noteと眉毛

今日の分の投稿を、一つ書き終えたはずだった。

保存もした。

あとはイラストを描いて、「投稿しました」という文字を清々しい気持ちで

眺めるはずだった。

だが、私はパソコンの操作を誤って消去してしまったのだ。

「終わった」と思った。

悲しさのあまり、もう一生会えない友を見るような眼差しで、

パソコンのまっしろな画面を見ていた。

よっぽどひどい顔をしていたのだろう。

私の顔を見て、今朝出勤する前にばっちりかきあげた私の眉毛を、

旦那がわざと指でこすって消そうとする。

不自然に短くなった片方の眉毛が、面白いらしい。

私の顔で遊ぶ旦那は楽しそうだ。

たれ眉が半分になったことで、さらに困り顔に拍車がかかるからなのだろう。

これまで鏡で何度も見てきた自分の顔を、想像するだけで笑えてくる。

じわじわと。くる。

そして、そのことを書く。よかった。間に合った。

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