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多様的で複利的なインフラを作りたい。


2か月くらいかけて、九州~四国~中国と旅をしながら各地の生活と仕事をみてきました。


将来……

どんな場所に住みたいだろう、、
どんな仕事をしたいだろう、、

そんなことを考えながら回っていました。


仕事は
都市部にしかない仕事、
地方にしかない仕事、
どこにでもある仕事、
があるんですね。

3つ目の代表例が
建築、不動産、病院、飲食店、福祉などなど。
あとは、公共事業、

いわゆる、インフラですね。



そこで、おもいました。


『インフラ作れたらめちゃくちゃ強い』って。





インフラの定義


インフラとは、生活や産業などの経済活動を営む上で不可欠な社会基盤と位置づけられ、公共の福祉のため整備・提供される施設の総称である。
出典:weblio辞書


weblio辞書さんによると、、

道路、鉄道、上下水道、電気、電話網、通信網、学校、病院、湾港、ダム、物流などがインフラサービスにあたるようです。

一般的には、公共事業のことみたいです。

いわゆる、生活に必要な衣食住、権利としての教育などですね。


仕事のあっせんなども、広義ではインフラサービスに含まれそうです。



これらを通してぼくが感じたインフラの要素は2つです。


誰かにとって、
①日常に必要不可欠であること
②日常の動線上にあること



個人レベルでいえば、

家の近所にあった駄菓子屋さんとか、スナックとか、銭湯とかはインフラの要素が含まれてるかなっておもいます。

今回はすこしその話を。。




①日常に必要不可欠であること


ここでいう必要不可欠は、生命維持機能などではなく、QOL(Quality of life)を維持する、向上するというラインで引くことにします。


たとえば、駄菓子屋さんです。

子どもの日常は、学校の人間関係の影響がとても強く、それを良好なものにすることの大切さは、必要不可欠といってもいいとおもいます。


すくないお小遣いでお菓子を選ぶこと、
買ったお菓子をもとに友達とわいわい騒ぐこと、
事故が起きないように見ててくれるおばあちゃんがいること、

こんなのが特徴的です。


子どもたちにとって重要であることはもちろん、保護者にとっても安心できる場所は必要ですから、むかしからの駄菓子屋はすごいですね。

そういう意味では、今の子どもにゲームを持たせることもある程度、インフラ要素があるとおもいます。





話変わって、スナックです。

これは、大人のストレス発散の場、コミュニティ形成という点です。
行ったことがない方も多いと思いますし、ぼくも3回しか行ったことはありません。


ただ、通う人は何年も通いつづけます。


スナックは、おいしいお酒・ご飯が出てくる場所じゃないんですね。

焼酎とナッツ類みたいな安物のセットもけっこう多くて、話を聞いてくれる若いスタッフと比較的ご年配のママがいるっていう特徴的な場所です。


つまり、話をするために行ってる……
もう少しいうと、話を聞いてもらうために行ってるんじゃないかなぁとおもいます。


人間の欲求には『自己表現』があると思っていて、『話す』はいちばん手軽に自己表現ができるツールだと考えてます。

つまり、『話を聞いてもらえる場所』は、人間の根本的な欲求を満たすために必要不可欠な場所なんですね。

その点で、スナックは必要不可欠です。


で、話していたり、何度も顔を合わせてると自然と仲良くなっていきますから、スタッフやママと話せなくても自己表現ができる相手や時間がふえていきます。



余談ですが、『話すのが好き』と言ってる人のほとんどは『自分が話す』ことが好きなだけで、
他人の話を聞くことはそこまで好きじゃなかったりしてて面白いなーとおもいます。。笑




②日常の動線上にあること


これには、2つの意味があります。

『物理的な距離感』と、『生活との距離感』です。


なるべくすぐにいける場所っていいですよね。

駄菓子屋さんだったら学校の帰り、
スナックだったら最寄り駅と家の間、
が、いきやすいです。




話し変わって銭湯です。

銭湯も、なるべく家の近所にあるほうが行きやすいですよね。これは、『物理的な距離感』です。


もうひとつ、銭湯には『生活との距離感』もあります。

というのは、お風呂が毎日入るもので、家族みんなでいける場所だからです。


今の時代に毎日銭湯ということは少ないでしょうが、いつもよりゆっくりしたい、すこし贅沢したい、というときにはピッタリです。

しかも、外食よりお金がかかりませんから、そういう意味でも行きやすいですね。


番頭さんと顔なじみになれば、世間話をするために銭湯に行くかもしれません。

別府や秩父で入った銭湯は、お客さん同士が顔馴染みでした。


そうなれば、スナックみたいな自己表現という意味も入るし、銭湯なら家族みんなで話すきっかけにもなります。







ってことで、インフラを作りたい。


だれかにとって必要不可欠で、日常の動線上にあるコミュニティを作りたいなぁとおもいます。


ただのスペースやカフェではなく、

子どもたち同士が仲良くなれる、
保護者が安心して子どもを置ける、
保護者がほっと一息つける、
地域のご年配の方が子どもや若い人たちと交流できる、
仕事終わりの方が家にストレスを持ち込まないように一息つける、


なんていう、

コミュニティが促進されるコミュニティが作れたらいちばん理想的ですね。



これからの時代は信頼貯金が重要だから日々を大切にして丁寧に貯金しよう、みたいな考えが浸透しつつある気がします。

一方で、お金は稼ぎに行くのに、信頼は稼ぎにいかないのはもったいないですね。


信頼が稼げる場所を積極的に作っていけたらいいし、信頼貯金がクチコミなんかで複利的にふえていく場所になればもっともっと良いなぁとおもいます。


将来的に何かやりたい気持ちは残しつつ、もうすこし形にできるよう考えつつ、今できることから始めたいとおもいます。



2020年11月15日
しっぱいノート215日目
えだちゃん。

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