見出し画像

幸せに歳をとるために

昔の知り合いは、定年を迎える年代に差し掛かっています。あと10年。70歳まで頑張ろうという意気込むヒトはほとんどいないのが気になります。大概は疲れてしまってリタイアするか、嘱託や時短にしてのんびり余生みたいなスタイル。現場で頑張っていきたい人が少な過ぎます。

同世代の元ハードワーカーの方は寝ない、食べないを20代から繰り返してきて身体や心を壊された方もたくさんおられます。急に田舎に帰られて音沙汰がなかったりされます。仕事は丈夫で長持ちが理想です。頑張らないのは問題外ですが、働き過ぎは身体に悪いのです

一方で元気な70代経営者がいまだに、自分が若い時にされたように会議で威張ったり、取巻きに忖度を求めたり、数字で詰めたり、飲み会を強要するのは非常に残念。勢い混んで圧をかけ過ぎな方が少なからずいます。

さらにベンチャーを言い訳にいまだにスタッフに残業を100時間以上させてしまう会社も時代遅れ過ぎます。結果が全て、数字が全て、モチベーションが全てというお祭りベンチャーも実はもう古いのです。気合いと根性はなかなか通用しないのです。半世紀前にリクルートさんから始まった日本型新規飛び込みベンチャーに過渡期がきました

女性は旦那さんが定年してからずっと自宅いるようになると、毎日が年末年始やお盆みたいになり、三度のご飯ばかりを考えてリズムが掴めないのとお金の問題もあるからどこかに働きに出たいと考えられる方もいます。素晴らしい変化です。元気なうちは働いて誰かの役に立つのはよいですね

成功するとか出世するとかしないとかの前に幸せに60代を迎えてほしいです。人生は80年、60歳で社会から卒業しちゃうのは20年もあるから余りにも早すぎます。家族のために会社のために犠牲になんかならないでください。好きなことをするために稼いでください。年金だけじゃなかなか厳しいです。

一度キリの人生で、楽しんで仕事をしながら生きてほしいと思います。人生はモテるモテないとか、お金持ちになるならないではなくて、幸せであることが何よりも大切。幸せになるために生まれきたから、幸せになってください。会社や同僚を嫌いにならずに穏やかに働いてくださいね。足の引っ張り合いのある社風は直りません。仕事ではなく出世ばかりを見ているヒトも空しいですよね。


この記事が参加している募集

よろしければサポートお願いします。サポートは全て寄附に使わせて頂きますね。