間が怖い?待つことの大切さ
私はセッション中、お子様の自主性や考える力を育てるために、あえて知らないふり、わからないふりをすることがあります。
「さっきの答えは何だったかなぁ?」
「どうして上手くいかないんだろう?」
「どうしたら良いと思う?」
「今日はどんなことをしたの?」
お子様にこのような質問を投げかける時、そのお子様ではなく、近くにいる年上の兄弟や保護者の方が代わりに答えてしまうことがあります。
「今日は●●したんだよね。」
「●●だよー!」
「●●が間違ってるんだよね。」
ほとんどの場合、兄弟や保護者の方は、セッションや私の手伝いをするために善意から代わりに答えてくださっているのですが、他の人が代わりに答えてしまうと、私が質問している相手のお子様が自分で考えたり、自分の言葉で表現する機会が減ってしまいます。
話すことが苦手なお子様ほど、なかなか思いが言葉にならず、答えるのに何分もかかってしまうことがあります。指導内容によっては、私は何分も何十分待ってでも、お子様が自分の答えを出すまで辛抱強く待つのですが、周りの家族がそれに耐え切れず、代わりに答えてしまうことがあります。お子様を応援したい気持ちから、答えが出るまでの「間」を待てない気持ち、もどかしい気持ちはわかるのですが、その「間」、辛抱がお子様の自主性を育てる機会になる場合も多いので、周囲の方も一緒にその「間」に耐えてもらえたら嬉しいです。
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