マガジンのカバー画像

5月から始めるShibakawaの犬鷲戦記録

48
若鷹軍団を優勝予想に挙げた数多くの評論家&野球好きを慌てさせる、梨田楽天2年目の快進撃。4年ぶりの日本一を目指し、首位固めを着々と進めるイーグルスの優勝戦線を綴ります。5月から球…
¥2,400
運営しているクリエイター

#則本昂大

【試合評】背番号7の、これから始まる「熱い夏」~6月26日△楽天4-4オリックス

【試合評】背番号7の、これから始まる「熱い夏」~6月26日△楽天4-4オリックス



貰った引分け延長戦12回を今シーズン8番目に長い3時間51分を戦った。
12回2死1塁で聖澤に代えて代打・今江が起用されたことで、ベンチ入り野手全員を使い切った総力戦。
その結果の今シーズン初のドローゲームを、あなたはどのように評価するだろうか?

楽天はエースを押し立てた一戦。
オリックスはエース登板を故意に回避、変則2連戦の2戦目にまわす起用。
敵軍からしてみれば1勝1敗で御の字。
初戦は

もっとみる
【試合評】夢舞台、暗転...~6月15日●楽天2-6ヤクルト

【試合評】夢舞台、暗転...~6月15日●楽天2-6ヤクルト



夢舞台、暗転まさか、よもやの7回6失点、1失策(タイムリーエラー)、3暴投(タイムリー暴投1含む)になった。
則本の6失点は4月12日西武戦(●E5-10L)以来、今シーズン2度目。
1試合3暴投はプロ初の痛恨ミスになった。

対するヤクルト先発・原樹理は9回4安打、無四死球、2失点、121球を投げ抜いたプロ初の完投勝利。
今シーズン、強打楽天から完投勝利を収めたのは、本戦の原が一番乗りになっ

もっとみる
【試合評】これは...!! 思わず中継に釘づけ。映像を2度見、さらに3度見。「さらなる覚醒」を感じさせたエースの完投劇~6月8日○楽天8-2DeNA

【試合評】これは...!! 思わず中継に釘づけ。映像を2度見、さらに3度見。「さらなる覚醒」を感じさせたエースの完投劇~6月8日○楽天8-2DeNA



投打かみ合い、連敗ストップ!前夜チームは今季初の3連敗を喫した。
金曜日からはセリーグ首位・広島を仙台に迎えての3ゲームシリーズ。
広島は交流戦に入っても好調を維持、交流戦順位は2位とソフトバンクと優勝争いを演じていた。
もしここを落とすようだと、ズルズルといきかねない。

そんな要所といえる踏ん張りどころ。
みごとな快投をみせたエースが今季2度目の完投勝利!
打線も鮮やかな奮起、4試合ぶりに

もっとみる
【試合評】「野生」を解き放った渾身の新記録~6月1日○楽天3-2巨人

【試合評】「野生」を解き放った渾身の新記録~6月1日○楽天3-2巨人



則本昂大、プロ野球新記録印象に残ったのは、あまりにも対照的な両者の表情だった。

8回「そのとき」がやってきても、なんら表情1つ変えることなかったのはマウンド上の鷲軍エース。
一方、対戦相手は、うすら笑いを浮かべていた。

打者は28歳にして通算1461安打を放つ当世を代表する右打者、巨人軍の3番・坂本勇人だった。

初球は外角137kmスライダー。
ボールになったが、捕球した嶋が思わずミット

もっとみる
【試合評】夜空ノムコウの快記録~5月25日○楽天4-1オリックス

【試合評】夜空ノムコウの快記録~5月25日○楽天4-1オリックス



夜空ノムコウの快記録5回と6回のイニングインターバル。
花火で彩られた神戸の夜空のむこうには、「快記録」が待っていた。

則本が8回1失点、10奪三振でリーグトップタイ6勝目。
1991年に野茂英雄(近鉄)が記録したNPB記録『6試合連続の二桁奪三振』に並ぶ快記録を達成させると、2位・ソフトバンクが最下位・ロッテに打撃戦で打ち負けての今季最多失点(H7-12M)。
3試合を残してイーグルスが『

もっとみる
【試合評】快打快投の熱狂3時間27分~5月17日○楽天15-6日本ハム

【試合評】快打快投の熱狂3時間27分~5月17日○楽天15-6日本ハム



羨望の岩手県営野球場主催試合で今季9度目の大入りになった岩手県営野球場は、うらやましすぎる『史上最高のお祭り騒ぎ』になった。

もちろんテーマ曲は、ご当地が舞台になったNHK朝の連ドラ「あまちゃん」オープニングナンバーだ。
アマダーの第1打席や銀次のアット・バットの随所で流れたこの曲は、ブラスバンドによるアップテンポでコミカルな行進曲だ。
聴く者を本能のまま誘惑する妖気や色気をも併せ持つ。

もっとみる
【試合評】鷲のエースが見せたNPBでの完成形~5月10日○楽天5-0ロッテ

【試合評】鷲のエースが見せたNPBでの完成形~5月10日○楽天5-0ロッテ



今シーズン2度目の零封勝利エースが異次元のピッチングを展開した首位楽天が、最下位ロッテに快勝。
4月18日西武戦(○E2-0L)以来、今シーズン2度目の零封勝利で、今季初のカード負け越しを阻止した。

試合前のブルペンから絶好調だったという則本にとって、序盤2回までの先制5得点が、力強い援護点になった。

立ち上がりの1回表、いきなりのピンチだった。
通算対戦成績33打数10安打、打率.303

もっとみる