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【オンライン出前講座】東京電機大学

東京電機大学 理工学部 建築・都市環境学系 高田和幸教授の 「MOE 概論」の講義に、JICA社会基盤部小泉 幸弘さんと(株)アルメックVPIの開発コンサルタント、金子素子さんがお邪魔しました。

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当日は70 名程の学生の方(多くが大学院1年生)を対象に、小泉さんは「運輸交通と環境」をテーマに、JICAのプロジェクト(ジャカルタ都市高速鉄道等)を事例にとして紹介。金子さんは、ベトナムの「ホーチミン総合交通計画策定調査」「タイ国未来型都市持続性推進プロジェクト」を事例に開発コンサルタントの仕事について紹介しました。

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ベトナムのプロジェクトは、金子さんが入社後初めて本格的に参加したプロジェクト。現地事務所の立ち上げなど、プロジェクトのロジスティックスを担う「業務調整」を体験したそうです。
タイのプロジェクトでは、持続可能な都市づくりについて現地政府や自治体などと共に考え、政策コミットメントや予算付けなどの仕組みづくりを行っています。このプロジェクトでは、金子さんは副総括として、プロジェクト全体のまとめの一端を担っています。
開発コンサルタントは、現場の最前線で専門家としてプロジェクトを行っていく面白い仕事。現地で、何が課題なのか目と足で把握し解決策を考えていくことにやりがいを感じられています

質疑応答
こんな質問がありました。なかなか鋭い質問ですね。
・新型コロナウィルスの影響でJICAのプロジェクトはどうなりますか?
・日本技術を輸出する際の基準は?現地から危険を伴う提案があった場合はどうしていますか?
・政策を提案した上で、その政策を行った責任はその政府にあると思いますが、開発コンサルタントの責任はどこにあるのでしょうか。
・開発のコンサルの目指す先は途上国を先進国のような都市の実現なのでしょうか?それとも現状の問題の打開を目指すものなのでしょうか?
・トヨタ自動車が推進しているスマートシティ構想のような都市開発が進むことで、東京に人が集中することなく、地方で高度で豊かな生活ができれば魅力だと考えていますが、こうした開発事業ではどういったことが課題となるのでしょうか。

オンラインの思わぬ利点として、人目を気にしないで済むためか、通常の講義ではありえない程数多くの質問がなされました。関心を持っていただけてよかったです。

ご案内
ECFAでは、しばらくオンラインでの出前講座が続きます。公開できるものについては、関心のある皆さんが参加できるよう準備していきますので、Facebook、Twitterをご確認ください。

【Facebook】 https://www.facebook.com/ecfa2030/
【Twitter】  https://twitter.com/ecfa17

次は、6月24日に立命館アジア太平洋大学にお邪魔します。オープンセミナーとなりますので、学外の方も参加可能です。ご案内はもう少しお待ちください。


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