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フライ返しを探して つづき 昭和33年暮しの手帖

前回のnote でバッタア・ビータアの名前を昭和33年の暮しの手帖で募集しているという話をかきました。
続きを手に入れたのですが発表が次号となってしまっていたので
またそこからメルカリで買いました!

前回の記事

そして買ったのは暮しの手帖46号

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ここにバッタア・ビータアの新しい名前が載っているはず
ちなみにこの辺りの暮しの手帖は1000円くらいで古本が手に入ります。

さぁ!どきどきしながらページをめくっていきます。

五つの新しい名前

えっ!決まってない!!

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・なながえし(七返し)
・まんのう(万能)
・すのこ返し
・八丁ばし
・すかしべら(透しヘラ)

聞いたことない!どれも初耳!!
こっからまた投票で決めるそうです。。。
少なくとも分かっていることは、僕らはこの名前では呼んでいない。

うーんこれはまた買うしかない
次号をメルカリでポチりました!


そしてやってきた
47号
表紙が素敵です!

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もうだいたいどの辺りに記事がのっているかもわかる4冊目
はたしてどの名前になっているのか、、、

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えー、、、、決まらなかった。。。
当分、決定を保留ですって、、もうここからは探す術がないか。。
次号を買っても載っていないということでしょう。。。

粗品なんだったんだろうな。。。

残念です。

でも家には昭和の料理本はけっこうあるので
どこかでフライ返しという表記がないか探してみました。

というかそもそも
バッタア・ビータアって名前はなんなんだということで少し調べてみました

まず
バッタア・ビータアは
Butter beater
バターを攪拌する道具らしいです。
僕のイメージしているバッタア・ビータアはちょっと薄い金属で
バターを攪拌するには弱々しい感じもしてしまいますが
ボールの角度に合わせてバターをつぶしたり、混ぜたりする物らしいです。

フライ返しは
ターナーと呼ばれることが多いでしょうか
もっと四角いもの。

昭和33年発行の
家庭料理全書という本にこんな写真をみつけました

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フライ返しとバタービーター
別々に載っていますが、同じ用途で使ってねという感じですね。

いまでもバタービーターで検索すると
ちゃんと商品が出てきます

暮しの手帖では、名前募集をしていましたが
用途、形状がにていることもあり
別の道具でしたが、フライ返しという名前に落ち着いていき
同じ道具の形状違いというような扱いに変わっていったということらしいです。

他のページにも
最新の台所道具というコーナーに紹介されていました。

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昭和33年に最新の台所道具としてバタービーターが紹介されています。
写真には泡立て器と共に乗っているので、攪拌する道具として紹介されているようですね。


戦前のレシピをみていると、メレンゲをつくることもあるのですが箸を4、5本持ってかき混ぜると表記されていることがあります。相当な時間と手間がかかりそうですが泡立て器はまだあまり日本に無かったんですね。

そう思うとバタービーターで混ぜるのは効率的かもしれません。
いまでもまだバタービーターで売られている道具ですが
用途と名前がバラバラになってしまっているのが面白い!

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