見出し画像

嫌われる恐怖を和らげるためには?

自分で自分を嫌っていると、「他人も自分のことを嫌いになるに違いない」と思うようになります。「私にはこんなにダメなところがある」「私にはこんなに悪いところがある」「だから、みんなも私のここがダメだと思うに違いない」「私のここを悪いと思うに違いない」と考えるようになります。

「他人から嫌われるのが怖い」と思うのは、自分で自分を嫌っているからです。「じゃあ、自分のことを好きになればいいんですね」「自分を好きになれば、嫌われたらどうしようと思わなくなるんですね」と考えるかもしれません。しかし、嫌いなものを好きになるのは、簡単なことではありません。「こういう人間が苦手なんです」と思っている人を好きになるというのは、かなり難しいことです。

自分自身を許す

「じゃあ、どうすればいいんですか?」「このまま自分を嫌って、他人から嫌われることを怖れ続けなくてはいけないんですか?」となるかもしれません。たしかに、嫌いなものを好きになるのは、とても難しいことです。しかし、嫌いだけど、「まあ、いいか」「しょうがないよね」と許すことならできます。

「自分には、あまり好きになれないところがある」「でも、それが自分だからしょうがないや」と諦めることで、そんなに自分を嫌悪することはなくなります。「自分のここが嫌だけど、まあ許してあげよう」と思うことで、他人からも、「自分の嫌なところを許してもらえる」と感じるようになります。

私達は、「他人から嫌われたくない」と思っているけど、実は、自分が他人に対して嫌いな部分がたくさんあったりします。そして、嫌いなところがあるけど、何とかすることができています。「〇〇さんのこういうところがあまり好きじゃないけど、まあ、しょうがないわ」と折り合いをつけることができています。

それと同じで、他人が自分の中に嫌な部分を見つけても、その部分を許してもらえることがあります。自分の中の嫌なところを見つけても、「まあ、これが自分だからしょうがない」と受け入れることで、「他人からも受け入れてもらえる」という感覚を育てることができます。

嫌いなところをなくそうとするほど、自分を嫌いになっていく

自分の中の嫌いな部分をなくそうと頑張れば頑張るほど、その嫌いな部分に注目することになり、ますます自分のことを嫌いになってしまうことがあります。それよりは、「自分にはこういう嫌なところがあるけど、それが自分だからしょうがない」と許してあげることのほうが簡単です。

「嫌いなところを好きにならなくてはいけない」という思いを手放すことで、自分をラクにすることができます。「自分の中に嫌いなところがあっても、何とかやっていける」と思うことで、「他人も私の嫌なところを見つけても、何とかすることができるだろう」と思うことができるようになります。自分を無理に好きにならなくても、そのままの自分を受け入れることで、他人から嫌われることがそんなに怖くなくなります。

ということで、自分を無理して好きになる必要はありません。「いいところも悪いところもある」そのままの自分を受け入れてあげましょう。自分で自分をどんどん許してあげて、「他人からも許されるから大丈夫」という感覚を育てていってほしいと思います。

最後まで読んでくださりありがとうございます。もしこの記事を読んで「これが知りたかったんだ」「ベストタイミング」「もっと役に立つ記事を読ませて」と思ったら、サポートしていただけると嬉しいです。