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命懸けで守られたメスキータ

「エッシャーが命懸けで守った男」と言う
ワードが気になりメスキータ展へ。
厳重なコロニャーゴ対策でいつもと違う
美術館であったがSASAっと観てきた。
メスキータ展にオスキータ(雄来ーた)と
誰もが内心思っていることを
私は惜しみなくここで書くが
エッシャーはメスキータの教え子とのことで
生涯の師と敬愛していたそうだ。
その木版画はさすが師匠
エッシャーの世界観にも通じるものがあり
白と黒のコントラストが印象的であった。
木版画の他にも無意識を反映させた
不思議な作品もあり
シュルレアリスム(超現実主義)が
世界的な芸術運動になる10年前から
そんな作品を作っていたらしい。
私のブログでもたまに登場する
オートマティスム(自動記述)で
描いてたらしく自動記述の先駆けとも
言われているらしい。
「自動記述」のワードを見た瞬間
ファンタスティイクッ!と
昇天しそうになったが
エッシャーが命懸けで守ることが出来たのは
メスキータ自身ではなかった。
彼の作品だった。
メスキータは家族と共に
ナチスドイツによりアウシュビッツに
収容されガス室でその生涯を終えた。
悲しい話である。
彼の命は守れなかったが
彼の命が宿る作品は守られ
今日まで生き残ったわけだ。
エッシャーら教え子達にも
感謝しなければならない。
イイもんを観た。
放屁芸術家はやはりアートがスキだ。
三度のメスよりアートかもしれぬ。
オスキータは肛門哲学をひとまず命懸けで
守らねばならないのだろう。
メスチソッ!

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