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個人・中小企業のネットショップのこれからを考える

おはようございます。

エフェクター専門のWEBサイト「EFFECTOR COLLECTION BOX」の山中です。

当サイト「EFFECTOR COLLECTION BOX」は学生時代のバイト代を全てギターやシンセ・エフェクターなどの機材に注ぎ込み、部屋中が機材だらけになり、足の踏み場を失った経験を持つ機材好きの編集長「ECB山中」がエフェクターだけを専門にご紹介しているWEBサイトです。

実は、僕はこのサイトの運営の他にネットショップ(楽器業界以外)でWEBディレクターやライティングの仕事を15年ほどしています。

サイトプロフィールにも少し書いているんですが、主にこんな事を得意としています。

・製品の撮影/画像加工
・製品ページ作成
・キャッチコピー/説明文のライティング
・バナー作成
・Wordpressを使ったオウンドメディア構築/運営
・特集/企画の立ち上げ
・コラム/メルマガの執筆
・ネットショップ全体のシステム管理
・楽天/ヤフー/Amazonへのモール出品管理

まだ今ほどネットショップが一般的になる初期の頃からこの業界に関わってきたのですが、近年ではすごい勢いでありとあらゆる業種のネットショップ化が進んできました。大手参入による競合店も年々増えていってます。

そして、ここ数年思うことがあるんです。それについて過去に別サイト用に準備して公開していなかった記事を以下にアップしてみたいと思いますので、興味がある方はよかったらご覧ください。

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個人・中小企業のネットショップのこれからを考える

日本でネットショップが誕生したのは1995年頃。当初は大手小売りや、食品・製薬業界のメーカーによる単独サイトが主流でしたが、1997年に出店型のECモール楽天市場がオープン、その後も数々のモールやサービスが立ち上がり、個人・中小企業を中心に右肩上がりに成長していきました。

私がネットショップに携わることになったのは、2005年頃。ネットショップの歴史がまだ25年ほどなので、すでにベテランの域に入って来たことに最近気づきました。

そこで今回は、ネットショップのこれまでを振り返りつつ、個人・中小企業のネットショップのこれからを考えてみたいと思います。

ネットショップの誕生と歴史

出品するだけで何でも売れた時代
2005年頃のネットショップ業界はまだまだ店舗数も限られていました。業種によっては競合店舗も少なく、今でこそ信じられない話ですが、出品するだけで簡単にモノが売れるという時代でした。その反面で「ネットで高額な商品を買うなんて、ちゃんと届くか不安」というお客さんもかなりの割合でいた記憶があります。

スマートフォンの登場
そして次に大きな波が起こったのは2007年頃。Apple社が初代iPhoneを世に送り出し、スマートフォンが普及していくと、ネットショップの利用者も急加速的に増えていきます。利用者が増えると店舗側のサービスクオリティも向上し、これまでネット購入を躊躇していた層もネットで商品を購入するようになっていきました。

大手企業の参入
さて、需要が増えると当然ながら供給も増えていく。これまで個人や中小企業の活躍の場だったネットショップに大手企業が大量の資本を投資しシェアを取りはじめると、資本力の少ない個人・中小企業は苦しくなってきます。

そこで楽天やAmazonなどのECモールに活躍の場を求めますが、もはやそこはレッドオーシャン。型番商品を取扱う店舗は価格競争に巻き込まれ、さらには高額の広告費を出したり、よほどの工夫をしない限り、自分のショップの商品を見てもらうことさえ難しくなってきたのです。

さらにここ数年ではAmazonによるプライムサービスが始まり、送料無料、翌日配達はお客さんにとっては当たり前のような感覚になりつつあります。資本力や人手に限りのある個人・中小企業はますます苦しくなり、ほぼ利益の出ない運営をしてしまっている店舗も少なくないと思います。

「何を買うか」から「誰から買うか」の時代へ
さて、個人・中小企業には不安に思うことばかりを書いてきましたが、安心してください。再び今ネットショップに変化が起き始めているようです。

大手企業やモールによる横並びのネットショップが増えてくると、一部のお客さんは反発するかのように飽きを覚え始めます。もはやネットでモノを買うのが当たり前になると、これまでの選択肢とはまったく違うものが生まれてきます。

まずネットショップ初期のお客さんの選択肢は「何を買うか」でした。次に店舗数が増えてくると「どこで買うか」が問題になりはじめます。そして、どこでも同じものが買えるようになった現在、お客さんの選択肢は「誰から買うか」に移行し始めているのです。

メーカーが小売に、小売がメーカーになる日

そして、ネット通販が成熟期を迎え最近もうひとつの流れを感じています。

これまでメーカーが商品を販売する場合は、小売店を利用し広く販売するのが一般的でした。その方が効率的だったからです。逆に小売店はというと、メーカーから商品を仕入れて販売するのが一般的でした。

とあるメーカーさんから最近聞いた話によると、そのメーカーの卸先で一番売上が高いのがAmazonだというのです。

そうなんです。

もはやメーカーは小売店を使わなくても販売が可能になっています。しかも効率的に、さらには世界中に販売することも可能です。

これを聞くと小売店ってもう不要では?という疑問が湧いてきますが、まさにその通りだと思います。今後ネットショップではメーカーが自分たちでモノを作り販売する、そんな世界になると思います。

今まで限られた店でしか買うことのできなかったメーカーの商品もAmazonで直接買うことができればユーザーにとってもメリットがある上、メーカーにとってはより効率的により高い利益で販売することができます。

もちろん小売店で販売するメリットは他にもありますので完全に小売店がなくなる事は無いと思いますが、大手以外の小さなお店は厳しい時代がやってきそうです。

では小売店はどうすれば良いのでしょうか?

その答えはメーカーになることです。

小売店はこれまでのように、卸価格からのマージンで利益を確保するのが難しくなってきます。そこで多くの小売が意識的に始めているのがオリジナル商品の開発です。

これは大手に限ったことではなく小さなメーカーや下請け工場も最終的には個人でも自分たちで商品を作り自分たちで簡単に販売することができる時代。

メーカーが小売に、小売がメーカーになる日はすでにやって来ているようです。

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で、この記事で何が言いたいかといいますと、これからさらにメーカーや個人など、小売店以外でホームページやネットショップを始める方がますます増えてくると考えています。

そんな時に、これまでの僕の経験を使って何かお手伝いができればいいなぁと。

まだ具体的に何をするかまでは決まっていないのですが、もし皆さまの中でエフェクターや機材、音楽に関する情報発信をされている方で、僕に何かお手伝いができる事があれば是非お気軽にお声がけください。

例えば
・自分のホームページを立ち上げたい
・自分でネットショップを始めたい
・楽天やAmazonで販売をしたい

▼まずは簡単な無料相談を始めましたのでお気軽にこちらのメールまでお問い合わせください。
music@effectorbox.com

個人のTwitterアカウントも作りましたので、今後はエフェクター情報以外の運営の裏側のお話などもできればと考えています〜
ご興味ある方はぜひフォローを♪

皆さまからのご連絡お待ちしております〜

(こちらの記事はエフェクター専門サイト「EFFECTOR COLLECTION NOX」のメルマガコラムを一部加筆修正をして掲載しています。)


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