田舎暮らしの理想と現実
移住者の実体験お伝えします
香川県の東の端っこ、東かがわ市で不動産屋をしている福栄不動産です。
私は東かがわ市に移住して今年で10年になります。
ようやく「移住者」から「定住者」に出世できた気でおります(笑)
近年、「田舎暮らし」や「地方移住」が注目されています。
でも、それが流行になって、
流行で終わってしまってはいけないと思っています。
田舎に移住してきた人が
田舎暮らしの理想と現実のギャップに直面したとき、
「こんなはずじゃなかった」
とならないために、まず知ってもらいたいことをお伝えします。
田舎暮らしの理想と現実~その1~
【理想】田舎は時間がゆっくり流れているから、のんびり過ごしたい
移住前は私もこう思っていました。
ゆったり、のんびり、スローライフを想像していました。
【現実】田舎の人の活動量はハンパない
田舎の朝は早いのです。
私の近所では、だいたい朝5時くらいから活動しています。
夏なら草刈り機の音が目覚ましです。
景色がきれい、お米、野菜、魚、水がおいしいなどの
田舎の良いところというのは、それを守っている人たちがいるからです。
田舎の良いところは、当たり前にあることではないのです。
田舎暮らしの理想と現実~その2~
【理想】都会の人付き合いに疲れたから、人口の少ない田舎に住みたい
人口が少ない田舎なら、そんなに交流しなくても生きていけるだろう
と思われる方も多いのではないでしょうか。
【現実】田舎の方が人付き合いは多い
人付き合いが苦手な人は、田舎に向いていない
確かに、限界集落などで、物理的にご近所さんがいないこともありますが
実際は自治会の活動があったり、家を持つ場合には水利組合に加入するなど、様々な地域ルールがあります。
逆にいうと、柔軟に人付き合いができる人であれば
困ったときはお互い様精神でとても助けてくれます。
人口が少ないからこそ、地域のつながりが大事なんです。
まとめ
田舎暮らしに挫折しない必須能力は、柔軟に人付き合いができること
ただこれは、
どこかのコミュニティーに属しなければいけない
誰とでも仲良くしないといけない
という意味ではありません。
人付き合いはするけど、自分の世界はしっかり保つ
人付き合いにおいては、入口も軽く、出口も軽く
でいいと思っています。
ドライに聞こえるかもしれませんが
田舎のしがらみに巻き込まれてしまった結果、
心を病んで田舎暮らしを満喫できなくなり、
都会に帰ってしまった人を何人か見ました。
それならば、自分が快適に過ごせる距離感で
田舎と長く付き合える方がいいと思います。
今回のお話が、田舎への移住を検討されている方の参考になれば幸いです。
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