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新米インテリアコーディネーターが、アマチュアからプロになるために必要なこと

新米インテリアコーディネーターに足りないこと、それは、ズバリ知識と経験です。はじめた当初は「インテリアが大好き」の一念の方が多いですが、この2つを持っていないからこそ、自信もないし、とかく仕事において逃げ腰になりがち。
おのれの未熟さに泣きそうになりながらも、どうにかしたい、でもどうしたらいいかわからない、と悩んでいる新人さんはとっても多いです。

では、どうすればインテリアが大好きなアマチュアから「インテリアのプロ」になれるのでしょうか。

常に問われる、プロとしての責任感

プロとしてインテリアの仕事をする上で必要なことがありますよね。
たとえば、インテリアの知識、経験、情報・・。

大事なことは色々ありますが、その前に、アマチュアとプロの違いってなんでしょうか。
わたしは、
アマチュアー自分のために、自分がやりたいように作り上げる
プローお金を払ってくださるお客様のために、責任感を持って120%の結果を残す
だと思っています。

お金が発生した時点で、プロへのスタンスを切り替える必要がありますね。

わたしはプロのインテリアコーディネーターとして必要な責任感とは、
・自分に任された仕事を、最後までやり遂げる
・仕事に関わるすべてを自分事としてとらえる
だと考えています。

与えられた仕事を最後までやり遂げていますか?

なんで私だけ地味な雑用ばかりをやらねばらないのか・・と新米インテリアコーディネーターはよく思うことがあると思います。
新人だとまだ任せてもらえる仕事も少ないですし、下調べや資料の収集など、地味な仕事が多いですよね。

でもね、こう思ってください。
今地味な仕事をしているのは、あなたがプロとして信頼されるための次へのステップなのだと。
与えられた仕事は、必ず完遂すること。それが次のステップへの課題です。

下調べでメーカーに連絡したり、資料を探して事務所の本棚を整理したりって、そんなに重要に思えないかもしれません。
でもね、みんな見ています。
あなたが、与えられた仕事を責任を持ってやり遂げられる人物なのかどうかを。
あなたが、与えられた仕事をやりこなす才覚がある人物なのかどうかを。
あなたが、地味で面倒な仕事でもしっかり向き合える誠実な人物なのかどうかを。

つまりは、仕事に対して誠実な人物なのか、そして、仕事のメンバーとして信頼に足る人物なのか、ということも同時に見られているのです。

どうやってプロとして信頼を勝ち得て行くか?ということにも繋がります。
仕事の信頼は、仕事で積み重ねて勝ち取るしかしかありません。
だから、信頼を得るためにも、受けた仕事は最後までやり遂げましょう。

プロの覚悟を持って仕事をしていますか?

現場から「この仕様だとOOがつけられないけれど大丈夫?」と聞かれた時、「知りません」「それ、私が担当じゃないので」「それは私ではない人に聞いてください」というような事をついつい言っていませんか?

知らないという言葉は正直で良いと思いますが、プロとしてはその言葉はどうでしょうか。
あなたがいくら誠実に正直に言ったとしても、この業界、特に職人さんや現場監督といったプロ気質の高い現場の人たちからは「この人はプロとして仕事をしてないな」と思われてしまいがち。
さらに「覚悟がないな」「能力がないな」と思われてしまいます。

知らないことや自分の担当ではないではない場合、その旨を伝えた上で「その質問は、メーカーに調べて折り返し連絡します」「責任を持ってOO時までに回答します」など、聞かれたことは自分の問題として責任をもって相手に回答しましょう。
知らないからといって適当に答えたり、自分には関係ない、という姿勢は、プロではないですよね。

こんな時、プロのインテリアコーディネーターとしてどうすべきか?

ここに挙げた例はほんの一例ですが、でも、上に書いたように、あなたがプロとして今後やっていけるかどうかというのは、周りがプロとしてあなたを信頼してくれるかということに直結しているように感じています。

他者からプロとしてみられるかそうでないかは、あなたの言動から判断されています。つまり、あなたがプロでいたいか否かというあなたの思考があなたをプロにもするしアマチュア止まりにもするのです。

どうしたらプロでいたいという思考になるのか。
これはシンプルです。
「こんな時、プロならどういう言動をするべきなのか?」を常に自問自答することです。

あなたの言動には、正直、正解不正解なんてありません。ただ、プロとしてこの言動は正解なのか、もっと改善できたのだろうかを考えることは、あなたのプロフェッショナル度をあげる上で重要な意味を持ちます。

プロとして名乗るか名乗らないかはあなたが決めることですが、プロとして認めるかどうかは、あなたの周りのお客様や職人さんや現場監督さんが決めることです。
その意味では、プロになるためには、あなたの日々の言動がとても重要です。

仕事の経験や成果のレベルはどうであれ、仕事の信頼を日々勝ち得て行くこと、それが、あなたを一つずつプロにしているのだと思っていきましょう。ふぁいとっ!!


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