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「複式呼吸」は意識しないほうがいい

 前回の記事から半年も空いてしまいました(笑)クリスマスから始まったポッドキャスト番組の準備やナレーション用のボイスサンプル制作に集中しておりました。大変失礼いたしました。

 さて「呼吸」についてです。以前の記事で「呼吸は筋肉を使うので準備運動が必要」と書きましたが、ストレッチで柔らかく温めた筋肉を使って出す「呼吸」は、体全体から響く「いい声」になります。「いい声」の定義は人それぞれですが、私が考える「いい声」は「その人なりの自然な声」だと思っています。無理矢理に高くしたり低くした声はなぜか心に響かない…そう「響かない」気がするのです。

 声は「空気の揺れ」です。揺れは喉を揺らして作るのではなく、体の中で作ることが大切です。例えるなら、競技用の小さな笛の音とホルンのような太い管から出される音のどちらがグッとくるでしょうか?高い低いの問題ではなく「空気の揺れ」がポイントなのです。楽器は管の大きさに左右されますが、人間は肺や気管を大きく作り変えることはできませんので、肺活量を増やせばいいのです。ではどうすればいいか…と問うと必ず「腹式呼吸!」と返ってきますが、腹式呼吸は意識するとできません。腹式だからと意識してしまって腹筋に力が入ってしまうと、肺の下にある横隔膜をしっかり下ろすくらい肺に呼吸を入れたいのに外側の筋肉が硬くなると妨げてしまいます。なので、まず腹式呼吸に取り掛かる前にやらなきゃいけないのは…

しっかり「吐き切る」ことです。

 突然ですが、最近「深呼吸」しましたか?深呼吸をすることで細い血管の先まで酸素を行き渡らせることができるのでぜひ意識的に深呼吸してみてください。その時にただ深く息を吸い込むだけではなく「吐き切る」ことを意識してみてください。本格的な腹式呼吸は正直言ってかなり難しいです。できたつもりで実はできていない方が圧倒的に多いと思います。プロでも苦手な方はたくさんいます。でも彼らは違うテクニックで肺を上手にコントロールして呼吸をしているので、まるで腹式呼吸が出来ているかのように呼吸しているのです。なので、今の段階ではしっかり深く吸い、しっかり吐き切ることができれば、それだけでも十分です。もう無理だ〜〜〜!と思うくらい吐き切る!吐き切る力が肺や肺周りの筋肉を鍛えてくれます。

 そして、吐き切ることができると自然にしっかり吸えるようになります。これは私自身の実感でしかないのですが、おそらく肺は、空っぽでは機能しない臓器のです。なぜそう感じたかというと、吐き切ると次の瞬間フッと無意識に呼吸しています。逆に吐き切らないで肺に空気が中途半端に残っていると…呼吸していなかったり、浅い呼吸になっていることに気づきます。

 なのでまずは「これでもか〜〜〜〜」と顔が赤くなる手前まで吐き切ってみてください。すると「あること」に気づきます!そのお話はまた次回♪

 あ、ポッドキャスト番組も聞いてやってください♪ラジオとは違う活動ですが、様々な業界の方のユニークな取り組みやすばらしい考え方などをインタビューしています。スマホやPCのアプリで無料で聞けるのでぜひ!ちなみに他にも英会話やニュース番組も無料で聞けるのでポッドキャストはなかなか使えますよ♪

ポッドキャスト インタビュー番組「ECO FOCUS」
https://propo.fm/eco-focus/

ポッドキャスト トーク番組「eco coe」
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