見出し画像

妄想沖縄旅行(三日目・午後)

 午前中のシュノーケリングが楽しかったので、午後はのんびりしてもいいかなあと思う。というより何をやったらいいのか迷っている。

 子供が小学生ぐらいだったらジェルキャンドルづくりやシーサーの色付けをしたら喜びそう。でも、その年齢はとうに過ぎた中高生だし、すでにそれらは何回か経験済み。旅行先の10代はふだんより優しい感じではあるので、やればそれなりに楽しい時間は過ごせそうだが、今回は違うことをやりたい気分。

 そうだ!新しくできた那覇の水族館に行ってみるのはどう?提案すると概ねOKらしい。昨日の美ら海水族館、今日のシュノーケリングに続き、また魚を見に行く。サカナ、サカナ、サカナ~という歌が聞こえてきそう。私の水族館愛に協力してくれる家族に感謝しつつ情報集め。

 どうやらそんなに広い施設ではなさそう。「イーアス沖縄豊崎」というショッピングモールの一角にあるようだ。なので、駐車場はあるし、飲食店も入っている。ランチはアレルギー持ちのうちの子たちも食べられるメニューがある「丸亀製麺」に決定。

 さあ南へ急ごうという気持ちと、緑豊かな北部を離れる寂しさが交錯する。少し後ろ髪を引かれながら、いざ豊見城(とみぐすく)へ。

 まずは遅めのランチをいただき、「DMMかりゆし水族館」に入る。アカデミックにいきものを観察するというよりは見て楽しむという感じらしい。魚のほかにペンギンやカワウソもいるし、映像や展示も工夫がされている。公式HPや実際に訪れた人のブログを読んですっかり見学した気になっているが、実際にはまだ行ったことがないので、DMMかりゆし水族館は本当の妄想。コロナが収束して沖縄に旅行ができるようになったら行きたいなあ。辛口コメントも見かけたけれど、百聞は一見に如かず。行って確かめよう。

 ホテルに向かう。沖縄旅行最後の宿泊地は那覇。夫は私たちをホテルの玄関で降ろし、レンタカーを返却しに行く。なぜ3日目に返してしまうかというと、最終日に那覇空港近くのレンタカーのお店に車を返して、マイクロバスで空港まで送ってもらうのは結構時間がかかるから。小さい子供やシニアが一緒だったら最終日までレンタカー一択だが、動ける&荷物が持てるならこのやり方がオススメ。最終日の移動はゆいレールやタクシーでサクサク。ちなみにホテルはアクセスに便利なロワジールホテル那覇。

 夫がレンタカーを返しているあいだにチェックインを済ませる。子供たちと部屋でくつろいでいると夫が戻ってきた。夕食まではちょっとだけ自由時間。素敵なプールのあるホテルだけれど、プールで泳がなくていいらしい。もう小学生じゃないものね・・・そうだよね、と子供の成長を受け入れる。

 空が暗くなってきた。夕食はプールサイドでバーベキュー。まだプールで遊んでいる人もちらほらいるが、こちらは食べる食べる。まだ気温の高い屋外で火力の熱さも感じながらの食事は暑い。美味しいけど暑い。お肉以外のメニューはバイキング形式なので取りに行くのだが、取りに行く部屋がエアコンが効いていてとっても気持ちいい。食べて、涼んで、食べて、涼んで。おなかいっぱい食べても明日は水着にならないから大丈夫、なんてね。

 すっかり満足したところで、少しホテル内を散策してから部屋に戻る。ベッドの上で本を読んだり、スマホをいじったり。こういうまったりした時間も旅の醍醐味。あ~、なんだか眠くなってきた。おやすみ~。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?