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チガサキ⊿ライフ036 : ポールスミス

1. ブランド

 特にブランドに拘りは無く、“シンプルなデザインに一ひねり有り且つリーズナブル”の購入基準で服や小物を選んでいる。ただし、結果的に、ポール・スミスのセール品を買う事が多い。そんなポール・スミスに関わる話を以下に示す。

2. 財布

 ロンドン駐在時に、ノッティングヒルでセール時に財布を購入した。ワールドカップの年にちなんだ茶色の皮製サッカーボールのデザインで、息子を抱き、娘の手を引きながら買った事を思い出す。その時妻は一人で悠々とシルバー・アンティークの品定めをしていた。苦労して購入したにも関わらず、帰国時のヒースロー空港でもっと安く売っていたのには愕然とした。また、このいわく付きの財布にとことんツキは無く、帰国後に妻の実家でジーンズのポケットに入ったまま洗濯されて皮がへなへなになる運命であった。

3. ネイキッドガール

 何年前だろうか、そごうの夏のバーゲンで、シャツを買った。ポール・スミスにしては珍しく40%OFFの掘り出し物に、飛びつくように購入した。初めてそのシャツを着て出社した際、蒸し暑い東海道線の車内で何気無しに袖を捲くると、袖の内側から裸の女性が現れた。普通にびっくりして、一人で思わず「おおー。」と野太い声が出た。もしかして背中にも女性の裸体が描かれているのではと、膨らむ想像とちゃんと買う前にチェックしておけば良かったと後悔の念で、会社までの40分程が変な汗が流れるような嫌な長い時間だった。会社に駆け込み、すぐに同僚に頼んで背中に絵が無いか確認してもらい、漸く不安から開放されたのであった。ポール・スミスのネイキッドガールと言うワンポイントであるが、とんだ人騒がせな“一ひねり”であった。

#ファッションが好き

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