元黒服の現役経営者がオンラインキャバクラをビジネスとして成り立たせるための考察

以前オンランキャバクラを4軒ハシゴした際に書いた酔っ払い考察ツイートが多少お店の方々に反響があったため、普段は海外ナイトライフを中心に執筆している筆者だが多少なりとも役に立てばと思い筆をとった。

普段は会社を経営する傍ら、趣味として海外ナイトライフを中心に国内外で様々な遊びを経験し、その体験の1部を潜入レポという形式で体型的にまとメルサイトを運営している。遊んだ金額は軽く4桁万円以上。遊び始めたのが3年前なので、そう考えるとスピードは加速していくばかりだ。

キャバクラの黒服としても働いていたことがあり、池袋の客も運営もヤ●ザとしか思えない場所を経て、キャバ嬢向けのサイト作成→全国の4人に1人が見るサイトに成長→某ドレス会社に事業売却などしたこともあり、ナイトライフ×インターネットの分野には一般の人よりかは、ビジネス面からも遊びの面からも知識が多い方ではないだろうか。

そんな私がオンラインキャバクラの考察をしたので時間が許す限り見ていただけたらと思う。このnoteはオンラインキャバクラ嬢/オンラインキャバクラのオーナーや店長/キャバクラ等の店舗はじめこれからオンラインキャバクラをやってみたいなと迷ってる方。(あとは純粋にビジネスとしてオンラインキャバクラに興味がある方)向けに執筆をした。

1.オンラインキャバクラの提供価値は何か

サービス全般に言えるが、自社のサービスが顧客へ提供している価値が何かを分かっていないと克服すべき課題や強化していくべき強みがわからない。そのためまずオンラインキャバクラを考える上で最も重要なことは、この新しいサービスの提供価値は何かという点だ。

一見名前の通り「オンラインキャバクラ」というだけあり、キャバクラと同等に語られることが多い。しかしここを見誤るとうまくいかない匂いがする。

例えば恵比寿にある高級レストラン「ジョエル・ロブション」と宅配ピザは提供価値が同じなのだろうか。答えはNoという人が大半なのではないだろうか。記念や思い出というシーンで利用するのなら、その演出サービスや場所代も価値が上乗せされている。このように我々は何にお金を払っているかということを改めて考え直さなくてはいけない。

キャバ嬢をしていたから、店舗運営も出来ると思ったというのは一理あるが、それは顧客のニーズを把握している可能/が故に正しい価値提供が可能ということになっていなければ、結局しててもしてなくても意味がないということになる。また、悲しいことにオンラインキャバクラはオンライン上で場所や地域性を飛び越えて展開されるため、それぞれの地域性を織り込んだ上での展開になる。

よって一地方の一店舗だけで嬢してたからはじめますとなると尚更難しい戦いになる事が予想される。

さて本題に入る前にそもそも店舗型キャバクラの顧客側への提供価値はなんだったか。言い換えると、何故客は店舗キャバクラに行っていたのかだ。自分の周りや自身の体験から思うに2つに集約される。(異論は認める

1.自己承認欲求を叶えるため

2.生理的欲求(ここでは性欲)を叶えるため

の2つだ。

いわゆる友営とされる営業手法(友達っぽくなって営業する方法)は前者に利き、色恋と言われる営業手法(恋人っぽく営業する方法)はどちらかというと後者に効いてる気がする。

※3つ目としては飲みたいからという欲求もあるのだが、これは1人で飲むより2人がいい、可愛い子と飲みたいと考える事ができ結局は1の自己承認欲求につながるため排除している。

ここで問題になってくるのが、それではオンラインキャバクラはどうだったのか。という事だ。

オンラインになったが故に2の性欲を叶えるという点に関して、思っているユーザーは削ぎ落とされるのではないだろうか。オンラインからワンチャンというのは考えにくく、かつコロナ以下もあり仲良くなっても会うリスクが高まっている。

つまりオンラインキャバクラの本質は「自己承認欲求を叶える」サービスになる事が考えられる。

一方店舗型キャバクラの女の子への価値提供は何だったのかそれは金だ。新規顧客開拓や売上アップのためのフォロー全般だ。つまり稼げるという点が挙げられる。

2.オンラインキャバクラの競合はどこか

その点を踏まえてオンラインキャバクラの競合はどこかを考察する。まず1つ目は前述した「自己承認欲求」を叶えるサービスと考えている。かつプラットフォームが場所の制約がなくなったため、オンライン上で展開される「自己承認欲求」を叶えるサービス全般だ。もしかしたらライブ配信かもしれないし、もしかしたら別のサービスなのかもしれない。

1つ目として客側の心理構造を考察してみる。オンラインに来ることによって戦うべき相手が確実に変わったと捉えるべきだ。今までの店舗型キャバクラのユーザー導線を考えると

モデルケース1:他の場所で飲む→場所と人を変えて、可愛い女の子と飲みながら話したい→店舗型キャバクラ

モデルケース2:よく行く女の子から営業の連絡が来る→会いたい→店舗型キャバクラ

という導線だったのではないだろうか。となると、選択肢と出てくるのはその地域の馴染みのバーかもしれないし、女の子がいる店全般かもしれないし、性欲を満たされる風俗店かもしれない。

しかし、オンラインキャバクラは、オンライン上に戦いが移ったこととコロナの影響で逆説的な場所の制約が出てきているため、まず戦いが日本中となる。かつ自己承認欲求を満たすオンラインサービスは山ほどあるため課金のハードルは上がっている。

次に逆サイドの女の子側の心理構造を見てみよう。女の子の心理構造としては前述したように店舗側への魅力は金銭的な部分にある。都内にはよくジャンプといって、店から店へ客を連れて最低保証の時給を上げつつ、歩合制の割合を上げていくことによってキャリアアップを図っていく嬢が多数存在する。最初は渋谷次に恵比寿そして六本木と上がっていくように。

これは新規ユーザーを店舗が連れてくるため、その客のロイヤリティを高めていく。そうすると、リピートの売上が上がりつつ新規も増えるため結果売り上げが雪だるま式で増えていく。

もう少し具体的な部分に踏み込んでみたいと思う。店舗キャバクラで最高の金額を具体的に上げるためにやっていたことを考察する。

嬢の売上=(勤務時間×単価)/店からのキックバック率

となる。1対1の営業は最高働けて24時間になる。そうすると1時間辺りの売上単価を上げる必要が出てくる。これをサポートしていたのが今までは酒であり、アルマンドをはじめとしたシャンパンたちなのだ。

しかしオンラインキャバクラでは今の所時間は24時まで運営が大半な上に1時間あたりの単価を上げる施策がないケースが多い。(あってチップ)

一方ライブ配信サービスを考えてみると、新規ユーザーの獲得〜チップ制度まで展開している。チップが低くても数さえ増えれば単価は上がっていくことは想像に容易い。つまり、稼げる嬢はライブ配信の方に行き、かつ今までの顧客も連れて接客していく。そうすれば店舗キャバクラではあり得なかった1時間あたりの売上の最大化を達成することができる。

よって売れてる嬢はオンラインキャバクラをやるよりも、新規ユーザーと金払いのいいユーザーがいるライブ配信サービスを展開した方が稼げることになる。

上記2点の客側の心理とキャバ嬢側の心理を合わせると、1つの矛盾が生じることに気づくはず。それは客側の自己承認欲求を叶えるためには、可愛い女の子が長時間マンツーで接客をつくことによって叶えることができるが、売れっ子ライブ配信者は1人あたりのユーザーへの提供時間が減ると言う点だ。

3.最低限提供すべきことは何か

このことから運営側が客へ提供すべき価値は

・低コスト路線

・圧倒的ブランディング

お酒は2つの利用方法がある。

だめだ。。。力が尽きた。。。続き知りたい方やコンサル受けたい方はTwitterでDMお待ちしております。5万円/時間くらいで最低限何をしなくてはいけなくて、何を用意すべきかについてお話しします。

4.オンラインキャバクラ同士の競合との差別化はどこですべきか

気が向いたら書きます。オラに力を。

5.オンラインキャバクラの課題と対策

気が向いたら書きます。オラに力を。