最後の早起きをしてきた

毎年2月24日には早起きをする。
いつも起きるのは8時だけど、早起きの日は6時前には起きる。

このnoteを書いている段階では慣れない睡眠不足に瞼がすでに重く、午後からの勤務が思いやられるばかり。フハハハ。テンションも今は高い。

例年欠かしたことはない。


早起きして行く場所はこちら。(重複を含む)

小岩高校
足立高校
葛飾総合高校
三田高校
大江戸高校

そう、2月24日は東京の都立高校入試日。塾講師として応援へ行くのだ。

中学受験も大学受験もあるが、母数が絶対的に多い高校受験へはスタッフ総動員で現地へ行ってエールを送る。半分は自己満足かも笑。

開門前から校門前に立って学校の先生へ挨拶し、門が開いてやってくる受験生たちへ挨拶をする。「おはようございます!」と元気よく。

素直が子ばかり、学校関係者と勘違いするのかみんな反応してくれる。
緊張して会釈だけする子、にこやかに返答をする子…子供のかずだけ反応がある。

塾に通っている生徒が来ないかどうか挨拶しながら顔を確認していく。集合時間の15分前には大抵来るんだけど、5分前でも来ないともうソワソワしてしまう。

生徒を見つけると、受験のド定番であるキットカット(間の休憩用)とエールを伝えて見送る。

「えっ、なんでいるの笑」
なんて反応をしてくれることも多いのが嬉しい。
この時のリアクションがその生徒との関係を物語っている気がする。

生々しい話を一つすると、学力の高低で校門前の雰囲気が劇的に変わる。
上に書いた三田高校や都立の上位高校は校門前が集団塾のスタッフで埋め尽くされていて、陰でチラシ(大学受験や高校生用の塾)を配っている塾もある。本番当日にチラシはどうなのよ…とは正直思うけど笑。

今日もお目当ての生徒とは会うことができた。予想よりも開門が早く、生徒が中に入っているのを見て失敗がよぎったが、着いたタイミング丁度に本人が来てくれた。

自分を顔を見てホッと安心している様子を見るときてよかったなぁと思う。


こんな2月24日の早起きと応援の習慣も最後。
来年度からは教育業界から離れるからもうやらないだろう。

そう考えると感慨深い。気持ちを持って行動するほど実りがある。返ってくることが多かった。最初に担当した小学生が一度塾を離れてまた受験の時に戻ってきた!とかね。


毎年2月24日はこの早起きと子ども達のドキドキした姿をいつまでも思い出すに違いない。

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