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文学、エッセイ

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記事一覧

【小6と読書】価値観はどこで染み込んだのか

長女が日本では6年生になりますので、タイトルも【小5の読書】から【小6の読書】に進級です…

【本】大人の恋愛。

二週間空いてしまいました。 このところ過去に読んだことがない作者の小説を読もうと思って、…

【小五と読書】誰もひとくくりにできないから

成長しながら、絶えず変化していく自己認識。 子供の頃の「自分は特別だ」という感覚。 思春…

【小五と読書】え、翻訳本かと思ったミステリー

ひたすら、アガサクリスティ氏と赤川次郎氏を読んだのは小5の時。そのあとぱったり読まなくな…

【小五と読書】等身大でいられるときは、一瞬

図書館が遠かったせいか、「借りた本を返しに行く」のは、ちょっと億劫に感じる方でした。だか…

【本】文豪大集合。谷崎、川端、芥川、誰が年上か知ってますか?

自分で本屋で本を選ぶようになったときには、すでに日本の文豪の作品は、常用漢字で記述され、…

今、改めて『1Q84』

発売された当初に読んで、あんまり好きになれなくて、そのままにしてあった『1Q84』。 小学四年生の時に同級生だった、一人の男の子と女の子が、全く別の人生を歩みつつも、大人になり、超自然的に引き寄せ合う物語。 今、この記事を書くにあたって、さらっとレビューを見たのですが「面白かった」という人が思ったより多くて、実はびっくりしています。 というのも、発売当初に読んだ時、オウム真理教やその他の新興宗教を彷彿とさせる不気味さの中に、全編にわたってかなり暴力的で、歪んだ性行為の描

【本】今、再び話題の絵師の本

今、京都で『若冲と応挙』展覧会が開催中だそうですね。 若冲といえば、円山応挙と並に、江戸…

【小五と読書…ならず】最後のおやつは何にする?

小川糸氏の本を2冊まとめて読みました。 どちらも、美味しさを見つめることを通して、命に限…

【小五と読書】理系男子の生態がわかる?物事を突き詰める醍醐味

面白い本を立て続けに読んでしまうと、すぐ追いつかなくなるこの読書記録note^^; 後で見返す…

【小五と読書】鎖国ジャパン。その、代償

表題からは、何のテーマかわからなかったのですが、中島京子さんの小説は、見かけたらつい手に…

【本】こんなに哀しい恋愛小説

あんなに好きだったことは覚えているのに 今はそうじゃない 恋愛において、一番哀しい瞬間を…

小説家の、小説ができるまで

そんな気なしだったのですが、立て続けに、小説家による「小説ができるまでのエピソード」を読…

【小五と読書】繰り返し読みたい小説3冊

新しい本をどんどん読んでいきたい時と、好きな本を何度も読んでいたい時。どちらもありますよね。 最近、和書では、長女がこの3冊がお気に入りの様子 箱根駅伝を目指す大学生の青春を描いた作ですが、三浦しをんさんの中で私も一番好きな本。「雀荘ってなに?」とは言っていましたが、発起人の男の子が軽やかにつく優しい嘘に感じるところがあったようですし、これくらいの小説が楽しく読めるようになったことが嬉しい作品でもありました。 こちらもすでに記事にしていますが、保護者が変わりつづけ、血縁