空気が冷たいと服が薄いが重なるベン図

息子は友達のところに泊っていて今日も夕方まで遊んで帰ってくることになっている。娘とゆっくり起きだした。

今日は待っていた日だ。

パイプベッドを解体するんだ。

我が家はとても狭い。全体的にコンパクトだし部屋のひとつひとつがとても小さい。

そんな狭い空間を有効活用すべく一室にパイプのロフトベッドを置いていた。空中だった場所に寝られるようになり下にものが置けるのが良かった。

ただそもそも部屋が狭いので圧迫感がすごく、金属のパイプ製で重量感もあるのでじわじわとなにかこれは恐ろしいなと思うようになった。

一応そこそこ便利に使っていた頃もあったので買い物としては失敗ではなく「使い終わった」ということで処分することにしたのだった。

六角レンチでたくさんあるねじを1本1本はずしていき一体だったベッドをパーツに分解する。ほこりをふいて粗大ごみの日に出すべくまとめた。

ベッドがなくなって三分割されていた部屋の空間が一つになった。

横になったときの空が広い。

金属の大きなものがなくなって恐ろしさが減った。

娘が手伝う気満々だったので細かく指示を出し最大限働いてもらった。とても助かった。

すっかり働いたので午後はぼんやりした。

夕方から仕事。うまくいった。帰りにニトリに寄った。

敷布団のシーツが笑うくらいぼろぼろになっていたので買い替えたい。

こだわりのないものは何年も買い替えないのでぼろぼろになる。ぼろぼろになるまで使うのは好きだがさすがに擦り切れて穴があいていたのでベッドの解体とともにバーンと捨てたのだ。

洗濯のときの取り外しと取り付けが簡単なタイプのものがほしかったが見つからなかった。

思えば家具を解体した日に家具屋に行ってるの、サイコパス的だ。

夜になってすごく寒くなった。前日は最大限着こんだのだが今日はそこまで着なかった。

外気が冷たいし服が薄いし、冷たいと薄いが重なって寒いが完成した。そういうベン図が思い浮かんだ。

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1979年東京生まれ、神奈川、埼玉育ち、東京在住。webライター、編集(デイリーポータルZ編集部所属)。納豆を1万回まぜたのは私です。好きなものはEDMとローソク足とコンテンポラリーダンス。 Twitter @eatmorecakes
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