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地図を読むのが苦手な人に共通している「癖」とそれを直すコツ


はじめに:道案内をして気づいた共通点


こんにちは、えだまめです。

 私は以前「個人的に思う道案内をすることの難しさ」をテーマにnoteに投稿させていただきました。一カ月くらい前くらいでしょうか。一応リンク張っておきます。先に言っておきます。今見ているこの記事は紹介している記事の続編、という訳ではないです。なので見ていただかなくても大丈夫。後から興味でも湧いたら読んでいただければ十分です。

 ありがたいことに自分の記事ではけっこう数字がいいんですよね。なぜだか知りませんが。まあ、みなさま本当にありがとうございます。

 要約すると、普段のアルバイトで敷地内、市町村内レベルでの道案内を主な業務としている大学生が道案内をしているときに何を考えて案内しているとかを書いたわけです。その道案内の際、私は多くのお客様とお話して気づいたことがまだまだたくさんあります。今回はその中の一つがテーマ。
 ズバリ、「地図が読めない人には明確に共通点があり、それが原因ではないか」ということです。もしこれを読んでいる方が方向音痴で、もしそれを直したいとか思っているのであれば多少の助けになるかもしれません。もしかしたら今より地図とか読みやすくなるかも。あくまで経験からくる個人的意見が多いのであまりそこまで責任は持てませんが。


地図で説明して伝わる人、そうでない人

 私は道案内に限らず、何かをお客様に尋ねられた際、大抵言葉以外のものも使って説明します。例示するなら仕事の時に持っているバックに20種類程度の地図なり観光パンフレットとかが入っているのでそれを使ったり、そこらへんにある地図付きの看板や観光説明版を使ったりします。
 理由は簡単です。口だけで説明するよりも圧倒的にお客様の頭の中で思い描きやすいと考えているから。お客様は何も分からないのでこちらに尋ねてこられるということは敷地内がどうなっているのかなんて皆目見当がついていないはずです。その「よくわからない場所」をできるだけとり除くのが仕事なので分かりやすく伝えようとするためにいろいろ小道具を使うのは当然です。これは雇用先全体での方針ですが、別に至極当然、やって当たり前のものだと私は思います。

 この工夫でほとんどのお客様は地図を使って一通り説明すれば理解していただけるのですが、たまーに全然伝わらない方がいらっしゃいます。
「じゃああっちにいけばいいのね」と言って逆の方向を指さされると「あれ?本当にさっきこの方に説明したよね?」と疑心暗鬼になってしまいます。言い回しを変えてもう一度伝えてもダメ。どこで躓いているのかを確認し、そこを修正しながらゆっくりと説明して、ようやく無事に道案内完了ということがまあ何度かあります。体感全体の3%くらいかな。
 もちろん私の説明力不足もあるのかもありますが、この手の方々は圧倒的に同じ部分で躓いていることに気づきました。それは行きたい場所(目的地)ばかり見て自分が今どこにいるのかを全く把握しようとしないのです。これがタイトルにも書いた、共通している「癖」だと思うのです。


現在地を見ろ、現在地を。

 もう言葉の通りですよ。地図を渡しただけだと、目的地を探すだけで満足して地図を見ることをやめています。そして説明しているときに相手の目線を確認してみると、説明そっちのけで目的地周辺の地図だけをずっと見ているのです。自分がどこにいるのかもわかっていないのに。なんだかもったいないなぁ。といつも思ってしまいます。
 なので、タイトルにも書いた「地図を読むのが苦手な人が読めるようになるコツ」というのは、現在地から順番に目的地まで追っていくこと、もっと難易度を下げるのであれば「現在地をしっかり把握する」ということです。

 具体的に状況を設定しながら考えてみることにします。ちなみに設定はフィクションです。今考えました。

 あなたは観光客。県外のとある城跡に車で来ました。そこまで著名な城ではなく、天守も残っていないものの、ある角度から石垣を撮った写真が絶景だと人気になっています。そこから景色を見るためにふらっとやってきました。駐車場に車を停めて外に出ると観光案内板があります。しかし案内版は非常に簡素で、城内の地図は書いてありますが現在地の表記がありません。

設定的にはこんな観光地かな?(写真は今帰仁城)

 この状況では下調べなどをほとんど知らない状況なので恐らく多くの人は 観光案内板を見に行く→地図で目的地までのルートを確認する→その場所に向かう というプロセスを踏むはずです。
 特に「地図で目的地までのルートを確認する」という工程は「現在地」「目的地」という2つの点を見つけ、「道」という2点を結ぶ線を探す、3つの要素を順番に見つける作業とざっくり解釈できます。

 で、この観光案内版を見てこの目的地までのルートを確認するとき、地図を見ることが苦手ではない人は現在地を比較的早く把握できるはず。なぜなら駐車場から出てきたばかりですから駐車場にいるとわかるはずです。駐車場を地図の中で探したら現在地は比較的簡単に割り出せます。現在地が書かれていない地図は不親切かもしれませんが、ある程度周りの状況を見れば今いる大体の場所を割り出すことはできるのです。後は地図から目的地を見つけて、そこまでの道をつなげる作業となります。
 地図を読むことが苦手な方はこの思考の流れがうまくできていないのではないでしょうか。自分が駐車場にいることに気づきましたか?
 現在地が把握しようとせず相対的に目的地に強く注目してしまう。しかし1点しか求まらないので線を探す作業自体が不可能であり、結局地図を見ても目的地しか分からないのではないでしょうか。


地図だけを過信するのはNG

 ここまで苦手な人はなぜ地図が読めないのかについて考えましたが、ではどうしたら地図が読めるようになるのか、道をみつけられるようになるのかというところについて考えていきましょう。
 今回の状況に合わせて簡単に考えるなら「現在地を見つける」ことなのですが、もっと深く考えるのであれば、それは地図を過信しないことだと私は考えます。地図苦手な人ほど、実は地図を過信してるのでは?

 地図というのは図やイラスト、写真、テキストなどを使用して受け取り手に対して情報を提供するツールです。しかし多くの情報を伝えるために何かが犠牲になっているものもあるのです。
 デフォルメされた地図は単純に見やすいですが細かい施設や道を省略していたり、実際の縮尺を歪めていたりします。また、アイコンや文章を書けるスペースは有限ですから考え得る全ての情報を載せるというのも無理があります。描きすぎてもごちゃごちゃするので。
 それに、地図は基本的に平面、2次元で描かれます。これに対し、私たちが生きているこの世界は3次元です。さらに、ほぼすべての地図は上からの俯瞰視点で描かれますが、私たちは基本横から景色を見て判断します。
 …まあたらたらと書きましたが、要は地図って意外と実態にそぐわない部分が多いよってことです。

 かといって実際に周りだけを見渡しても目的地が見えるとは限らないし、看板や地図なしでは全く行き先までの情報を拾えません。観光サインから情報を得ることは大切です。つまり、観光案内板などを見ながら、周りから見える景色も見て総合的に判断することが重要だと思うのです。ちゃんと地図と現実をリンクさせる、その作業ができると自分がこの地図でどこにいるのか把握しやすく、今いる場所から目的地に行く際には困らなくなるのかな、と考えました。
 


まとめ

 まとめです。あくまで個人的な経験則にはなりますが考えたこと、感じたことをいろいろ書いてみました。とりあえず自分がどこにいるのかを把握することが方向感覚の第一歩です。そうだと思っています。方向音痴とか地図読むのが苦手なら地図と現実を両方見て「この地図上なら私はここにいる、こっちの方角を向いている」という検討をつけてみるだけでもいい訓練になるはずです。
 まあ最初に書いた通り他にもいろいろ考えたり気づいたりすることがいっぱいあるので書けそうだったらいろいろ書いていこうと思っています。最後までご覧いただきありがとうございました。おしまい。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
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