しあわせの記憶

私はコロナ中に、生活の中のBGMの大切さを知り
レコードプレーヤーを購入しました。
友達の家で聞いたのも、きっかけだったかも。

レコードは父にセレクトをしてもらったのですが
20枚ほどのレコードの中に
チェリッシュの1枚が入ってました。

「てんとう虫のサンバ」や
「あの素晴らしい愛をもう一度」に
「遠い世界に」など
むかーし家のレコードから、流れていたな。
一瞬にしてタイムスリップするくらい
懐かしい曲に鳥肌が立ちました。

小さなころの暮らしは
お金がなくて苦労したなとずっと思い込んでました。
今の今まで。
だから、ちゃんと稼げるようになりたいと
思ってきたし、なんなら親は可哀想だし
苦労したなと思い込んでました。

いのちかけてと、誓った日からー♪

父が1年前の葬儀の際に、喪主の挨拶で
「太陽みたいにあかるい人でした」と
母のことを送ったのですが
曲を聴いて、私も思い出したのです。

今からすると小さな家に
父がレコードをかけ、母が台所で料理をつくる。
私は父の治療院のベッドの上で、大きな声で歌を歌う。
回るいすを回して、レコードだと言って笑う。
食卓にはたくさんの小皿に料理が並ぶ。
嫌なごはんがでると、不機嫌になってたな。
母は嫌だったろうなー
お風呂にはいると、ざぶーんと水がでるのを
妹は怖がって泣いていたな。
確か小学生になった時も、赤ちゃん抱っこされて
両手で顔を隠して水が入らないように
髪を流してもらってた。
寝るときは、畳に布団を並べて
明日はチーズ蒸しパンがあるなーと思い浮かべて
あったかい気持ちで過ごしていたなと。
お金があるないではなく、確かに幸せを感じていたなと。
そして、それは長女も母と過ごした時間
同じように感じてくれているのだなと
長女のインスタをみて感じました。
https://www.instagram.com/p/CBA6D7dlKWa/

母のことばかりnoteに書くのは
まだ消化できないからだなと思うのですが
月並みですが、もし可能な方は近くにいる
ご家族との時間を大事にしてほしいなとの想いだけ。

皆さんにもある幸せの記憶を、思い出してみてください。
スペシャルなものではなくていいのです。
普通の日常が暖かいのです。
過去を振り返るのは、前を向くパワーになるはず。
そんな毎日を過ごしたいものだなと改めて。
思い出スイッチは沢山できるだけ、仕掛けておきたいものです。

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