見出し画像

誰かの目線で暮らしが深まるローカルメディア「まちまち眼鏡店」

柳 スルキ

まちの人の多様な視点を「眼鏡」に見立て、記事として、また、動画やラジオ音源としても紹介していきます。
まちに関わる人たちが、どのような見方でまちを見ているのかを追体験できる仕掛けをさまざまな人に声をかけながら記事となる「眼鏡」の準備をしていきます。
「まちまち眼鏡店」を運営するスタッフは「店長」「副店長」という言い方をし、関わる人や興味を持ってくれた人みんなで作り上げるため、編集長は不在の体制をとっています。

今回は、私「副店長」の柳が「まちまち眼鏡店」を通じてこっそり思い描いていることをお話したいと思います。
私は本メディアを運営する会社、株式会社HAGISOでは、まちの教室KLASSのイベント運用の担当を行なっており、「暮らしと学びを近づける」をコンセプトに地域の方が教え、教わることができる学び場を作っています。

イベントを企画する中で出会った方や興味を持ってくれた方との交流の中で日々このまちの魅力に気付かされています。コロナがきっかけでイベント参加の方が徒歩圏内の方が多い傾向にあり、最近では参加者との会話の中で「最近この街に引っ越してきたんだけど、ランチはどこがおすすめですか?」など生活圏が近いからこそ、より日常会話を楽しむ様子をお見受けしています。新しいまちでの居場所としてKLASSを利用してもらっているような感覚です。

しかし、コロナ以前より一緒に場を盛り上げてくださった参加者、毎月来てくださっていたあの方は今どうしているのだろうか、と思いを馳せることがしばしばあります。

この「まちまち眼鏡店」でのメディア発信をし続けることで関係性が突然途絶えることなくゆるくつながる場をつくることができると思っています。今までKLASSを通じてこのまちに来てくださった方にも届けられるものにしていきたいなと思います。

谷根千ご近所と私たちが呼ぶこのエリアで、月に一度実際にみなさんとお会いしながらまちのいろいろな場所で交流できるイベントを行っております。これは「まちまち眼鏡店」の会員同士はもちろん、興味がある人ならだれでもふらっと立ち寄れる場をまち中のどこかで開放します。当日は店長の坪井と副店長の柳がお茶やお菓子、時間帯によってはお酒を振る舞います。

これからどのような眼鏡が揃えられるか楽しみに今まで以上にまちに出向いて行きたいと思います。


<プロフィール>
柳 スルキ
「まちまち眼鏡店」副店⻑
1993年に韓国生まれ。HAGISOのまちの教室KLASSで、「暮らしと学びを近づける」をコンセプトに、近所の大工さんによる箸作りや金継ぎ教室など、この土地ならではのクラスを開催。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?