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ポートフォリオが果たす役割

僕が通う職業訓練校では、ポートフォリオを作るアシストを行ってくれる。

面接・採用へ向けて、企業へ履歴書、
職務経歴書と共にポートフォリオを送付して、
人物に興味を持ってもらうことが狙い。

そして、このポートフォリオ作成に関して、
授業で結構な時間を割いてもらっている。

先生曰く、在学生がかなりレベルの高いポートフォリオを作成してくることで、
どんな教育をしているのか、訓練校にも興味を持ってもらえる事例があるらしい。

今回はポートフォリオを作ろうとしている人へ、
実際に僕が作りながら、感じたことを書いてみたい。
結論から言うと、

ポートフォリオは飲食店のメニューと同じだ。

です。
以下でその説明をしていきます。
参考になれば幸いです。



長過ぎるキャリア

当初、僕のポートフォリオは、
時間的に削りに削っても、
キャリア(経歴)でモリモリだった。

僕の最初のポートフォリオ

企業への訴求には、
過去を踏まえ、今何が出来て、どうやって貢献できるか?
を分かり易く伝えるものでないと意味がない。

一番最初の発表の際に、自己説明の制限時間を5分と設けられていて、
僕の場合は余りにもキャリアが長く多く、
その説明にかける時間が長過ぎて、

今何ができるかや、貢献できるであろうことを、
発表する時間が全く足らなかった。

という反省を踏まえ、
実は一から作り直している所だ。


プレゼンの補足資料

そもそもポートフォリオは、
面接の場合においては、
自己紹介の際の補足資料であり、

送付した場合、ほとんど読んで貰えていない
と知るべきだと思っている。

さらっと目を通すだけ。
気になったものだけ熟読する。
僕が面接官ならそうしてる。

最も重要な使い方は、面接時に見せながらその時に
何をどう語るか?」であることは間違いない。

なので、苦労して仕上げたポートフォリオも、
結局は一瞬で流れていく。そんなもんだ。
その中で「残像」をいかに残せるかの勝負だ。

興味を持ってもらえるフックを仕掛け、
印象深いワードを掴みとってもらい、
画像で脳内に映像を残す。

当然簡単ではない。


大事なのは自分を知り、相手に響く部分を選ぶこと

一瞬で流れていくと分かっていても、
プレゼン資料として細部までこだわりぬく。
その作り方のアプローチが最も重要だと思っている。

人に興味を持ってもらう自分」とは、
自分のどの部分を提示するのか?
が最も重要なテーマだ。

商品が自分だからだ。

卒業生のポートフォリオを見ても、
自分を商品として上手く表現できている人は、
やはり興味を惹かれる。

だけど、ここが一番難しい。

僕自身、卒業生の物で、
すごい!と素直に思ったものは、
やはり企業からも
会うのを楽しみにしていました
と言われたらしい。

そうなればもう、面接は最終確認に過ぎない。
食べる前から美味しいと思われている料理と同じだ。


選ばれるメニュー

僕の生業は飲食業だった。
それを例にすると自分には分かり易かった。
ポートフォリオはメニューだ

自分の商品価値をどう捉えていて、
相手に響く部分を表現できているか

・素材(人柄・性格)なのか、
・調理法(経歴)なのか、
・付け合わせ(資格)なのか、
・温度(情熱)なのか。

それら全ての質がいいのか、
どれかをかけあわせているものか、
それともどれか一つだけか。

多数載せられているメニューの中で、
自分(社)に合った輝きを放っているものは、そう多くない。
一番は、そう期待させられる商品であるか?だ。

もしかしたら、
ウェイターのおススメ(リファーラル)も、
影響するだろう。

買ったメニューは、口に運ばれてから判断される。

やはり美味かった。
なのか、
まぁこんなもんだよな。
なのかは、味わう前の期待値通りかだ。

でも、不味かったらクレームだ。
作り直し(解雇)もあるかもしれない。

でも中には、最初は物足りなくても、
噛めば噛むほど美味しい。
ってのも、稀有だが存在する。


ポートフォリオが果たす役割とは

あなたが飲食店でメニューを頼む時に、
どれだけ期待が出来て、実際どうだったか。

その満足度に比例して、お店の評価は下されるはずだ。

当然、メニュー(ポートフォリオ)は、
しっかり作りこまなければいけない。
が、数あるメニューの全てはしっかり作りこまれている。
その中で、目立たせるための方法は何か?

僕の当初のメニューは、
調理法(経歴でモリモリだったと言った。

料理にとって最も大事なのは、
僕は「素材と温度」だと思っている。
もちろん、調理法も付け合わせも手抜きは出来ないが、
素材と温度に勝るものはない。

それを伝えられるポートフォリオかどうか?
そこに最もフォーカスするべきであり、
見出せるまで、よく自分を深掘りすることが大事だと思う。

最後に自分を深掘りするための良い素材があるので、リンクを貼っておく。


以下は余談だが、
【保存食】という考え方もある。

即ち必要な時に取り出す、
【外注(アウトソーシング)】だ。

それも一つの方法だ。
優れた保存食は数多ある。
そして、素材が不足している時にこそ活躍する。

そして熟成しているがゆえに、
【うま味】がしっかりしていることが多い。

その代わり、保存食はコストがかかる。
熟成したチーズが例えとして分かりやすい。

優れた保存食とは、フリーランスだ。
フリーランスは、貯蔵コストがかかるから、
金額が高い。そう思うといい。

ご参考になれば幸いです。

まだ作成途中のポートフォリオ

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