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心に残っている児童書3選

こんにちは。デジタルコンテンツ部のYです。
先日甥っ子(可愛い)が1歳の誕生日を迎え、プレゼントとして絵本を選ぶ機会がありました。久しぶりに懐かしい絵本たちを見ていると、「そう言えばあの本好きだったな~」という思い出がぽつぽつと蘇ってきましたので、その中でも特に心に残っている作品をご紹介したいと思います。

① 『ピーターラビットのおはなし』(福音館書店)

昔、私はあまり本を買ってもらえず、代わりに毎週図書館に連れて行ってもらい上限数MAXまで絵本を借りて過ごしていました。保育園に通いだす前、3~4歳の頃です。

あるとき、ふと手に取ったのが『ピーターラビットのおはなし』でした。初めて中身を見たとき、私は衝撃を受けました。
ピーターラビットシリーズは比較的文字が小さく、しかも文字だけが数行並んだページが存在するなど、少々年齢層高めの絵本となっています。こんな難しそうな本を読めるのは”大人”に違いないと確信し、その本を借りました。
当時の私にとってピーターラビットはまだ難解でした。ですが、「大人っぽく思われたい」という不純な動機を基に必死に読み進め、返却しました。当然、内容はあまり理解できませんでした。返却した後、「私は何をやっているのだろう……」という感情に苛まれました。
このときの後悔のような気まずさのような気持ちは20年以上経った今でも忘れられず、幼少期の嫌な感情は一生心に残ってしまうのだな、という学びのようなエピソードです。


② 『すいしょうゼリー』(ほるぷ出版)

こちらは私が小学校に入学して初めて借りた本です。
入学してすぐ、図書館のルールや貸し借りの方法を学ぶための授業がありました。今はバーコードを読み取って貸し借りが行われていますが、当時はまだ手書きの図書カードの時代です。新1年生にとってはなかなか難易度の高い作業でしたので、1冊実際に借りて練習することになりました。
どうして選んだのか全く思いだせないのですが、そこで借りたのが『すいしょうゼリー』です。
タイトルでもある「すいしょうゼリー」というのが、食べる前は固い水晶の姿をしているのに、口に入れるとぷるぷるのゼリーになるという不思議な食べ物です。当時はこれにすごく憧れて、お店で探してみたり、ゼリーをがちがちに凍らせてみたりしていましたが近しいものを手に入れることはできませんでした。
この記事を書くうちに久しぶりに読みなおしたくなり、ネットで調べてみたところ……

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欲しい本は、買えるうちに買おうと思います。


③ 『はらぺこあおむし』(偕成社)

小学校3年生の頃の、言わずと知れた名作に関するお話です。
私は妹弟が結構たくさんいるのですが、そのうち末の弟は帝王切開での出産でした。未熟児であったこともあり、赤ちゃんと母の入院は長引きました。
何度か家族でお見舞いに行きましたが、度々大人だけで話し合うシーンがあり、その際には私が妹弟の面倒を見ていました。
面倒を見るとは言え、家で遊ぶように産院の中ではしゃぎまわる訳にもいきません。みんなでおとなしく待つために、私は絵本を読み聞かせていました。産院の本棚に置かれていたのが『はらぺこあおむし』でした。
ストーリーがシンプルで、イラストも鮮やかなこの絵本は、年齢がバラバラだった私たちのみんなが好きでみんなが楽しめる作品でした。今でも『はらぺこあおむし』を読むと産院独特のミルクや赤ちゃんの匂いを思い出します。
先述のとおり、甥の誕生日プレゼントとして是非この『はらぺこあおむし』を贈ろうと思ったのですが、既に購入されていました。そりゃそうか。


以上、心に残っている児童書たちでした。

実は…弊社イースト・プレスにも絵本レーベルがあります。その名も「こどもプレス」! 子どもの学びに繋がる内容からチャレンジングなものまで、バリエーション豊かな作品が揃っています。
私のオススメは中垣ゆたかさんの『ハロウィン ゴーゴー!』です。ハロウィンのウキウキした様子が画面いっぱいから伝わってきて、読んでいるこちらも楽しくなってしまいます。

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この絵本、おまけとして「パンプキンおばけドームパイ」のレシピが潜んでいます。読んで楽しい・作って楽しい1冊、おうち時間のお供にいかがでしょうか。

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読んだ子たちがアラサーになっても思い出して語ってくれるような、そんな作品を生み出せるようがんばっていきたいと思います!


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