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2019年6月12日 文科省が「柴山・学びの革新プラン」を発表 最新技術を活用し新時代の学びを実現するためには何が必要か?

2018 年 11 月、文部科学省は、「新時代の学びを支える先端技術のフル活用に向けて~柴山・学びの革新プラ ン~」(以下、柴山プラン)を公表した。柴山プランを実行することで、先端技術の活用によりすべての児童生 徒に対して質の高い教育を実現することを目指すとしている。 柴山プランとは、「遠隔教育の推進による先進的な教育の実現」「先端技術の導入による教師の授業支援」「先 端技術の活用のための環境整備」を柱とした政策で、先端技術の導入により質の高い教育を目指すものである。 

具体的には、教師を支援するツールとして最先端技術をフル活用することにより、全ての児童生徒に基盤的な学 力や他者と協働しつつ自ら考え抜く力を育むとともに、新たな社会を牽引する人材を育成する質の高い教育の実 現を目指すとしている。では、前述した 3 つの柱に具体的に何を意図しているのだろうか。 「遠隔教育の推進による先進的な教育の実現」では、2020 年代の早期に全ての小中高校で最先端技術を活用 できる状態を目指す。

遠隔教育ツールを全国的に普及させると共に、積極的に民間企業や大学等のノウハウ・技 術を取り入れ、特にニーズの高い英会話の分野などで教師を支援するとしている。遠隔教育が実現することで、 小規模校や病院内学級などの様々な状況に応じた教育、特別な配慮が必要な児童生徒の支援、教育の質を向上さ せるための外部人材の活用等が実現する。

「先端技術の導入による教師の授業支援」では、ビッグデータを活用 することで児童生徒の学習状況に応じた指導を充実させ、さらには教師の資質能力の向上が見込まれている。「先 端技術の活用のための環境整備」に関しては、教育の ICT 化に向けた環境整備 5 か年計画を踏まえた学校の ICT 環境の整備促進を行うと共に、関係省庁・民間企業・大学等と連携し、最先端技術導入のための環境整備を行う。

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では、柴山プランを実行することで一体何が実現するのだろう。 柴山プランとは、「教育分野へ最 先端技術を活用する」ための施策 である。ここでいう最先端技術と は主に「ICT を基盤とした遠隔技 術など」である。柴山プランによ って実現する「新世代の学びの場」 は文科省が目指す「次世代の学 校・教育現場」と一致しており、 具体的には「良質な授業・コンテ ンツの提供」「校務の効率化」「児 童生徒の効果的な学びの支援」「教師の経験知と科学的視点のベストミックス(EBPMの促進)である。 

 2019 年 3 月現在、遠隔授業が実現できている自治体は、1,812 自治体中 396 自治体(約 22%)、学区内全ての 学校で遠隔教育を実施している自治体でいえば、36 自治体(約 2%)に留まっている。今後、大学や民間企業と の連携により、1 日でも早い「新世代の学びの場」実現を期待したい。

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「株式会社エデュテクノロジー GIGAスクールサポーター相談窓口」
giga-school-support@edutechnology.co.jpにお問い合わせください。

参考:
「新時代の学びを支える先端技術のフル活用に向けて ~柴山・学びの革新プラン~」について
http://www.mext.go.jp/a_menu/other/1411332.htm#1411332
新時代の学びを支える先端技術活用推進方策(中間まとめ)
http://www.mext.go.jp/a_menu/other/__icsFiles/afieldfile/2019/04/10/1311332_01.pdf


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