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きっと こどもがおもしろいと おもうもの

おはようございます、やまもとです。

「面白いとは何か」を日々考えて生きているのですが
もう7年くらい「これは本当に面白いな…」と
思っているものがあります。

昔デザイン専門学生だった私(実はそんな過去があったのです)
幸い私の動機は熱心な人が多く、デザインに関するあれゆる情報が入ってきたのですが
その中の1つがこちらでした。

以下番組紹介です。

デザインには、工業デザイン、グラフィックデザイン、服飾デザイン、建築デザイン、照明デザインなど、様々な分野があります。
それらすべてのデザインは、物事の本質をしっかりと見出し、そこに工夫を加えることで、
さらなる使いやすさ、美しさ、心地良さを実現することを目的としています。
つまりデザインとは、人とモノ、人と人との関係を「より良くつなげる」ための
観察・思索・知恵・行動のプロセスです。

「デザインあ」は、私たちの身の回りに当たり前に存在しているモノを
こうした「デザイン」の視点から徹底的に見つめ直し、斬新な映像手法と音楽で表現。
こどもたちに「デザインの面白さ」を伝え、
「デザイン的な視点と感性」を育む一歩となることをめざしています。

先生方に「デザイナーは医者と同じような役割だ、つまり患者(クライアント)の病気(課題)を診察し、より良い治療法(表現手段)を導き実行する」と耳にタコができるくらい聞かされていました。懐かしい。

この番組って、デザインの基本がたくさんつまっています。

要素の分解、動きの観察、表現手法、デザイナーの心意気…

これを「こどもにわかりやすく伝える」ようにデザインされた番組がこちらです。

こどもが面白いとおもうこと から学ぶこと

一番好きなコーナーである「動きのデザイン」

赤い人が困っています。

現実にはこんな極端なことは早々起こりません。
極端なので笑ってしまいます。

いやいや、やりすぎやろ、と。

赤い人の「困った」を解決するには、デザインの力でどうできるのかというのが、このコーナーで見られるものです。

このコーナーが面白いなという理由がつあげられます。

①素材が身近であること
このコーナーに出てくるものは身近なものがほとんどです。
身近なものだと想像もしやすいので、すっと頭に入ってきますし
身近なものの「何かがおかしい」もわかりやすく入ってきます。

②極端に何かがおかしい
上記でも少し触れましたが、身近なものが現実には見ない「おかしい」感じになっています。
それも遠慮なく極端に。
その揺れ幅がおもしろい。そんなことないだろってくらいの思い切りがあるからわかりやすい。

③赤い人(主人公…?)が特別ではない
赤い人は特別ではありません。ちょっとおっちょこちょいな感じです。
(4人の父で単身赴任という設定はあるようです)
身近な感じが出ているので、親しみやすい。し、頑張れ赤い人!となぜだか思ってしまう。

④わかりやすく的確なコメント
赤い人を観察しながらコメントしていくという方法をとっています。
赤い人困ってる!という誰にでもわかる、やさしい日本語で。
このコメントの力もあって、赤い人の目線や赤い人の気持ちになってしまいます。

⑤総じてシンプルである
見やすい、わかりやすい、聞きやすい。
話としても、困っている→デザインの力で解決 という、これ以上ないシンプルさ。
無駄なものが一切ない。

⑥ギャップがある
身近さとちょっと遠そうなデザイン、現実と非現実(現実で見たことない状況)、変わる前と変わった後という
ギャップが感じられる。

こんなところかと(10分で考えたので考えは薄いかも)

もっともっと徹底的に考え抜かれていると思いますが
改めて考えることで「動きのデザイン」の面白さの輪郭は、ちょっとつかめたような気もします。

こどもが面白い、と思うものを作る裏には
徹底した創意工夫があるんだろうな…と感動してしまいました。

まとめ

やっぱりデザインって面白い。デザインが好き。
改めて思いました。

デザイン畑を離れてしまいましたが
人生のどこかでデザインと触れ合っていたいな。

「デザインに必要なのはセンスではない。
 どれだけ観察できたか、話を聞けたか、アイディアを出せたか、
 適切な表現ができるか、だ。」

デザイン畑には戻れないけど
ベランダででデザインの苗くらいは育てることはできるかな。

それでは!

ちなみに
私が一番好きな広告クリエイティブはこちら。


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ルミネのクリエイティブは度々話題になり、研究?されてますね。



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