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【駐在中】手術を受けることになりまして

EDUBALアンバサダーのRanです。今回は、赴任中は極力お世話にならないようにしたかったはずの病院とプチ手術のお話です。どこの国にいても健康ほど大切なものはありませんね。暗い話ではないので、こんなこともあるんだなとサラッと読み流してもらえたらと思います☆

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シンガポールの医療事情

シンガポールのお医者さん事情は良く、医療技術が高く日本人医師もたくさん働いていたため、たいていの科は日本語で受診できました。例えば日本人の産婦人科にかかっていても、出産時にはローカル医師が立ち会い必須などのルールはありましたが、基本的に母国語で受診できる安心感は非常にありがたかったです。

突然の爆発

ある日、子供の耳付近が青紫色に変色、膿でパンパンに腫れ上がり、爆発しました。生まれつき耳の脇にある小さな穴に菌が入ったのでした。シンガポールは自宅コンドミニアムにプールがあるのがスタンダード。毎日プールで遊んだ結果こんなことに😱慌てて受診しましたが、手術になるから大きな病院に行ってくださいとのこと。なんですと?!

問答無用?!の手術決定

紹介先は総合病院のローカル医師の耳鼻科。赴任してすぐで不安だったこともあり、念の為、保険付帯の通訳の方をお願いして受診しました。これは大正解で、通訳として以上にシンガポールの病院事情が聞けたことが大変助かりました。総合病院とはいえ、医師は個人で独立して病院の建物内でクリニックを運営、手術のとき病院の共用設備として手術室を借りる形で、日本の総合病院の勤務医とはまるで違いました。
子供に優しい年配の耳鼻科の先生は、手術しない選択はナシ、小さな子の全身麻酔に難色を示してもノープロブレムだとはっきりバッサリ。傷が落ち着くのを待って全身麻酔での手術が決定しました。

手術当日のこと

いよいよ当日。まずは事務受付ですが、予定請求額を見て書面を二度見👀30分の日帰り手術でこんな金額?!嘘かホントか「シンガポールは医療費と医療技術が比例する」という話が頭をかすめ、通訳さんの「妥当」の言葉を信じて恐る恐る了承(笑)。紹介先がシンガポールで1−2を争う高級病院だという噂は嘘ではなかった模様。

さて、小児科病棟はフロアごと子供仕様で可愛く緊張が少し和らぎました。病室に着くと看護師さんが来て、子供と付き添いの2人分の食事を選ぶようにとタブレット端末を渡されました。基本は日帰り、長くても1泊なのに謎に5回分もの食事を2人分チョイス。デザートなどのオプションもたくさんあって、「ホテルなの?」と聞きたくなる状況。

小児科は壁に絵が描かれて楽しい雰囲気。

着替えを済ませて隣の棟にある主治医の先生のクリニックで術前診察を受け、手術までは病棟で待機。予定時間が近づくと、歩けるのにベッドごと運ばれるので、子供がより小さく弱々しく見えてなんだか不安に。私も不織布を身に着け準備。前の手術が長引いているらしく、手術室前で長々待機。先生もまだかまだかとウロウロ。

足の先はベッドの長さの半分ほど。

いよいよ順番が来ると、ベッドごとみんなで手術室へ。先生が優しく話しかけ、子供と和やかに会話を交わし始めました。看護師さんが麻酔の吸入マスクを口に当てると、あっという間に寝てしまい、母は退室。

手術のあとは

先生が出て来ると、状況報告をもらって無事に終了。病棟に戻るとひたすら我が子が目覚めるのを待つしかない。たまに、本当に目が開くのだろうかと不安にもかられながらひたすら待つ。

術前待機中(左)、術後の痛々しい寝姿(右)
カーテンやパジャマも小児科仕様。

ようやくぼんやり目を覚ました頃、事前に選んだ食事が運ばれてきましたが、食欲もあまりないしそもそもしっかり起きられないくらいだるそう。

親子二人分の食事を前にうたた寝。ようやく起きて渾身のピースも食は進まず。一番スタンダードなチョイスをしたけど、食事制限もないのでとても病院食には見えない。

こうして延々と時間ばかり過ぎ、いつ退院できるのかちょこちょこ確認も、どうもはっきりしません。体調を見てなのでしょうけど…でも誰も体調を観に来ないけど…(笑)。結局退院できたのは午後8時。ヘトヘトになって帰りましたが、経過が良好だったので全てOK!

教訓なんてないけれど

赴任してすぐ、身内の手術、手術室に入ったのも初めて、そのためこの出来事はかなり衝撃的な駐在中の記憶となりました。気をつけていても防げないこともあります。月並みですが、保険の大切さを本当に痛感しました。
ちなみに術後の請求額は予算額+1,000 S$・・・誤差?!同日2度目の二度見👀
滞在中に術後ケアも済み、今では手術痕すら誰も気づきません。手術のおかげで実は日々の小さなケアが不用になり、状態は良くなりました。

駐在先での生活を楽しむにも、毎日プールに行くにも、勉強に打ち込むのだって、健康でなくては何もはじまりません。それはどこの国にいても同じ。恐れすぎず、過信せず、人生をエンジョイできるようにしたいですね。




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