梨田監督が改めて掲げた「機動力の改善」。その“特効薬”はズバリ!コレ!!


梨田楽天3年目の始動

2月1日のキャンプインを無事に終え、梨田楽天の3年めが始動している。

先月下旬、地元・河北新報が実施した指揮官インタビュー。
読者のみなさんもすでに目を通した方、多いはずだ。

◎<楽天>梨田監督「日本一に向け、粘り強く、根気強く、ファンと共に歩んでいきたい」 (河北新報2018年01月30日火曜日)

◎<楽天>梨田監督 勝負の3年目 積極走塁磨く(河北新報2018年01月30日火曜日)


「1年目から掲げている機動力だ。昨季は長打力に依存し過ぎた。1点1点の積み重ねが決勝点になる。昨季は走塁が良ければ追い付けた試合が何度もあった。アグレッシブに次の塁を狙う意識が必要。単打で一走が三塁を奪って一、三塁の形を築けば、ヒットゾーンも広がる」

と、その狙いを語っている。

補足すると、これは決して長打力の否定や長打力からの脱却ではなく、『積み重ね』ということだろう。

得点力をセイバーメトリクスで考えたとき、最優先されるべきは、やっぱり長打力で、機動力は二の次、三の次案件である。

昨年並みの高い長打力を維持しつつ、過去2年間及ばなかった機動力を改善していきたいという『プラスアルファの強化』だと思う。

以上を踏まえて、あらためて指揮官の掲げる『機動力改善』を考えみたい。

結論から言えば、『機動力の強化』という点に関していえば、30代40代のベテラン選手は全くアテにならないという事実なのだ。

今シーズン、三好匠(25歳)、オコエ瑠偉(21歳)、田中和基(24歳)、山崎剛(23歳)といった20代の次世代レギュラー候補が、1軍戦力として平均以上の力をつけることを大前提で(※)、嶋基宏(34歳)、藤田一也(36歳)、今江年晶(35歳)、聖澤諒(33歳)といったベテラン勢から、どれだけ打席数、出場機会を奪うことができるか?が、機動力改善でも必要になってくる。
(カッコ内の年齢は今年迎える年齢)

※・・・この部分が大前提になる。1軍戦力として全く及ばない非力な力量にもかかわらず、手堅い結果を見込めるベテラン勢の出場機会をむやみに取り上げてまで、1軍の場で彼ら育成することは、闘将他界で例年以上に結果が求められる今シーズンは、必要ないと思う。

世代交代こそ、機動力向上への特効薬だ

今回調査した、『とある数字の衝撃的すぎる結果』を見れば、「世代交代こそが機動力改善の特効薬」だと言えることが、確認できると思う。

その数字を下記にてご紹介していきたい。

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