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【戦評】4回2死満塁チャンスは相手が1枚上だった~10/17●楽天0-5ソフトバンク

ソフトバンク戦の多すぎる被弾

2戦連続で初回から主導権を握られ、1度も追いつけずに押し切られる展開は今季初。零敗は今季8度目、ソフトバンク戦で最多3度目を数えている。

それにしても、2試合連続で複数本塁打を打たれすぎ。

投手陣の被本塁打91本は、ソフトバンク75、日本ハム86に続くリーグ3位。
最多100被弾のオリックスなどと比べれば、一発を多く浴びているわけでもない。

しかし、対戦カード別では下記のとおり。

ソフトバンク戦 27本
ロッテ戦 18本
日本ハム戦 17本
西武戦 16本
オリックス戦 13本

上位を争った二強に浴びるケースが多かった。
とくにソフトバンク戦は突出して多く27本を数えている。

最大の原因は、本戦でも石橋が27号ソロを許した柳田悠岐だ。

OPS1.083はパリーグ1位、12球団唯一の10割超え。
屈指の打者には違いないが、カード別の本塁打を確認すると様相が異なる。
他球団が各4本に対し、楽天戦では異様の11本。荒稼ぎされているのだ。

それでも、追い込んだ後に許した被弾はわずか2本。

だから問題はどう早々に追い込むのか。
来季へ向けて徹底した柳田対策を練り直してもらいたい。

◎両軍のスタメン

楽天=1番・小深田(遊)、2番・鈴木(三)、3番・浅村(二)、4番・島内(左)、5番・ロメロ(指)、6番・銀次(一)、7番・小郷(右)、8番・田中和(中)、9番・石原(捕)、先発・石橋(右投)

ソフトバンク=1番・周東(二)、2番・中村晃(指)、3番・柳田(中)、4番・グラシアル(左)、5番・栗原(右)、6番・明石(一)、7番・松田(三)、8番・牧原(遊)、9番・甲斐(捕)、先発・東浜(右投)

◎試合展開

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小郷を封じた若鷹バッテリーの危機脱出術

本戦で唯一チャンスがあったとすれば、1点を追う4回表の攻撃だ。

楽天の打順は2巡目に突入。
2番・鈴木から始まる上位打線だった。

1死後、3番・浅村は四球。
東浜が一発を警戒してフォアボールを出した。

ところが、勝負するはずの4番・島内にもボール先行する。
3-0から3-2まで修正したものの、結果球も低めにはずれて連続四球になっていた。

貰った好機を活かすべく・・・(続く)

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