見出し画像

メディアの役目

今回コロナショックで、われわれが強く考えされられたことの一つ。それはメディアの役割だ。

過去記事で、成長するビジネス・生き残るビジネス・消滅するビジネスについて書いたが、メディアについては以下のような愛想のない言い方をした。

6.同じ業界で明暗が大きく分かれるビジネス
・メディア:ネット社会への対応で明暗。

としか書かなかったが、マスメディアの淘汰がいよいよ始まったようだ。

過去のどのようなイベントと比較しても、日本で、報道や情報発信のあり方がこれほど問われたことはなかっただろう。

国民はどのような点に注目したか。きわめてシンプルである。


事実を正確に伝えているか。


インターネットは大活躍である。

ツイッターは今や主役だ。

ツイッターはもはや早いだけの情報伝達手段ではなくなった。

ツイッターの民のつぶやきは、きわめて良識的な意見にあふれており、フォロー先をきちんと選別しておきさえすればきわめて正確である。特に本人ツイートは、いろいろと本人の意図はあるにせよ、少なくともフェイクニュースではないので、良い。情報選別を行うことを前提にきちんと利用すれば、とても有用だ。また、システムの堅牢性の点でも最も信頼がおける。

山梨コロナ女のたたかれ方はひどかったが、あれは別の問題だ。

動画配信も大活躍である。

私は毎日18:45の『百合子の部屋』(と呼んでいる)を楽しみにしている。本人が本人のコトバで話しているのだからフェイクニュースの訳が無い。あと、今日はどんなマスクだろうとワクワクである。

ユーチューバーも社会的な存在価値を高めた。ヒカキンさんの言っていることのほうが、民放の変テコなキャスターや自称専門家より信用できる。収益化もしていないし、志も感じる。スポンサーの意向に沿ってニュースでも嘘つきかねないテレビ局より、信頼感がある。

NHKニュースは信用できるが、NHKプラスで見ると時間に制約されないのでさらに便利だ。非常時におけるNHKの女子アナ・男子アナの皆さんの頑張りは心を打ちます。わくまゆ応援してるよ。林田さん応援してます。男の子たちもとてもいいよ、がんばれ!

まとまった情報発信や双方向コミュニケーションではnoteやFacebookやラインが大活躍である。

新型コロナ関連の情報については、noteやFacebookやラインはまとまった情報発信と双方向コミュニケーションの両面で大いに貢献があった。TVや全国紙など伝統メディアの度重なる誤報や意図的な虚報を正すためにも必須となってきた。

LINEによる厚生労働省「新型コロナ対策のための全国調査」

~~~~~

マスメディアはどうか。遺憾ながら、多数のマスメディアが失格の烙印を押されたのではないだろうか。

例えば、ダイヤモンドプリンセスの事案を含む1~3月の新型コロナに関する民放のワイドショーやニュース報道を、今一度、ダイジェストでよいから再放送してみるとよい。再度見るに堪える内容のものはほぼゼロだろう。

マスメディアは、いつものように大衆がすぐ忘れてくれると思っているだろうが、ソーシャルメディアがプレゼンスでTVを凌駕しつつある今、決してそうはならないだろう。まともな視聴者は二度と戻ってこない。さらにTVのキャスターや自称専門家のとんでも発言はネット上に魚拓をとられている。いくら無かったことにしようとしても、永遠に消えることはありません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?