【ボードゲームの教育への応用の実例編②】〜考える喜びと目線に着目して〜
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【ボードゲームの教育への応用の実例編②】〜考える喜びと目線に着目して〜

エドギフト

はじめに

ボードゲームを活用した教育に関して、「能動的に考えるようになる」というポイントにフォーカスして、これまでの私たちのワークショップでの経験(観察研究)、及び名古屋大学で開講されているボードゲームで遊ぶ授業を参考にしながら説明していきます!

こんな人にオススメ!🔰
・教育現場にボードゲームを活用したい人
・ゲーミフィケーション教育に興味のある学生
・教育全般に興味のある人
・ボードゲームを普及したいという熱意のある人
・ボードゲームが好きな人


ボードゲームとは

駒やカード、ダイスなどを用いた非電源型の卓上ゲームのことで、日本人なら人生ゲーム、ジェンガ、人狼ゲームなんかが有名ですね!🌸


幼少期に大切な「能動的に考える」体験

能動的に考えるということは非常に大切なことです。なぜなら、これからの時代に必要と言われている、課題解決能力や計画作り、予期せぬ事態への順応力といった能力は、「能動的に考える」ことから始まるからです。

『考えることが楽しい!』

そんな気持ちを持つことから能動的に考えることは始まります。
それを自然と行えるのが「ボードゲーム」の強みです。

私たちのワークショップでは、毎回子ども達には新しいボードゲームを紹介し、ルールを理解してもらいます。そしてどうプレイすれば勝てるのか考えます。子ども達にとって、新しいボードゲームは冒険であり、とてもワクワクするものです。

実際にプレイしてみると、予想していないことが数多く起こります。そんな中で、いろんな場面を考えて、予測し、最善の手を打つ。そんな経験を積み重ねていくことで楽しく考えることに慣れていきます。

実際に子ども達がプレイしている様子を見ていると、子ども達は真剣な眼差しでボードゲームを見つめ、考え、悩み、決断していきます。

ボードゲームの遊んだ後は
「もっと考えたかった!」
「あそこで間違えたから負けちゃった!」
「もっと強い人とやってみたい!」

そんな発言が生まれていました🍀


目線に着目して考える

特に子ども達の目線に着目すると、非常に早いスピードで目線が動いていることがわかります。ここで子ども達は目線を動かして、盤面を何度も確認して、認知し、状況を理解しようとしています。

さらには、右上を多く見る傾向が見られました。(観察研究)これは過去の記憶や体験を呼び出している時に見られる目線の動きだと言われています。
参考:明石こころのホスピタル COCORO, https://www.akashihp.com/blog/blog-psychology/7180/

このことから、子ども達は何度も盤面を確認しては、そこからこれまでの経験に基づく最適解を導こうとしていることがわかります。

さらにそれを楽しそうにやっている。これほどまでに頭を使っているのに、考えることにワクワクしている。これはボードゲームにしかできないのではないでしょうか。

⚠️全てのボードゲームでの普遍的な結果ではありません。エドギフトのワークショップで利用する一部のボードゲームでの結果です。詳細な研究内容に関しては研究スポンサーに公開します。

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名古屋大学の授業でもボードゲームが使われている

実は名古屋大学では「ボードゲームを究める」という授業が開講されています。そこでは、考える喜びを感じるということを目的として、様々なボードゲームを遊び、その過程で他者と戦略を考えたり、コミュニケーションを取ったりすることで、社会に出た時に役立つ能力を獲得します。

大学の授業でも使われているボードゲーム

有益じゃないわけないですよね。

エドギフトのワークショップにもアドバイスなどをいただいている、名古屋大学の情報学研究科有田隆也教授がこのボードゲームで遊ぶ授業を担当しています。

参考:名古屋大学基礎セミナー「ボードゲームを究める」, https://ocw.nagoya-u.jp/index.php?lang=ja&mode=c&id=25&page_type=index


結論

ボードゲームを通して子ども達は考える喜びを感じるようになります。発言や目線の動きからもわかるように、楽しくワクワクしながら、考えることができるのはボードゲームの強みです。これは部分的な研究内容ですが、これからも研究を進め、ボードゲームを教育に活用するメリットについて広めていきたいと思います。


エドギフトのワークショップの様子

エドギフトでは上記のようにボードゲームの教育への応用について研究しています。またボードゲーム作りで成功体験を届けるワークショップも行っています。

ワークショップでは、ボードゲームのルールを理解して、アイデア発想やオリジナル材料を使って、自分だけのボードゲームを作ります。対象は小学生です。興味のある方はホームページ、Facebook、Instagram、Twitterなどをご覧ください!

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エドギフト研究チーム
名古屋大学経済学部4年
名古屋大学大学院工学研究科修士2年
情報科学芸術大学院大学メディア表現研究科修士1年
名城大学大学院理工学研究科修士2年

エドギフト
名古屋大学生が企画・運営・研究しています。 世界に一つだけのオリジナルボードゲームを作る小学生向けのワークショップを行っています。 子どもたちが製作したボードゲームで遊ぶことで子ども達の自己肯定感を養いませんか? https://linktr.ee/edgift