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初めてのオンライン塾入門 編集部親子が面談&授業を体験してみました Vol.2 体験授業編

『自宅で、通塾と変わらない学習ができる』と今、話題の『オンライン塾』。
なかでも、塾図鑑で特集している『オンライン塾』は、「生徒ひとり一人にあった個別指導」から「PDCA勉強法」、「オンライン自習室」、「oViceを使った学習空間」、「24時間質問受付」まで個性豊かな特徴の塾が揃っています。

日々、子供に合った最適な学習環境を探している保護者の一人である教育図鑑スタッフにとって、オンライン塾への関心は高まるばかり。一方で、実際に受講した方の体験談は少なく「サポート体制やカリキュラム、授業内容は一体どうなっているのか」という疑問も湧いてきます。

ならば「実際にオンライン塾を体験してみよう!」という企画で始まった、「初めてのオンライン塾入門」は、 「Vol.1申込み~面談編」で、『塾図鑑』ページからオンライン塾の面談と体験授業の申し込みを行う手順を説明し、実際のオンライン面談の様子を動画で紹介しました。
「案ずるより産むが易し」。やってみると予想以上に簡単な申し込み方法と自宅でリラックスしながら受けるオンライン面談の快適さに驚くばかり。

いよいよVol.2では、オンライン授業の体験です。オンライン授業に必要な準備物を確認し、中学受験生と中学生のオンライン塾体験授業風景を動画でお届けします。
最後に、編集部が実際に体験して分かったオンライン塾のメリット・デメリットや面談・体験授業を終えての感想レビューを紹介いたします。

1、体験授業前の準備

オンライン塾の体験授業の日時が決まったら、授業に必要な準備物(機材、コミュニケーションツール、教材、学習アプリ等)の確認を行いましょう。

◆機材
オンライン塾によっては、授業を受けている生徒さんの手元を映すためのスマホ、そのスマホを固定するための三脚などが必要です。

◆コミュニケーションツール
オンライン塾で体験授業を受ける場合、事前にZoomやGoogle meeting、LINEといったコミュニケーションツールをインストールする必要があります。

◆教材
体験授業で使う教材を体験者側で用意するように指示があった場合は、資料をスマホのカメラで撮影したり、スキャナーで読み取って、塾にメール添付で送ります。

◆学習アプリ
オンライン塾によっては、独自の学習アプリや学習進捗管理アプリを使用することもあり、体験授業で実際に使ってみることがあります。塾の指示があればインストールしておきましょう。

今回、体験させていただいたanyTA imさんでは、パソコンやタブレット以外に必要な機材はありませんでした。面談の際にも使用したZoomで授業を受け、教材は体験者がいつも使っているテキストの該当ページを撮影し塾にメール添付しました。

2-1.『中学受験生が体験授業を受けてみた!』

体験者プロフィール:
中学受験を目指す公立小学校6年生 女子
■普段のPCやモバイル使用状況:
小学校からノートPC貸与されていますが、家庭の方針として、小学生の間はデジタル機器に依存して欲しく無いと考えています。電話はキッズフォン。たまに親の管理下でiPadを使って調べ物やYouTube視聴する程度、大手塾配信のオンデマンド授業の受講経験ありますが、解説が難しく理解できずに挫折。
■オンライン塾体験授業前の子どもの様子:
「知らない人に教えてもらうのは抵抗がある」が娘の第一声でした。先に母親が面談をしていたので、先生が大学生で歳が近く親しみやすいこと、先生も中学受験を経験されていることなどを話していると親近感が湧いてきたのか「週テストに出題されるところを教えてもらいたい!」とやる気に変わりました。
■質問ができる性格かどうか:
おとなしい性格のため、勉強で分からないところを先生に質問に行ったり、志望校の相談や勉強の悩みを愚痴ったりということはできていないと思います。
■体験授業科目:理科「豆電球と電流」

【体験授業の感想】
◆小学6年生
電流は難しい単元で、なかなか点が取れませんでした。一人でやっていても、あまり理解できることがありません。
今回、尾滝先生がパソコン上で線を引いてくださったり、ポイントを書いてくれて分かりやすかったです。
その後にあった四谷大塚の週テストで8割以上解答欄を埋めることができ、そのほとんどが正解でした。

◆小学生の保護者
実は体験授業を申し込んだ後に、マイペースで無口な娘の性格で果たしてオンライン授業が成り立つのか不安になり、尾滝先生に体験授業内容について何度かメールで相談させていただきました。
先生からは「面談の際の保護者の方からのお子様の性格の情報と、実際のお子様の様子から、お子様に合った授業を行いたいと考えております。」という返信をいただきました。

先生にお任せした体験授業は、無口な娘の表情から理解度を汲み取りつつ、マイペースな娘に合わせてゆっくりと進めてくださりました。
娘もリラックスしつつも集中して授業を聞いていたのが印象的で、今回の体験授業のお陰で週テストでの得点にもつながり、親子共にオンライン塾の学習効果を実感した体験となりました。
授業動画はこちら

2-2.『中学生が体験授業を受けてみた!』

体験者プロフィール
私立中高一貫校中学2年生 女子
■普段のPCやモバイル使用状況:
中学入学と同時にスマホを購入。時間やアプリのインストールなどを制限されながら、めいっぱい使用。
家庭のipadを小学校時代から活用しているのでタブレットやスマホでの操作には親以上に慣れています。
しかしPCは学校の授業や、たまに家で使用する程度。親としては、手軽すぎるタブレットやスマホよりも、PCの操作に慣れて欲しいと考え、子ども専用PCの購入を検討中です。
■オンライン塾体験授業前の子どもの様子:
小学校6年時から通塾している個別指導塾で現在は数学を受講。先生とも信頼関係が結べている様子。そのためか「実際に通った方がいいのが当たり前。オンラインで本当に満足のいく授業がうけられるの?」と、体験前は少しオンライン塾に懐疑的な様子を見せていました。
■質問ができる性格かどうか:
先生に慣れると、勉強以外の会話まで楽しみにしそうな性格ですが、最初のうちは遠慮して質問ができなかったり、格好つけてわからないところもわかったフリをしてしまいそうだと感じていました。
■体験授業科目:英語「to不定詞と文の構成」


【体験授業の感想】
◆中学生
英語のオンライン個別授業では、to不定詞と文の構成について教えていただきました。
オンラインでの学習は、普段の対面授業とは異なり、事前にわからない箇所の問題などを送れたので、ハイテンポで無駄なく学習を進めてもらえました。
また、毎日部活などで忙しいので、わざわざ塾に行くという労力を消費しないで済み、疲れが大分違いました。

対面での個別授業と同じくらいわかりやすい授業をオンラインでも受けられるのは本当に助かるなと感じました。
また、教えて下さった尾滝先生がとても優しく接してくださり、わかりやすく授業を進めて下さったおかげで、理解が追いつかなかったto不定詞や文の構成を定着させる事が出来ました。

◆中学生の保護者
小学校時代に中学受験向けの塾を探していた時、面談はしていただけても実際に教えてくださる先生の体験授業を母親である私自身が見学できなかったので、子供の「おもしろかった」といった漠然な感想でしか授業を感じることができず、何度も歯がゆい思いを経験しました。

今回オンラインで体験授業をしていただいて、初めてじっくりとこどもが受講している姿を見ることができて感慨深かったです。

申込前は、いったいどのようにオンラインで板書を共有できるのか、本当にスムーズに授業が運ぶのか、といったことに不安を持っていましたが、さすがデジタル世代の先生。zoomのツールを活用して、実際に塾で個別指導を受けているのと遜色のないスムーズでわかりやすい授業が受けられることに感動しました。
子どもが戸惑っている箇所を、画面を通した様子から察知してくださり、重点的に教えてくださっているのは、すごいと思いました。
授業動画はこちら

3.オンライン塾のメリット・デメリット~面談や体験授業について保護者の感想~


【オンライン塾のメリット】
【申し込み】
・『塾図鑑』から簡単なステップで申し込みができる
・塾とのやり取りはメールなので時間や場所を気にしなくてよい
・入塾テストが無い
・入塾までの期間が短くて済む

【面談】
・塾の校舎に出向かなくてよい
・自宅や好きな場所でリラックスして面談に集中できる
・「塾のシステム」「講師」「金額」をじっくり検討できる

【授業】
・無料体験授業が充実(塾によっては数回実施)
・通塾のための時間や体力が要らないので、子供の負担が少ない
・勉強している様子が保護者にも分かり、安心感がある
・パソコン越しの先生が子供の様子をよく見てくれる
・先生がパソコン操作、オンラインでのコミュニケーションに慣れている
・子供のペースで学習ができる
・授業を録画して、分からなかったところを見直せる
・高額なテキスト代が不要
・対面の個別指導に比べて授業料がリーズナブル

【オンライン塾デメリット】
・1時間以上PCやタブレットの画面を見続けることに、目の疲れを感じる時がある
・自宅やオンラインでの勉強に集中できないお子さんもいそう

授業はスムーズ、子供はリラックスして授業を受講
実際子供の体験授業を見て、初対面の先生にもかかわらず子供がだいぶリラックスして授業を受けていることに驚きました。
any TA imの尾滝先生が説明されていらっしゃった「デジタルネイティブ世代は、オンラインでのつながりを程よい距離感と感じる」という感覚が理解できるような気がします。

また、親として一番心配だった点は、「デジタル機材や設定トラブル、オンライン上のコミュニケーションの難しさ」。
昨年の中学校のオンライン授業を体験した上で、画面や板書を共有するのに手間取ったり、一方的に授業が進められたりなど、スムーズに授業が進まないのでは?と、不安に思っていましたがその心配は今回、一切ありませんでした。

オンライン塾の先生は、私達が想像していた以上にオンライン授業に慣れていらっしゃいました。理解があやふやな箇所などは、伝えるのが苦手なお子さんだとスルーされる可能性がありますが、先生は想像以上に子どもの戸惑いなどの感情を察知する努力をしてくださっていると感じました。

通塾の負担が無く、保護者も安心
中学校の授業後に部活動をして、そのあと塾へ…となると、帰りも遅くなり体力的にも不安ですが、そういった心配もなく、夕飯を子供と一緒にゆっくり食べられるのも嬉しいです。

実際に家に来ていただく家庭教師の経験もあるのですが、親としては毎週毎週、「少しいいお菓子を準備しなきゃ!」とか「部屋をピカピカにしなきゃ!」などひとしきり気を使っていた気がします。オンラインだと、そういった気を使わずに済むもの高ポイントです!
オンラインで授業を受けることに慣れてしまえば、良いこと尽くめだと感じました。

4.『塾図鑑』オンライン塾特集ページのご案内

「オンライン塾ってホントはどうなの?」という少し懐疑的な思いの混ざった動機から今回の体験企画は始まりましたが、オンライン個別指導塾anyTAimさんに40分に及ぶ面談・説明、30分以上の体験授業をしていただいて、オンライン塾の料金やシステム、授業に対する不安はなくなりました。

塾図鑑に掲載中の他のオンライン塾をみても、近所の通塾型の個人塾以上に料金やシステムを明示しており、学習上の悩みを解決する様々な工夫が取り入れられ、多くのオンライン塾が塾探しをしている保護者の不安を解消する一層の努力をしていることを実感しました。

これから社会のデジタル化が進み、学習環境の選択肢が多様化していくにつれて、「オンライン塾」で学習する子供達が増えていくのではないでしょうか。

オンライン塾は運用歴が浅く実際に利用した方の経験談や実績がまだ少ないという現状があります。
だからこそ、自分で実際にオンライン塾を体験し情報を集めることが大切だと言えます。

『塾図鑑』には、今回体験させていただいたオンライン個別指導塾 any TA imをはじめ、個性豊かな特徴のオンライン専門塾を多く紹介しています。
オンライン塾特集ページ

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ぜひオンライン塾を体験をしてみてください!




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