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いつか女性タッグで建物を造ってみたい、新入社員のはなし。|エコラ座談会#02

ECOLA|株式会社エコラ

こんにちは、ECOLA noteです。今回リポートするのは、エコラの新入社員2人の座談会です。
大町にあるエコラの複合施設「Blank」に現れたのは、現場を1年経験した中川と、入社してまだ1ヶ月の設計山田。建築の入り口に立ったばかりの彼女たちは、今どんな仕事をし、何を感じているのでしょう。外部のライターさんを挟んだ初々しいやりとりから、エコラのリアルな景色と、2人の化学反応が見えてきました。


■ 入社直後の仕事と会社の空気


_中川さんは新卒で入社して1年目ですよね?


中川 そうです。大学で建築の勉強をするうちに、設計よりも現場がやりたいと思うようになりました。ただ実際に女性で現場をやれる会社は少なくて…何社か内定はもらったんですが、唯一ビビッときたのがエコラだったという感じです。4年生の10月頃、百田社長が外部講師として大学にいらした時、もっと話を聞いてみたくて、教授に社長の連絡先を教えてもらったんです。エコラは経験者しか募集していなかったんですが、「うちでやってみる?」って言っていただきました。

建築管理 中川 萌香(なかがわ・もえか|2021年入社)


_山田さんは中途入社ですよね。前職はどんな仕事をされていたんですか?

山田 ゼネコンの現場事務所で、施工図を修正したり計画図を描いたりするCADオペレーターをしていました。現場でどう工事を進めるかという部分に関わる、施工管理のアシスタント的役割です。

設計 山田 美紗貴(やまだ・みさき|2022年入社)

中川 え、そうなんですか!どういう現場だったんですか?

山田 駅前のオフィスビルの新築現場です。仙台では大きい方に入るかもしれないですね。でも、元々リノベーションにも興味があって、エコラの建物も知っていました。今ある箱の中をどう組んでいくかを考えるのは楽しそうだな、こういうおしゃれな建物を造れたらいいなって。


_山田さんは入って1ヶ月だそうですが、最初のひと月、エコラではどんな仕事をされているんですか?

山田 以前に使っていたCADとはソフトが違うので、基礎練習を兼ねて、古い図面の書き起こしをしています。図面を見ながら、ここは梁があるから、壁を建てるんじゃないかなとか、想像しながら。

中川 古い物件って手書きの図面しかなかったりするんですよね。1000mmって書いてあるのに実際は900mmしかないとか、出っ張りがあってこのサイズのキッチンは納まらないとか。それを手書きで直すとキリがないので、山田さんにデータ化していただいた図面を元に直すんです。

_中川さんは、1年、現場でどんな仕事をしてこられたんですか?

中川 先輩の現場に入って、掃除や養生などのサポート業務をしていました。工事の内容も模様も様々なので、幅広く見られるのは勉強になります。
最近は、賃貸の退去立ち会いや原状回復など、ひとりで動くことも増えています。水漏れやクロスのはがれをチェックして、その壁紙を何㎡工事するかを割り出して、業者さんに直してもらうんです。3月は、まさに繁忙期です!

山田 ひとりでやるの、不安じゃなかったですか。

中川 最初は怖かったです。見るべき箇所は分かるんですけど、クリーニングか交換か、お客様責任の汚れか経年劣化かの判断は回数を重ねないと難しいし、金額の話もしなければならないので。
まあ、でも、迷ったら先輩たちに電話すれば誰でも教えてくれるので、困ることはないんですけど。

山田 エコラのみなさんは、面倒見が良いですよね。すごくフレンドリーだなと思います。初日から一緒にお昼ご飯を食べて、結構プライベートな話もしました。

中川 ですよね。それは想像してた以上で、日々人の良さを感じます。
現場はみんな男性なんですけど、「やさしい」の一言では表せないくらい話しやすくて。いい意味で気を使わないんです。
業者の方たちもすごいフレンドリー。職人さんて堅いイメージがあったので、いい意味でギャップでした。それも、先輩たちが積み上げてきた信頼の上にできている関係性なんだろうなと思っています。

山田 社長との距離も近いですよね。トレースの仕事も最初は社長からの指示でした。前職では、社長は東京本社にいる遠い人だったので、驚いたというか。

中川 すごい気にかけてくれるんですよね。建築管理では、私が女性ひとりで同期もいないので、すれ違うたび「大丈夫?どう?」って。

山田 (うなづく)「どう?」って、私も1週間ごとに聞かれました。図面のことかなって思って「このくらいできてます」って答えたら、「そうじゃなくて、入ってみてどう」って(笑)。で、答えを考えているうちに、忙しいからどっか行っちゃう。

中川 止まる事がない方ですよね。

中川 社長に限らず、会社の方はあまり年齢を感じさせないですね。仕事に対するノリも、「若っ!」って思います。


■ 入社後の変化


_入社して、考え方や価値観が変わったことはありますか?


山田 前職ではどう工事するかを考えていたんです。重機をどこに停めて歩行者を迂回させてというように。今は、完成後の事を考えるようになりました。先輩の実績をいろいろ見て、使う人のことを考えて設計をしなきゃいけないんだなと。
あとは、部材に対しての知識が必要だなと思っています。壁紙や設備、キッチン関係もちゃんと勉強していかなきゃいけないですね。インテリアコーディネートのテキストを買って読んでいるんですけど、実際の商品と紐付かないんですよね・・・。

中川 現場によって使っている物が違うので、それを見るだけでも勉強になるかも。

山田 確かに。現場に行く機会が増えると、わかりやすいですね。

中川 同じ白いクロスでも、模様で違ってくるんです。広く見えたり狭く見えたり、光がよく当たるところと当たらないところでも違うのかもしれない。

_中川さんはありますか?入社して変わったこと。

中川 TVのリフォーム番組の見方が変わりました。小さい時から大好きだったんですが、久しぶりに見たら、「え、その壊し方大丈夫?」「いや、うちの会社だったらこう仕上げるな」とか考えてました(笑)ご飯屋さんに行っても、「デザインがいいな」で終わっていたのが、「どうやって作ってるんだろう」とか「どこのメーカーのだろう」って考えるようになってて、無意識に壁とか触っちゃうんです(笑)

山田 さっきも触ってましたね(笑)

中川 気になったら写真を撮って先輩たちに見せたりもします。休憩時間に「うわ、何これ」「見せて見せて」って盛り上がれる。友達に「この壁紙すごくない?」って言っても「はあ…?」って感じだから、そういうのを共有して一緒に盛り上がれるのは嬉しいなと思います。

_入社後には、研修なんかもあったんですか?

中川 昨年は外部講師を招いて、2〜3ヶ月に1回全社員研修をしていました。「エコラが出せるサービスって何だと思いますか」みたいな、答えがない問いに対してグループワークで話をするんです。

山田 いいですね、そういう研修は貴重な機会ですよね。

中川 「この会社での自分の役割は?」という課題もあって、ある設計の方が「サポートをするのが今の役割です」っておっしゃったんです。私も同じだなと思って。今は先輩をサポートするのが1番の仕事で、サポートを通してその現場に関われるし、お客さまも喜んでくれる。一方、上に行けば行くほどお客さんや建物と直接関わることになるので、役割についても視点が変わるんだなと思いました。

山田 仕事観みたいなものを聞く機会はなかったけど、今度そういう話も聞いてみよう。

中川 建築管理って社外での仕事がほとんどだから、みんなで集まって話す機会がなかなかないんですよねー、山田さんとも。

_この機会に聞きたい事はないですか。お互いに。

中川 前職の話をゆっくり聞いてみたいです。私はここが社会人生活のスタートなので。
何かないですか?社会人としてのアドバイス(笑)

山田 わりと、声を大きく行けば、なんとかなる!

中川 (爆笑)たしかに!大事かもしれないです!
逆にありますか、何でも答えます。

山田 そうですね…設計図面を見ていて、いい図面とか悪い図面とかありますか?

中川 良い図面…(考える)
見えない部分まで必要な寸法を書いてくれていると、すごい助かります。棚を取り付ける裏側の下地とか、どこに入れるか迷うので…

山田 あ、じゃあ、ちゃんと入れるようにします。

中川 …いや、でも、そもそも下地が要るかどうか、設計ともっと打ち合わせをしなきゃ行けないんだなって、今、思いました。
先輩たちは、本社に戻るなり「今、大丈夫?」って設計と話してますもんね。図面をもらって現場に行くだけじゃなくて、設計の人がなぜその寸法を書いたかとか、現場の状況がこうだから図面をこうしてほしいって話し合いは、絶対必要なんだなと思いました。


■ これからの仕事


_おふたりは将来、どんな仕事をしたいですか。


山田 入社間もないので前職の話にはなっちゃうんですが…
最後に携わってたビルに一般の方が入っているのを見て、ものすごく、感動したんです。

中川 (うなづく)

山田 なんならちょっと感想を聞きたいぐらい。「どう?使ってみて」って。

中川 ああ、なんか分かります。

山田 エコラで、それ以上に感情移入できる仕事をしていきたいです。それが「Blank」みたいにおしゃれで、人が気持ちよく使えるようなところだったら最高だなと思ってます。

中川 それ、すごく素敵ですね!現場に対して、そのぐらい熱量を持たないとですね。山田さんは経験してるんですもんね。
私はどっかで「先輩の現場」って見ちゃってたかも…。
リノベーションてお客様にもこだわりがあるし、設計も施工も、納まりとか、色とか、細かいところまでものすごく考えて造ってるんですもんね。先輩たちも、工事の間に色々ありながらも頑張ってらしたんだろうなあと思うと、偉大だなというか、かっこいいですね…。

山田 建物を見ると、造っている間のストーリーを色々思って、口で言うのは恥ずかしいんですけど…みんなが頑張った結晶なんだなあ、と…そう思います、本当に。うん。

中川 いつか、女性のタッグで仕事ができる可能性もありますよね。
かっこいいですね、女性タッグ。山田さん、一緒に仕事しましょう。

山田 うん、いいですね!

中川 やっぱり女性は細かいところに「気づきやすいと思うし、年齢的にも近いので、「この2人でやるとこうなるんだ!」みたいな、先輩たちにない発想が生まれたらいいですよね。「それは思いつかなかったわー」って言われたら、新世代として「よし!」ってなる。

山田 そうですね、この世代でしか出ない発想ってありそう。

中川 うちの設計は女性が多いんですが、図面を見て気づかされることが沢山あるんです。例えば、「ここは、自然に座りやすい設計だけど、通路としてはちょっと狭いな」って思うことがあったんですね。けど、設計に聞くと「ここは子供が通ったら危ないから、大人が座って行かないようにするんだよ」って。空間を生かしつつ、人の動きまで計算して設計するんだなあと思いました。

山田 経験を重ねていくと、もっと色々なことを想像しやすくなるのかな。自分の変化が、設計に反映されるってことはあるかもしれないですね。

中川 先輩たちが色々得意分野をもってらっしゃるように、女性ならではの細かな気づきみたいなものが、私のこの会社での個性になったらいいなと思います。

_ふたりのタッグ、期待しています。ありがとうございました。

取材・撮影 仙台市大町 Blank

(文:佐藤 智美 写真:はまだ あつみ)

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