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BlackLotusがロマネコンティになる日

ブラックロータス

マジック:ザ・ギャザリング(Magic: The Gathering)にはBlackLotusというカードがある。

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マジックザギャザリング・・・長いのでマジックとかギャザとか呼ばれたり、MtGと表記されることが多いが、世界初のトレーディングカードゲームの名前で、カードを集めて対戦相手と戦うゲームのこと。
シャドバとか遊戯王のご先祖様でもあり、未だに人気が衰えていない一流の現役選手でもある。

そんなゲームが好きな「カードゲーマー」と言うと、
"最強カードで戦うためにお金に糸目をつけず、物凄い高額なカードを買い集めるんでしょう?"
というイメージが、多くの人にはあるようだ。
(多分、遊戯のおじいさんのブルーアイズを欲しがるカイバくんのイメージが原型だと思うんだけども。)

BlackLotus(ブラックロータス)は、知名度が高いカードなので、何処かで「とても高いカード」の名前として聞いた事がある人もいるかと思う。

なので、ギャザが好きなんですよねーなんて話をしていると、たまに、


ブラックロータス = 最高額 = 最強 = ブルーアイズ 
= 誰もが↑を欲しがるはず・・・!

という方程式が頭の中に成立する方がいらっしゃいまして。

「えーと、その、ブラックロータス・・・?持ってるんですか・・・?」


と、上目遣いで聞かれる、というのは、
マジック:ザ・ギャザリング(以下、ギャザ)を長くやっている人なら、
1度くらいは経験があるのではないだろうか。

大抵のプレイヤーは、
「いやいやまさか、持ってないですよw」と答え、
極少数の人が、「一応、持ってます」みたいに答え、
さらに一握りの人が、「持ってます」と胸を張って答える。

「一応」という表現の細かい機微は後述するとして、
大抵の持ってない人は、大概以下のように言葉を続けると思う。

「あ、勿論ブラックロータスはとても高いカードですけど、必ずしも絶対に必要、というカードではないんですよ。そういった資産格差を考慮して、直近2年で発売されたカードだけで遊ぶ制度が人気で・・・」

というような文句が常套句で、
(何を焦ってるんだこいつは・・・?)・・・はぁ」
みたいな印象を与えるのが、よくある風景かと思うんだけども。

こういった場合に、
「まぁ、ワインで言うとDRC、ロマネコンティみたいなもんなので、
持ってる方が特別ですから」
と説明するのが割と丁度良いんじゃね?

という事に気がついてしまった、というお話。

参考:

DRC

ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティという名前のワインの製造元の事で、
世界で一番高いフランスワインであるロマネコンティ(通称ロマコン)を販売している。
DRC社はロマコン以外にもラターシュ、エシュゾー、リシュブールなど、色々な製品名のワインを手掛けているが、DRCの名を冠するロマネ・コンティはボトル一本のお値段が大体3〜400万円くらい。
リシュブールという製品でも安くてボトル一本で30万円位。

一言で言うと、超高級ワイン。

参考:

ご挨拶

どうも初めまして、ゆきあです。
普段はDNでギャザの日記を細々と書いている者なのですが、最近noteが流行っているようなので、今日はこちらにお邪魔してみよう、などと思った次第です。​

私は1999年にギャザを知り、1年位とっぷりとハマってから辞め、
2011年に復帰して以降、細々とマジックザギャザリングを遊び続けています。
競技プレイヤーでもなく、仲間うちと遊ぶことが多いけど、レシピはガチ寄りという、ザ・標準的なユーザーです。

そんな凡庸なユーザーですので、
今回のテーマとなるBlackLotusなのですが、
私は勿論、持っていません。

BlackLotusを持ってない人間が、DRCを飲んだことは勿論無い訳で、
それどころか、見たこともありません。
ついでに言うと城アキラは好きだけども、ワインは全然飲みませんので、ロマコン的なものを語れる程の何かを持っている訳でもありません。すんません。

けども、当事者でもないのに好き嫌いを語る事が出来るものは、
多分「文化」と呼んで差し支えがないんだろう、
だから、嬉しいね、悲しいね、というのが今回の文章の趣旨です。

相似点

かつて、漫画「もやしもん」に登場するハセガワは、
「飲むことよりも、語る事の方が多い酒」と、
ロマネコンティを評しました。

「マナを出すよりも、語る事の方が多いカード」なのがブラックロータスで、パワー9の一角としても、引き合いとしても、様々に登場する象徴的なカードです。

普通の酒屋では在庫が無いことは当たり前だがお金のある一般人でも購入することは可能で、ワインしか扱わない専門店なら、在庫がありそうなのがロマコン。

普通のカードショップでは在庫が無いことは当たり前だがお金のある一般人でも購入することは可能で、ギャザのカードしか扱わない専門店なら、在庫がありそうなのがロータス。

古い年代で特に価値のあるものは「ヴィンテージもの」と呼ばれるのがワイン。
ヴィンテージで使えるのがロータス。

生産された年代(ヴィンテージ)や保存状態、ラベルの傷の有無で価値が大きく変わるのがロマコン。
生産された版(アルファ・ベータ)や使用状態、カードの傷の有無で価値が大きく変わるのがロータス。

かたやフランス原産の飲料、かたやアメリカ原産のカードゲーム。

ワインは飲まれる事が目的なのに、投機の対象として見られ、飲まれる事なくカーヴに保存される事もよくある話で、
カードは遊ばれる事が目的なのに、投機の対象としても見られ、鑑定に出されて真空パックされて保存される事もよくある話。
どちらも数年前と比べて、市場価格は高騰し続けている。
どちらも偽造や詐欺の問題とは無縁ではない。

つまり、どちらも最終到達点として、文句なしの象徴として君臨している。

そういったものなんです。

価値

僕には友達がいて、その友達はフレンチをお店で食べることが趣味だ。
コースよりも高いようなワインを飲んで、総額が5万円になったー、
というような体験を好んでするような友達だ。

そんなワイン好きの友達に、DRCって飲んだことあるの?と聞いたら、
「いやまさか無いですよw」という回答を貰った。

だから続けてその友達に、
やっぱり飲んでみたいものなの?と聞くと、
「勿論飲んでみたいんですけど、多分、今飲んでも美味しさが分からないというか、『なんか苦いなコレ・・・』っていう感想で終わっちゃうんだと思います。
だから、もっと色々なワインを飲んで舌を育てないと、DRCの美味しさは分からないと思うので、今はまだ飲みたくないです」と言われた。

本来、ワインは飲むためのもの。

ブラックロータスから投機目的を除いたら、
それは遊ぶためのものだ。

2019年7月現在、安くても89万円するようなカードを、迷いなく買える人は中々いないと思う。
でも、その価値を本当に理解していて、
ちゃんと遊んで使える時間を作れるなら、
BlackLotusは他にはかえがたいカードなので、
買うしかないものになる事は、カードゲーマーとして理解ができる。

価値を正しく感じ取るために、
自分を鍛え、ふさわしくあろうと思わせる。

そんなことは、
なかなか普通の商品ではお目にかかれない事象で、
一言で言ってしまえばブランドの力、と言える。

最高額が1800万円とか5000万円という事実は、勿論2倍以上の開きがある話ではあるけど、一般的な庶民の感覚では「縁のない高額なもの」なのだ。

子供を膝に抱えながら舞浜の遊園地のホテル付プランを安く予約できた!と喜んでいる時に、「せっかくだからDRCリシュブールを飲もうかな。30万くらいするだろうけど」という発想になることは、一般的な家計から見たら隔絶した感覚といえると思う。いわんや5000万円ってなんだよ。家かよ。

だから、
DRCを飲んだことがある、
ブラックロータスを持っているという事は、両方とも特別なことなのだけど、後者が特別な事になったのはつい最近なのが、話をややこしくしている。

まぁ私がややこしく話しているだけという自覚はある。ごめんな。

嬉しいこと

マジックザギャザリングを起点とする、
トレーディングカードゲームの歴史は25年位で、
ワインの歴史は200年とか300年単位の話。

単純に比べることは出来ないので、
乱暴にまとめているんですけども、
「ブラックロータスというカードは、好きな人にとっては、ワインで言うところのロマネコンティみたいなものなんだろうなぁ」と、
この記事を読んでいる読者の諸兄諸姉が蓋然性を少しでも感じてもらえるのなら、
それは数多ある人類の遺産の中では萌芽のようなものであろうとも、
確かに「文化」になり得たという証である、と思っている。

あ、あのですね。
ギャザはワイン並みに立派で人気のある文化なんですよ、
などという虚言妄言を述べるつもりは、全く無くてですね。

どれほど一般受けしなくても、「文化」である以上は、否定しきれない市民権を勝ち取るに至った、という事が嬉しいんです。

(例えに出してしまい大変申し訳ないのですが、)
「ヘビメタ」は「ポップ」ほど人口に膾炙する趣味とは言えない。
公共の場ではなかなか耳にしないし、嫌いな人もいる。

しかし、何十年後もきっと、「ヘビメタが本当に好き」という人が高い確率で一定数はいる。
だから、「評価に全く値しない」と、存在そのものを全否定する事が誰にも出来ない。
市民権を勝ち得たというのは、そういう状態だと思う。


30歳を超えて、アラフォーなんて呼ばれる僕たちは、
トレーディングカードゲームが生まれて大体5年目くらいの、
多感な青春の時期にこのゲームに出会っている。

その時のギャザは、明らかにオタクな趣味で、
残念ながら、そうと表現するしかないものだった。

高校では流行っていたが、クラスの中では周りの連中には隠して遊んでた奴も何人かいた。
割とオープン目に教室で遊んでいた僕は、
高校の卒業文集の寄せ書きには、「カードゲームは本当にやめたほうがいい」という有難いお言葉を沢山貰った。

一時、凄く流行ってはいたけども、廃れていくのも肌で感じた。
面白くて仕方がなかったけど、吹けば飛ぶような趣味だった。

何か特別なゲームで遊んでいるという実感は持っていたが、誰からも確証は得られなかったので、同好の仲間と放課後に永遠に遊んでいた。

けども、もう明らかに、そんな事は過去の話になったんだな、と。

2019年現在、スマートフォンのアプリは全盛期で、
新旧のカードゲームがスマホアプリとして登場している。
2011年頃から、スマートフォン向けのDTCG(デジタルトレーディングカードゲーム)は少しずつ一般化してきた。
(知られてないだろうけどShadowEra、)ハースストーン、シャドウバースという流れは、明らかにトレーディングカードゲームを身近なものにした。

TCGを知らない人や、ギャザを本当に知らない人は、
昔に比べて本当に少なくなった。
冷静に考えれば、驚くほど多くの人がカードゲームで遊んでいる。

昔、小遣いを握りしめてリシャーダの港やマスティコアに羨望のまなざしを向けていた門前の小僧だった僕らは、いつしか30代に突入した。

自由になるお金が明らかに増えた。
子供が出来て、緊縮財政が敷かれたりすることもあるけど、
社会の中では壮年、おっさんと呼ばれつつも、経験が結実し、誰かの柱になったり、自分の夢をかなえるために、旗揚げしたりする時期が来た。
CMソングやリバイバルされる映画も、なんとなく僕らの世代に耳あたりの良いものが増えてきた。

土日に遊ぶことは本当に難しくて贅沢になった。
昔は毎週のように会っていた友達が、年に2回会えればうれしい友達になっていく。
この文章も、3歳の子供がiPadのyoutubeに夢中になっている合間で書いている。

だから遠くない未来、
例えばスマホで遊べるカードゲームを、僕の子供が気の合う友達と高校とかでは遊んでいるわけだ。

僕の子供は、一緒に遊んでいる友達に、
「父さんとは家でギャザやってて、デッキあるけど今日家で遊んでみる?」
みたいなことを言うわけだよ。

そうすると、その友達は、
「え、なにその羨ましい環境。絶対行くんだけど」
って普通に答える訳だ。

そういう未来は全く悪くない。楽しそう。非常に最高だ。
仮にギャザは、明日から販売停止になったとしても、愛好家がいなくならない段階にきている。
多分、そういうルートにギャザは入っている。

それが、嬉しいこと。

悲しいこと

ワインと違って、ブラックロータスはもうメーカーから生産されていない。再録禁止リストの話は長くなるので割愛するが、今現在ブラックロータスを手に入れようとしたら、新しいブラックロータスが登場しない以上、
すでに生産されたカードを中古市場から買うしか方法がない。

ワインと違って、MTGの歴史は浅い。
なんせ三浦知良選手の現役生活がサントスで始まった1986年にはまだギャザは誕生しておらず、Jリーグが日本で開幕した1992年でもまだギャザは誕生していない。ギャザが生まれたのは1993年8月、日本語版が発売されたのが1995年の4月だ。

三浦知良選手が現在も所属する横浜FCに移籍した2005年。
マジックのカードショップとしては文句なしに老舗であるCardShopSerraのサイトでは、2005年頃のコラム、「まじっくの歴史その1」でこんなふうに記載されている。以下に引用して紹介をしたい。(強調は筆者)

言うまでもなく《Black Lotus》が一番高価かつ人気も高く、
現在ではUnlimited版(白枠)でさえ10万円を超える事も珍しくありません。
β版(黒枠)の完全なMint品は100万円の値がつくそうです。
(なによりもあっさり100万円を出す人が怖いですね。)
ーーーー
引用元:https://cardshop-serra.com/material/column/133


これがこの当時の相場感であり、当時の金銭感覚といって差し支えはないと思う。
この時期、私はギャザやってないけど、私が遊んでた2000年くらいの肌感からしてそんなに違和感がある話でもない。

ちなみに2005年当時の東京都の最低時給は713円で、
現在の東京都の最低時給は2018年10月に改正されたのが最新で985円。

一般的にはデフレが続いていると言われるが、
現在は安くて90万円、高くて1800万円なので、この価値の上がり方が、
一般的な物価やらとは常軌を逸していることはご理解いただけるかと思う。

ちょっと前まではそんなに価値が高いものではなかったし、生活を傾けないレベルでも、頑張れば手に入ったものだった。

「もしかしたら将来は価値が上がるかも知れない」と言っていた将来は、まさに今、顕在化していて、金銭的な価値が高騰している。

つまり、誤解を恐れずに言えば、成金が多い可能性が極めて高い、という事になる。

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成金というのは、自分の資産に火を付ける人のことではなくてですね。

他人の評価を「大したことがない」と謙遜する形態でしか、価値を表現出来ない人のことを成金と言います。

んで、この謙遜というのは結構な確率で「なんとなく自分でも価値が変わっているのは解っているんだけど、わかっていない振りをする」という対応が含まれます。

短期間で暴騰したもの、というのは、自分の肌感覚での評価と、外的要因での高騰による外部評価が一致しえないものです。

なので、「大したことがない」と言うのは当然といえば当然なのですが、「いやいや何をおっしゃいますか」と他人に持ち上げられることでしか価値を確認するしかない、というのが、成金です。

この現象についてはブラックロータス固有の事象というより、価値が急激に暴騰した商品については普遍的に当てはまる事象のはずで、時間軸が短すぎると状況の説明が難しいのはロマネ・コンティも恐らく同様だったと思います。
ちなみに、短期間に値段が上がり続ける理由が誰にも説明できなくなった時の事例は、不動産やチューリップのようになります。

昔から持っていて、今の価値を知っている人の中には、その価値の説明ができる人と出来ない人がいます。

自分の価値観を説明できるなら良いんです。でも、その難易度は結構高い。

つまり、自分が持っているものの価値が、他人の金銭的な価値観を使わないと分からない。


そんな悲しいこと、ありますかね・・・。

例えば、動画でブラックロータスを見かける機会というのは、
なんか時価金額がセットにされていたり、とにかく「高額であること」を押し出した動画が本当によく目につくように思うんですわ。

まぁマーケティング的に引きが強いみたいな事情は分からなくはないんだ。
けど、他人の金銭感覚を使わないと、カードの価値を伝えられないなら、
無理に表現するのは止めて、おとなしく色々な人と遊んでた方が全然いいと思うんですよ。

ブラックロータスの価値は昔、今の10分の1以下だったけど、テンペストやウルザ時代の体験は、今の10分の1以下の価値しかない、
なんてことが、ある訳ないじゃないですか。
だったらすべそれとか成立しないわけですわ。

当時僕らは、価値が認められているから遊んでいたのか?
違うよね?遊んでいたから価値が認められたんじゃないか?
このゲームは本物だと、信じたかったし、信じてた。
だから、信じたから、本物になったんじゃないの?

価値を正しく伝える方法は別に難しくないんです。
「いやもう本当に、めっちゃ楽しいです。毎日幸せです」ってことを、
素直に伝えればいいんです。

一緒に遊んで、遊んでるところを見せて、どれほど楽しく遊んでいるかが伝わればいいんですよ。
動画だったら、金額表示するよりドローしたり場に出す瞬間のプレイヤーの表情を移した方がよっぽど意味があると思うんですわ。

事ここに至っては、
先見の明を持って昔買っていたことは、誇るべきことです。
なんとなく昔買ったのなら、それを手放さずに今も持っていることは、誇るべきことです。
最近買ったのなら、その経済力は誇るべきことです。

でも、一番誇るべきことは、
BlackLotusやマジック・ザ・ギャザリングで遊ぶことで、
どれほど楽しい思いをしてきたか、です。

ソムリエかもやしもんのどっちか覚えていないんだけど、フランスでは子供もものすごーく薄めたワインを飲むんだってさ。

だからさ。例えば自分の子供と遊ぼうよ。
それがどれだけ大切で尊いかは、きっと次の世代に伝わると思うよ。

今はまだまだ過渡期だけども、
楽しさや嬉しさが自然に、素直にまず口にできるようになる時代が、BlackLotusがロマネ・コンティになる日なんだと思う。

noteを使った感想と最近の雑多なこと

思ったよりも改行が思い通りにならなくてストレス溜まったわ・・・。
目次の作り方わからなくて切なくなった。
マークダウン書式を使わせて欲しい気持ちしかない。

どうも最近、文化=大人の趣味=アッパー層という、
割りと極論風味なツイートがTwitterで流れてきまして・・・。

ワイン好きを自称する人に「一本5万円以下のものをワインというのは抵抗がありますね」みたいなこと言われたら、結構凹みませんか。

ワイン好きの人には、出来れば「ワインは大体飲んでるので、予算内で美味しいワインを紹介します。美味しく楽しみましょう!」って言ってほしくないですか。

ギャザも、本来そうだって、僕は信じたいんです。
色んな楽しみ方があって、みんな違って、みんないいんです。

という気持ちで、なんか下書きで3ヶ月くらい眠っていた記事を世に送り出します。

感想いただけると嬉しいです。

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