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伝える力で大切な「温度差を確認する」とは

何かを伝えようとしている時に「ノッテきた~」という感覚ってありませんか?

そんな「ノッテきた~」という時は、不思議とスラスラと話せるし、楽しいと感じるものです。

いくら時間が長くても、あっという間に時間が過ぎてしまうような感覚になるでしょう。

一方で、何かをインプットしようと話を聞いている時に「引き込まれていく」という感覚ってありませんか?

そんな「引き込まれていく」時は、不思議と時間を長く感じないし「もっともっと」と興味津々になるものです。

そんな風に聞いてもらえるような話をしたいと思いますが、なかなかうまくはいかないものです(笑)

日々勉強です(笑)

そんな中で、話し手と聞き手の温度差を確認することは、伝える力においてとても大切です。

話し手が「ノッテきた~」と思って、相手が「引き込まれてきた〜」と思っていても、実は聞き手が「話が長いな〜」と思って聞いているということがあります。

これでは残念ながら、話し手が伝えたいことは伝わらないのです。

一対一であれ、人前で話す時であれ、何かを伝える時に温度差を確認しながら話をすることはとても大切です。

一対一の面接などでは、相手の表情を見ることや、目や手や口の動きで相手の温度を確認することもできますが、これはなかなか難易度が高い行為です。

だからこんな時には、もっと簡単に相手との温度差を確認できる方法があったらいいですよね!?

その簡単な方法とは「問いを投げる」ことなのです。

例えば、次のような問いです。

  • ここまでで、分からないことはありませんか?

  • ここまでで、何か質問はありませんか?

  • ここまでの話は、どうですか?

  • ここまでの話について、ちなみにあなたはどう思いますか?

  • ここまでで、何かシェアしておきたいことはありますか?

この問いは、必ずしも返事が返ってこなくてもいいのです。

なぜならば、問いのジャブを入れることで、その場の空気が変わり、相手の表情が変わり、相手との温度差を知ることができるからです。

これはビジネスを例にした話ですが、何もビジネスに限ったことではありません。

例えば、友だちとの会話で・・・

・最近何かいいことあった?

 ⇒こうやって聞くと、いいことがあったかどうかは感じ取れます。

・今どのくらいエネルギー残ってる?

 ⇒こうやって聞くと、疲労困ぱいかそうでないかは感じ取れます。

例えば、子どもとの会話で・・・

・学校は順調か?

 ⇒こうやって聞くと、学校生活がとっても順調か、そこまでではないかは感じ取れます。

・最近は友だちと何して遊んでるの?

 ⇒こうやって聞くと、友だちと楽しくて仕方がないのか、そこまでではないかは感じ取れます。

コミュニケーションは相手がいて、はじめて成立する行為です。

だから何かを伝えたいと思う時には、伝えたい人がいるはずです。

一対一であれば分かりやすいかもしれませんが、それ以外でも伝えたい人はいるのです。

そんな時に、伝えたい相手との温度差を確認することが、伝える力の大切な技術の1つなのです。

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