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【戦評】 これも野球。柳田の衝撃弾で好調則本がっくり~5月26日●楽天3-4ソフトバンク

好調則本の好投、報われず

「状態は悪くなかった。抑え方はあったと思う」

8回完投しながら3-4の1点差で敗れた則本による敗戦の弁だ。
エースが悔しさを口にしたように、残念な敗戦になった。

エースは本戦も絶好調だった。

初回いきなり失点したが、ここまでの『17イニング連続無失点』の余勢を駆る快投だ。

ストライク率71.2%、空振り率19.2%、空振り24球、奪三振12。
いずれも今季の最高値を叩き出している。

ストレートは今季最速の156キロを2球で計測。
平均球速も150.2キロと今シーズン初めて150キロを超えてきた。

数多くのゴロを打たせ、併殺含む10個のゴロアウトを獲得。
ゴロ率60.0%も今季の最高値になっていた。

にもかかわらず、『こういう結果もあるのが野球』だ。

チーム成績は6位、46試合16勝29敗1分の勝率.356。

5/15(火)から始まった「運命の13日間」の戦績は、これで5勝6敗。
前半戦の山場を勝ち越すことができない結果になった。

各種戦績は、ソフトバンク戦4勝7敗、5月10勝10敗、ビジター10勝11敗1分、1点差ゲーム3勝7敗、先制された試合4勝21敗。
今季は12球団中ワースト2位の得点力のため、とにかく先制されると苦しくなってしまう。

ゲーム差は、1位・西武と11.5、2位・日本ハムと9.5、3位・ソフトバンクと7.0、4位・オリックス、5位・ロッテと5.5に。
5/19(土)には3.5まで詰め、最下位脱出も見えてきたかに思えた5位との差も、再び5.5に広がっている。

両軍のスタメン

楽天=1番・茂木(遊)、2番・藤田(二)、3番・銀次(一)、4番・ペゲーロ(右)、5番・ディクソン(指)、6番・岡島(左)、7番・内田(三)、8番・嶋(捕)、9番・田中(中)、先発・則本(右投)

ソフトバンク=1番・福田(一)、2番・今宮(遊)、3番・中村(左)、4番・柳田(中)、5番・デスパイネ(指)、6番・上林(右)、7番・松田(三)、8番・市川(捕)、9番・高田(二)、先発・バンデンハーク(右投)

好守走でアピール続く田中の活躍劇

ゲームは初回から動いた。
則本の立ち上がり、4番・柳田の巧打先制打に遭い、ソフトバンクが1点を先制。

1点を追った楽天は3回、田中の今季1号ソロで同点に追いつく。

5/23の1軍再登録後の田中は、攻守走で良いアピールが続く。
この一発は左打席で放ったプロ1号になり、、、、

※ここからは有料エリアでお楽しみください。この後、田中、試合展開、則本、柳田の本塁打、茂木、バンデンハークについて書いてます。

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