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【戦評】 先発全員安打に次期エース躍動。豊作のナゴヤ初戦~3月3日○楽天9-2中日

闘将追悼試合で投打かみ合う快勝!

現役時代、名古屋で活躍した故・星野仙一副会長を偲ぶ追悼ゲームになった本戦。
天国の闘将に届けとばかり、良く打ち、良く投げたのは、敵地に乗り込んだイーグルスだった。

試合結果は9-2の快勝!

打っては「先発全員安打」だ。

先発・山井には予定されていたイニングを投げさせず、2回2/3で降板に追い込む6得点。
二番手・吉見からも5連打のつるべ撃ちなどで3得点を挙げた。
中日ファンは近年斜陽著しいベテラン両右腕に今季復活の望みを託していたはずで、思わぬ鷲の猛攻に遭い、真っ青になったことだろう。

ベテラン今江が元気だった。
センターから右方向へ3本のシングルヒットを弾き返すと、絶好調の島内、選手会長の岡島、力をつけてきた内田、1日に1軍合流したばかりの嶋が2安打をマーク。
怪力ペゲーロのバットからは「対外戦2号ソロ」が誕生するなど、各所で豊作を記録したイヌワシ打線は、今対外戦最多タイ15安打と活発だった。

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投げては先発・藤平が光った。

対外戦2戦6イニングを完璧に抑えていた若きエース候補が、3万3千人超がつめかけたナゴヤドームでも躍動した。
恐竜打線を5回2失点に抑えて「開幕ローテ当確」のピッチングをみせると、二番手・菅原、三番手・宋家豪もスコアボードにゼロを並べた。

投打かみ合い、連敗は3でストップ。
対外戦成績を5勝5敗1分に、NPB球団との対戦を3勝5敗にした。

また、本戦では今季から導入される「リクエスト制度」を初体験。
4-1と楽天3点リードの3回2死満塁、嶋の右安で三走・内田に続き、二走・今江もホーム突入も、バックホームに遭いタッチアウトの宣告。

しかし、クロスプレーだったことから梨田監督が要請。
リプレー映像検証後、判定覆り、今江の生還が認められて2死3,1塁で試合再開というかたちになった。

(下記につづく)

両軍のスタメン

楽天=1番・島内(中)、2番・ペゲーロ(右)、3番・銀次(二)、4番・ウィーラー(三)、5番・今江(指)、6番・岡島(左)、7番・内田(一)、8番・嶋(捕)、9番・三好(遊)、先発・藤平(右投)

中日=1番・大島(中)、2番・京田(遊)、3番・アルモンテ(左)、4番・ビシエド(一)、5番・福田(三)、6番・高橋(指)、7番・モヤ(右)、8番・大野(捕)、9番・荒木(二)、先発・山井(右投)

闘将も目尻を下げた明大後輩の2安打

対外戦24打数11安打の打率.458、7試合連続ヒットと絶好調の島内。
今日も快音鳴り止まず、連続記録を8へ伸ばした。

放ったヒット2本は、いずれも先頭打者安打。
その後の2点先制劇、追加の4得点を先導する槍働きをみせた。

1回は山井の内角速球に少々詰まらされたが、しっかり振り切るバッティング。
名手・京田の横っ飛びをかいくぐるセンター返しで出塁し、その後、ペゲーロの一発で先制のホームを踏んだ。

3回は内角攻めを連続で受けた後の外角勝負球を素直に流し打って、三遊間を射抜く左安。
その後、ウィーラーの左翼フェンス直撃ツーベースで生還するなど短長5安打1四球の4得点の口火をきった。

この2安打、いずれも追い込まれてからのヒットだった。

これで今対外戦、島内の2ストライク以降打率は、、、

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