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iパス(ITパスポート)ってぶっちゃけどうなん?

ぶっちゃけどうなんでしょうね

弊社はITパスポート試験に合格するための講座やテキストを販売しており、理由はもちろん「iパスはみんなが取るべき良い資格だと思っているから」です。

ただ、かと言って全人類あまねくiパスを取れと押し売り商法したいわけでもありません。こちらが良いと思っているものを、良いと思ってくれる相手に届けたいのは当然の気持ちです。

そこで、なんでiパスがいいと思うのか、どういう人にオススメするか、見解をまとめたいと思います。最終的に弊社の教材を買ってくれたら一番うれしいけどそうでなくてもiパスのことは知ってくれ!

そもそもiパスって何を目的とした資格なの

これはもう公式サイトの文章が全てなので引用します。

iパスは、ITを利活用するすべての社会人・これから社会人となる学生が備えておくべき、ITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験です。

○どのような業種・職種でも、ITと経営全般に関する総合的知識が不可欠です。
○事務系・技術系、文系・理系を問わず、ITの基礎知識を持ち合わせていなければ、企業の戦力にはなりえません。
○グローバル化、ITの高度化はますます加速し、「英語力」と共に、「IT力」を持った人材を企業は求めています。

(引用元はこちら↓)

弊社なりの解釈も交えて噛み砕いて言うと…

IT使わない仕事なんてもうこの世に無いよね?」
「エンジニアとか専門家じゃなくてもみんな何かしらは絶対使うよね?」
「むしろセキュリティとか個人情報とか考えたら、ちゃんと使えない人に業務させるのヤバいよね?」
「じゃあ専門家レベルとまでは行かなくとも、『私は一通りのビジネスレベルのIT知識とスキルは持ってますよ』って言えた方がいいし、そのレベル感は世間に示しておいた方がいいよね?」

という観点から誕生し、一般のIT利用者向けの資格として、いま色んな企業・組織から受験を推奨されているのがiパスです。

ビジネスレベルのIT知識やスキル、初歩的なビジネススキルを証明する資格です。

補足:iパスが生まれた歴史的経緯

歴史的経緯から考えるとiパスの存在意義と立ち位置は分かりやすくなります。

80~90年代ぐらいまで遡っても、後の現代まで続く技術者向けの資格はすでに色々ありました。
が、90年代半ばから、だんだんコンピューターが技術者だけのものではなく一般利用者も触るものとなっていきます。そこで、利用者向けの資格も必要だろうということでシスアド(システムアドミニストレータ試験)が新設されました。

しかしこれも、利用者向けとは言いつつ実態は技術者向け試験の初級レベルと重複している部分が多く、例えばプログラミングの知識も多少必要だったりしました。

「非エンジニアのIT利用者」にとって、インターネットのセキュリティ対策のこととか表計算ソフトの操作方法とかは知っておくべき知識でしょうが、C言語でプログラミングできる必要はあるのでしょうか?事務員が業務でC言語使うかって言ったらまず使わないでしょう…。

そうこうしているうちにITは加速度的に進化し続け、2000年前後にガラケーが流行りだしたと思ったら2000年代後半には最初のiPhoneが生まれるほどの速度で、ITの利用され方は目まぐるしく変わっていきます。もはや日本人ほぼ全員が何かしらのIT利用者と言えてしまう時代になりました。

ということで、2011年。いよいよ中途半端な立ち位置になったシスアドは廃止され、シスアドからさらに難易度を落とした、本当の意味での「IT利用者向けの資格」を改めて新設することとなりました。
それがiパスです。

もしかして、技術者はiパス取らなくていい?

ぶっちゃけそう思う…

エンジニアになりたくて既にプログラミングなどもやっているような人は、技術者向けの初級試験である基本情報(基本情報技術者試験)を目指した方が良いと思います。

ただ、学生さんなどでまだ進路を迷っている段階ならiパスの勉強は決して無駄にならないはずです。これから説明しますがITに限らずビジネススキルとかも範囲なので。

iパス試験ってざっくり何を問う試験なの

3分野の知識が問われます。

ストラテジ系:企業の経営戦略とか法律とか

マネジメント系:(主にシステム開発するときの)開発手順の管理の仕方とか、自社のITシステムを運用するときの管理の仕方とか

テクノロジ系:コンピューターやアプリやインターネットの技術、セキュリティ対策など

ITと聞いてなんとなく想像される「パソコンの技術とかの問題」はほぼテクノロジ系の分野で、試験問題の出題数で言うと実は全体の6割ぐらいです。
ストラテジ系からはビジネス戦略や財務、労働関連の法律の問題なんかも出ます(と言っても初級的な内容ですが)

広く浅くなんでも試験に出る、がiパスの特徴と言えます。

ゆえに、企業や地方自治体などからすると「新入社員(職員)にとりあえずiパスを勉強させとけば、必要最低限を広く浅く覚えてくれるだろう」という期待があり、社会人入門勉強としての需要が高いわけです。

企業に需要があるって言うけど具体的にどれぐらいの企業数で企業名は!ぼかすのはずるいぞ!ソースを示せ!

はい。
ここに載っているのもほんの一例に過ぎないと思いますが、たくさんありますね。

試験って難しいですか?

令和2年度の合格率は58.8%でした。これが難しいかどうかは…あなたはどう思う?

少し主観的に話すと、専門的な資格に比べれば合格率は高い方でしょう。難しすぎるということはないと思います。手を抜かず真面目に勉強すれば合格できるだろう、ぐらいの難易度。

ちなみに公式サイトの統計データでは地域別や業職種別のデータも見られるのですが、
なぜかIT系の仕事をしている人より非IT系の仕事をしている人の方が合格率が高いです。
これは完全に私の想像ですが、IT系の人の方が「iパスなんでチョロいやろ」とナメてかかって撃沈しているのかもしれませんね…。広く浅いので、技術者が特別有利ということはないのでしょう…。

統計情報はこちらから閲覧できます。

つまり…どういう人向けなんだってばよ?

すべての社会人向け。社会人なら全員持ってていいと思う。でも社会人になってから資格勉強するのは辛いので学生のうちに勉強するのもいいと思う。

ただし、現状この資格は免許ではありません。
例えば建築現場のクレーンを扱うためにはそれ専用の技能講習を受けていなければなりませんが、iパスの資格を持っていないと従事できない業務というものは現状ありません。

なので既に明確に進路を決めている人は、その専門スキルや業務に直結する資格を優先した方がよいでしょうし、とにかく何でもいいから仕事に困らない資格が欲しいというなら、免許となる資格の方が何かとつぶしが利くかもしれません。

逆に言うとこれらに当てはまらない人…一般的な業務に従事する人や、まだ就職先を確定させていない人は、iパスが役に立つはずです。

前述のとおり、iパスを採用活動に利用したり、新入社員教育の一環としてiパスを取らせる企業や組織も様々な業職種に存在します。特に若い人にとっては勉強する意義の大きい資格と言えるのではないでしょうか。

以上です!最後に弊社教材の紹介

ということで、iパスは素晴らしいぞというプレゼンをさせていただきました。ここからはダイマします。はい。

講義動画、テキスト、過去問が解けるシステム、コミュニティ、などをワンセットにした教材を販売しております!

チャットなどでいつでも勉強の相談にも乗りますので(買い切り商品なので追加の怪しいサポート料とかは取りませんよ!)
iパスの資格が取りたくなった人はぜひ下記サイトを見てお申し込みをお願いします!


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