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仕事における、現在進行形の気づき

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仕事を通じて得たちょっとした気づきは、時が過ぎるとすぐに忘れてしまう。 気づいた瞬間の、頭の奥底が熱くなるような興奮だけは残っているのに、その詳細を思い出せない。人に伝えることが… もっと読む
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エグいほど仕事ができる人たちの思考回路を盗む

エグいほど仕事ができる人たちの思考回路を盗む

新年度に入り、所属の中でもトップクラスに仕事ができる人たちに囲まれて働くことになった。

仕事ができる人の思考回路から刺激を受けまくれて、私にとっては大変ラッキーな環境だ。というわけで、そこでの学びをお裾分けしてみよう。

古いマネージャー像を捨てよ

管理職は面倒な雑務を部下に任せ、自分はドカッと椅子に腰掛けて、責任を取るときだけ出てくるというイメージを持っている人が現代でも結構な数いる。

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開発現場の不都合な真実

開発現場の不都合な真実

全銀ネット障害とレガシーシステムの弊害

全銀ネット障害では銀行の送金という生活の根幹が揺らぎ、しかも翌日になっても復旧の目処が立たないという異例の事態が起きた。保険会社もそれなりに影響を被っている。

全銀ネットはCOBOLという化石のような言語を使用していることも話題になった。

枯れた技術を支持する人に多い論調は、「長い間障害が起きてないから、安全性が高いんだ」というもの。

この話は正直眉

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部屋掃除をしたら酔っ払ったので、仕事の効率性について考える

部屋掃除をしたら酔っ払ったので、仕事の効率性について考える

部屋掃除で酔っ払いながら、保険会社にとってのコロナ騒動を振り返る

忙しくて部屋の掃除をまともにできていなかったので、休みを生かして掃除をする。床の埃を拭き取る際に、ティッシュを濡らすと効果的だ。

しかし、何度も水道を染み込ませるのは往復運動が面倒である。そこへ目に入ったのが消毒スプレー。そういえばコロナ禍の時に流れで買ったんだった。ほとんど減っていないので、ここで使うのがエコというものじゃなか

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Z世代の感性と管理職の壁

Z世代の感性と管理職の壁

驚いたZ世代の生活習慣

仕事の合間の雑談で週刊少年ジャンプの話になった。私たちが学生の頃は、ONE PIECE、遊戯王、NARUTO、ブリーチ、こち亀、ボボボーボ・ボーボボ、銀魂など、いまだに話題に上る名作花盛りの時代である。

ところが、若手社員は私たちが言う漫画のタイトルを聞いても頭に?が浮かんでいる様子。聞いてみると、なんとプライベートでは一切活字に触れないらしい。情報収集はひたすら動画コ

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サラリーマンと個人事業主の違い

サラリーマンと個人事業主の違い

仕事道具を買うかどうか

個人事業主は商売道具を自分のお金で買う。その末に稼げなければ赤字はそのまま自分にのしかかってくる。

一流のスポーツ選手はバットやグローブはメーカーから無料で提供される。あれは宣伝を兼ねているからこその特別扱いで、大半の人は商売道具を自腹で払っている。

その分、個人事業主はさまざまなものを経費で落とすことができる。周りに推している個人事業主がいて、あなたがサラリーマンだ

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心理的安全性ってどうやって醸成するの?

心理的安全性ってどうやって醸成するの?

マネジメントや人材育成の分野で最近よく語られる「心理的安全性」。「人が安心して挑戦できる基盤があること」を意味し、これがあることによって人材は新しいチャレンジを通じて成長することができる。

ここでは具体的にどうやったらこの心理的安全性を育むことができるのかを考えてみたい。

フォマーカスすべき問題を絞り込む

「君が注力すべき仕事はこれだ」と範囲を明確に指し示すことが第一歩だ。

たとえば指示出

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テレワークで広がる波紋と、共働き家庭の事情

テレワークで広がる波紋と、共働き家庭の事情

共働き家庭のテレワーク事情

コロナが開けて、パートナーの勤め先の出社要請が強まると、もう片方はテレワーク比率を増やさなくてはいけなくなる。

夫婦の仲は、家事の分担だけではなくテレワーク比率によっても左右されるようになってきた。「あちらの家庭はテレワークでパートナーが分担しながら子育てしているのに、こちらは出社強制でテレワークできる自分ばかりが家庭の負担を受け持っている」なんてことになったら、家

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上級者向けの嗜好品たちと、手ぶらでも刺さるプレゼン

上級者向けの嗜好品たちと、手ぶらでも刺さるプレゼン

上級者向けの嗜好品たち

将棋を軸にした同好の士と集まって酒を酌み交わすことに。それぞれお酒を持ち込み、さまざまな種類が並ぶことに。

私は飲みやすさを重視してソムリエの人に「予算は4000円ほどで甘口で」とオーダーした。紹介してくれたのがこちらのワイン。お値段は2500円ほどで「ご希望より安くなってしまいますが・・・」と申し訳なさそうに言われた(もしかして、希望より安すぎることに怒るお客さんがい

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元手がなくても売り物になる資源

元手がなくても売り物になる資源

私たちは何も持ってないようでいて、実はたくさんの資産を持っている。資産というのは貯蓄とか有価証券とか不動産のことだけを指すのではない。

SNSは個人をエンパワーメントしているといわれるが、それは言い換えると「今まで目を向けられていなかった個々人が持つものに価値を付与した」ということだ。

認知

世の中に溢れている広告マネタイズビジネスの凄いところは、「お金がない人でも、自分の認知を切り売りして

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ロジックの強い・弱いはどこから来る?

ロジックの強い・弱いはどこから来る?

仕事をしていると「それはロジック的に弱い」と言われることがある。ではどうやったら強いロジックを組み立てられるのか、はあまり示されることはない。

「自分で考えろ」ということだと思うので、少し書いてみたい。

事務の世界におけるロジック強度を支えるのは全体の整合性だ。以下に、整合性を支える各要素を書き出してみたい。

パターン網羅は十分か

ABCの3つの工程で成り立っている仕事があったとする。Aだ

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もし、転生して新人からやり直すとしたら

もし、転生して新人からやり直すとしたら

頭の中身がそのままで、新入社員からやり直すとしたらどんな振る舞いをするだろう。一つ確実に言えるのは、最初からスタートダッシュを決めるということだ。

第一印象でできるやつという印象を植え付ければ、その後パフォーマンスが一時的に落ちても「まあ、すぐに盛り返すだろう」と周りが思ってくれる。いろいろと得なのだ。

では、できるやつと思われるにはどうしたら良いか。ベースとなる考え方は単純で、周りに名が知れ

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今日も密かに繰り広げられる、職場の人間模様

今日も密かに繰り広げられる、職場の人間模様

役職だけでは測れない組織のキャパシティ

大きな組織であれば、部署に何人配置するかの枠が役職ごとに決まっている筈だ。一人一人の細かな能力差を考慮しようと思ったら膨大な計算量になるので、このような機械的なやり方をせざるを得ないのである。

とはいえ、当然ながら役職の中には質のバラツキがある。上位の役職が潤沢に見えても、実のところ能力的に水準を満たしていなかったり、体調面の不安を抱えてフルで力を発揮で

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手ぶらで出かける楽しさを追求する

手ぶらで出かける楽しさを追求する

テレワークと一緒で、人は一度快適さを知ってしまったらもう元には戻れない。

私の場合はテレワークにあまり快適さを感じなかったのだが、マイホームを事業所からかなり遠い場所に買って、フルリモートのワーケーションを目指す人間を何人か知っている。

在宅での勤務にそこまで魅力を感じない私だが、手ぶらで外に出ることはかなり楽しいと感じる。最近のグルメなお店開拓も、ほとんど手ぶらだ。

あまり共感してもらえな

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サッカーを通して見えてくる組織の妙味と伸び代の話

サッカーを通して見えてくる組織の妙味と伸び代の話

稼ぐ人間が偉いという思想の危険性

これ、めっちゃ大事なこと言ってるよなぁ。

お金を生み出すのはいつだって現役バリバリの人間。「稼ぐ奴が偉いという論理」だと、サッカーでいえば選手が偉くなる。

ところが、その論理で突き進んでいくと組織が崩壊して勝てなくなってしまう。サッカーは一人でやるスポーツではないので、誰かが我慢をして組織としての全体最適を目指さないとトータルで発揮できるパフォーマンスが落ち

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