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【5月の暮らしのレシピ】暑さ本番を迎える前に!消化の火を細やかにケアしよう

今月から夏のアーユルヴェーダ料理教室の始まりです。春には花粉症にフォーカスした食生活についてお伝えしてきましたが、夏は肌荒れなど、皮膚の症状にフォーカスしてアーユルヴェーダの食生活をシェアしていきます。

アトピー性皮膚炎やアレルギー疾患はもちろんのこと、そこまでいかなくてもちょっとしたことで肌が荒れたり、シミやくすみといった年齢肌の課題など、皮膚のお悩みは表面に現れるのでメンタルに直接影響しますよね。

そんな肌の状態をよりよくし、鏡の中の自分を見てにっこりできる毎日を送るには、アーユルヴェーダで最も大切なコンセプト「消化の火」を丈夫に保つこと。この消化の火、暑くなる季節には乱れやすくなります。

そのため、5月から7月には、夏の季節の食生活を知りながら、ご自身の肌を本当の意味で内側からケアできるようにしていきましょう。

ドーシャのバランスは、消化の火のバランス

1月と4月に行ったアーユルヴェーダ基礎では「ドーシャ理論」を中心に、まずはご自身の体質や個性を知ることをお伝えしてきました。

ボディとマインド、すべて合わせて5つのドーシャが自分の中にあり、それが時にバランスを崩す時がある。優勢になっているドーシャによって、特に現れやすい不調につながっている。

そうしたアーユルヴェーダの考え方が伝わったでしょうか?

このドーシャのバランス、
・特にPittaが乱れているときは何らかの炎症が起きる
・特にVataが乱れているときは何らかの痛みが起きる
・特にKaphaが乱れているときは何らかの停滞感が現れる

など、不調の特徴から逆算して、どのドーシャが乱れているか把握することができます。

そのほかにも不調があるとき現れている色(Kaphaならニキビが白、Pittaならニキビは黄色く膿んでいるなど)や、不調が生じている身体の部位(Pittaなら胃、Vataならおへそより下など)からもどのドーシャが乱れているか想像することができます。

こんな風にして、身体の調子からそれぞれのドーシャへの想像力を働かせることって大事です。
いきなり「自分を理解しよう」とするよりも、自分も他人も持っているすべてのドーシャにそれぞれ想いを馳せて、パーツを順々に理解できるようになっていくと、自ずと自分という全体像も見えてくるようになります。

|消化の火のバランスを知るために、毎日のお通じも観察する

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インドの予防医療アーユルヴェーダ。個人に合わせた食生活を知り、不調の少ない心地のいい身体を作るのに欠かせない知恵です。一見難しいアーユルヴェーダを、身近な食材や料理、暮らし方でわかりやすくお届けするのがeatreat.の魅力。楽しみながら、心地のいい暮らしを見つけて行ってくださいね。

eatreat.がオンラインでお届けするアーユルヴェーダ料理教室のマガジンです。 ・1月〜3月:花粉症と春の季節の食生活 ・5月〜7月:肌…

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