ＡＩトロッコ問題

上の画像は有名な問題
トロッコ問題ってヤツである。
トロリー問題とも言う。
トロッコが制御不能になり
このまま暴走すれば
真っ直ぐ進み５人が轢かれてしまう。
分岐器に立っている
あなたはそれに気づいた。
分岐器で進路を切り替えれば
５人は助かるが
切り替えた先にいる別の１人が
今度は轢かれてしまう。
あなたはどうすべきかという問題である。
１人を犠牲にして
５人を助けることが正しいのか。
５人が犠牲になることは運命であり
分岐器を触らないことが正しいのか。
答えのない究極の問題である。
あるオーディオブクッを聴いていたら
このトロッコ問題は人工知能社会でも
問題になると言っていて
ゾゾゾっとした。
例えば自動車の自動運転。
ある車が目の前の車に衝突することが
避けられない状況。
自動運転機能が急ブレーキを
かけても間に合わない。
乗っている人間は
ビッグデータ上の統計では
高確率で助からないことが判明。
ただし自動運転機能が
ハンドルを切って反対車線に飛び出せば
助かる可能性がある。
しかし反対車線に車が走っていた場合
反対車線の車に乗っている人が今度は
高確率で助からないとする。
この状況で人工知能は
どう判断すべきかと言うことだ。
規定されたアルゴリズムで
人工知能が自動判定して
動作したとしたら
それは大論争になるに違いない。
そう言う社会が
すぐそこまで来ているのだ。
経営者、科学者、技術者、哲学者
政治家、法律家などなど
あらゆる領域の人間の知恵を
集結させればこの問題を
解決できるようになるのだろうか？
実にオマカラウィーな問題である。