が出てきて、いい香りが漂ってきます。
僕が湯を両手ですくい、長男の鼻に近づけて嗅いでもらうと、「いいにおーい」と言って喜んでいました。
葉だけでなく、根の部分も一緒に入れるのですが、根だけ緑色ではないので長男は気になった様子。「パパ、これなに?」と質問されたので、
これは根というんだ。〇〇くんでいったら、足に当たる部分かな。〇〇くんが立てるのは、なんでだと思う?それは、足があるから。しょうぶさんも一緒で、根があるから、咲くことができるんだよ。
と、即興ながらそれなりに良い回答ができたと自負しています。
長男は湯舟に浸かっている間ずっとしょうぶの葉を触って、ニコニコしていました。僕はその姿を見て、気持ちが和みましたよ。
一緒にしょうぶ湯に浸かったことがどれくらい長男の記憶に残ったか僕にはわからない。もしからしたら覚えていないのかもしれないけど、今日2人でしょうぶ湯を楽しんだ事実は変わらない。僕はそんなことを感じながら、しょうぶ湯に浸かりすぎてのぼせたのでありました。
お読みくださり、ありがとうございました。
そのべゆういち
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