
BJ ELECTRICというオーディオ機器メーカー。(新製品のご案内)
今日こそは仕事のネタです。ワタシだってバイクに乗って遊んでいるだけじゃないんだもんね。
*総販売元やってます。
ワタシ、BEAT&VOICE合同会社という自分の法人を持っておりまして、音楽とかオーディオにまつわるイロイロを生業としております。おおよそ生きていくために全然必要としないモノやコトを扱う仕事をしておりまして、我ながらよく食っていけてるなぁと日々不思議に思っております。
これもひとえに支えて頂いているお客様のおかげであります。本当にありがとうございます。
さて、イロイロやっている当社の主軸に、BJ ELCTRICというオーディオ機器メーカーの販売元業務がございます。今日はこのメーカー紹介と新製品のご案内を。
*BJ ELECTRICって、どんなメーカーだ?
社長の石河(いしこ)さんと出会ったのは20年以上前のことです。当時ワタシが勤めていた米国のオーディオ機器メーカーと関わりつつ、ご自身のブランドを持っているというのが、その頃の石河さんの立ち位置。
『あのヒトはすごいヒトなんだよ、本当に』と、ワタシの同僚エンジニアがいつも石河さんのことを敬っていました。セールスと広報を担当していた当時のワタシは『へぇ、そうなんだねぇ』と思いつつ、なかなか接点をもつ機会がありませんでしたがお顔は存じておりました。
石河さんは生粋のエンジニアで、元々は超がつくほど高級なオーディオメーカーでアンプの設計をしていた方。その後さまざまな修行を積まれて、アンプのみならずカートリッジ、スピーカー、ケーブル線材など、およそオーディオシステムにまつわる全ての事案に精通するようになられたようです。
そんな石河さんは『趣味人で音楽好き』なオジサン。愛情を伴ってハッキリ申せば、完全にワタシと同じチャンネルの『ダメなオジサン』です。大好きな音楽を大切に聴きたいし、あわよくば自分で演奏だってしちゃうもんね、という熱い思いをずーっと持っているのでしょう。そういうヒトがつくるオーディオ機器で音楽を聴いたなら、それは楽しいに決まっています。
*そしてこんな方もBJ ELECTRIC製品のユーザーです!
そしてこういうスペシャルなユーザーさんもいらっしゃいます。
ジャズ界の超大御所ギタリスト、中牟礼貞則さんもBJ社のシールドケーブルをご愛用下さっています。


画像はないのですが、これまた大御所ベーシストの坂井紅介さんにもシールドケーブルをご愛用頂いております。
おふたりともエフェクター類を使いません。ご自身が奏でる音色をダイレクトに、大切にアウトプットするミュージシャン。BJ社の細いケーブルを見て最初は半信半疑だったようですが、ご試奏頂いた直後に『買うよコレ!』と言って頂いたようです。ありがたすぎることです。
他にもまだまだ著名なミュージシャンにご愛用頂いております。
*で、新製品です!
ワタシも楽器を嗜むのですが、BJ ELECTRIC社の製品で最初に驚愕したのはやはりシールドケーブルでした。そして『石河さん、同じ線材でオーディオ用のケーブルって作ってないのですか?』なんて愚問しちゃったのですが当然ラインナップしており、そうなったらもう黙っていられず『ワタシが貴社製品を売ってきます!』と宣言しちゃいまして、当社が総販売元と相成りましたのが2016年のことでした。
その『最初にビックリした製品』がこの度リニューアルします。
というかBJ社が保有していた貴重線材(PCOCC)のストックがとうとう底をついてしまった故、PC TripleCを使って新製品をリリースする運びです。

XLR仕様はML-XHという型番です。
*新型のお値段は。
・ML-RH(RCA端子仕様)
標準1mペアが¥23,000(税別)、以降50cmごとに¥5,600(税別)の加算。
・ML-XH(XLR端子仕様)
標準1mペアが¥24,600(税別)、以降50cmごとに¥5,600(税別)の加算。
・ML-PH(標準モノラル端子・楽器用・1本)
標準1mが¥13,800(税別)、以降1mごとに¥5,600(税別)の加算。
*音色につきましては。
BJ ELECTRIC社製品全般に当てはまりますが、とても静かで速くて痩せなくて太らなくてサスティンが綺麗な音。オーディオ的に申せば情報量がとても多い、というか情報の欠損が少ない。
『ケーブルはコネクターであり、接続される機器の音質を変えてはいけない。よってケーブルに固有の音色を持たせることを好まない』
これが石河さんのポリシーです。ワタシも激しく同意しております。
線材がPCOCCからPC TripleCに代わり、新型の音色は『旧型より現代的』になったと思います。聴感上のレンジも広がりました。ですが基本の音色は踏襲。紛れもないBJ社の音です。
PCOCC製品が持っていた『コッテリとした中域の旨味』が少しスッキリしたと思います。なので旧型をお持ちの方は、使用箇所を吟味して新型と混在させても面白いかと。新旧製品については『まぜても危険ではありません!』と断言できます。
*新製品の発売時期。
ご注文を承ることができるようになりました。受注後に完全ハンドメイドで製作しているケーブルですので、お納めまでは少々お時間を頂きます。
見ても聴いてもいない、価格も正式に知らされていないうちに、とある販売店さんから『もう、買うから!リリースできるようになったらすぐに持ってきて!』というオーダーをもらっていました。昨日、第一便としてお納めさせて頂きましたが、喜んでくれるといいなぁ。
*今週のまとめ。
いつも書いていますが、いまのオーディオ製品はもう普通に購入できない価格設定なモノが本当に多い。それはそれで価値を持っていると思いますが、ワタシはもっと生活密着型なオーディオを提案していきたい。なのでヘッドフォンも積極的に推奨しています。ザ・集合住宅オーディオってヤツです。
冒頭に書きました通り、オーディオなんぞ生きていくために全然必要のないアイテムですが、反面、この楽しさを知ると生活に彩りが添えられ、幸福感が上昇する方もいます。そんなふうに『ちょっと頑張ればBJ社のアレが買えて、ちょっとシアワセ感がアガるな』なんて思って頂けるとコチラもシアワセです。
電線にニマンサンゼンエン!だって、普通のヒトからみれば十分に普通ではありません。でも、もうこの価格でこんなに上質なオーディオ機器ってなかなか見つからないと思います。ぜひ、ご贔屓にして頂きたく、お願い申し上げます。
って、まだワタシが営業で使うデモ機も入手できていません。販売店のみなさま、もうすぐプレゼンに伺えると思いますのでちょっと待ってて下さい!
ありがとうございます。
*ココでBJ ELECTRIC社の製品ラインナップをご覧頂けます。
2023.8.23
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