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5月から始めるShibakawaの犬鷲戦記録

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若鷹軍団を優勝予想に挙げた数多くの評論家&野球好きを慌てさせる、梨田楽天2年目の快進撃。4年ぶりの日本一を目指し、首位固めを着々と進めるイーグルスの優勝戦線を綴ります。5月から球…
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#辛島航

【試合評】池山の「頑迷さ」と細川の「配球ミス」が招いた首位転落~7月7日●楽天0-5西武

【試合評】池山の「頑迷さ」と細川の「配球ミス」が招いた首位転落~7月7日●楽天0-5西武



変える必要のない打順をいじくり、今季2度目の零敗で首位陥落9試合ぶりの「2番・ペゲーロ、3番・ウィーラー、4番・アマダー」のスタメンオーダーだった。

ここに及んでまだなおも、なぜこの打順にこだわり続けるか?
試合前にスタメンを確認したとき、ぼくは立ちくらみがする思いだった。

アマダーに4番は不向きであることは明らかなのだ。
中南米出身者にしては珍しく、内向的すぎるアマダーの性格から考えれば

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【試合評】 初の青森開催で島内宏明がみせた「6年目の進化」~6月28日○楽天3-2オリックス

【試合評】 初の青森開催で島内宏明がみせた「6年目の進化」~6月28日○楽天3-2オリックス



初の青森開催を白星で飾る!パリーグでは33年ぶりとなる青森県内での公式戦。
総工費28億円をかけて全面改修され、今月3日にオープンしたばかりの「はるか夢球場」でイーグルスが初の青森開催1軍戦を白星で飾った。

現地観戦のファンの方が、楽天が初の青森開催を実現させ、名実ともに東北に根差した球団になった、そんなスタートラインに立ち合うことができた感慨深い試合とぼくに語ってくださり、なるほどなあ~と

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【試合評】オリ福良監督を左右病にさせた、辛島が用意した「伏線」の罠~5月23日○楽天10-6オリックス

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犬鷲ナインの闘志に火をつけたウィーラーの2打席連発兜の緒を締めて臨む重要どころの一戦で、楽天が球団史上、例を見ない大勝を挙げた。

相手はあの金子千尋だった。
今シーズンの成績は防御率1.80、リーグトップタイの5勝。
楽天戦での通算成績は防御率1.38、26勝6敗1セーブ、QS率87.2%。
開幕戦で4点を取ったとはいえ(このとき金子に勝敗つかずだった)、2度目の日本一へイーグルスが越えなけ

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【試合評】接戦を逃げ切り、今季最多の貯金15へ!~5月16日○楽天6-4日本ハム

【試合評】接戦を逃げ切り、今季最多の貯金15へ!~5月16日○楽天6-4日本ハム



ウィーラーの本格復調を示す「決定的な数字」秋田こまちスタジアム主催試合6年ぶりの勝利は、グラウンド整備を挟んだ後半戦の6回以降、追いすがるファイターズの攻撃を、イーグルス自慢の継投リレーで逃げ切る、接戦勝利になった。

前半戦の5回までは楽天が完全に主導権を握った。

初回に電光石火の足攻めでファイターズに1点先制されたものの、中盤の3回4回に味方が逆転。
先発・辛島は2回以降は5回まで『4イ

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【試合評】辛島航が平沢大河に失点につながる2安打を弾き返されたその理由~5月9日●楽天4-6ロッテ

【試合評】辛島航が平沢大河に失点につながる2安打を弾き返されたその理由~5月9日●楽天4-6ロッテ



予想とは真逆のロッテ5回戦4月25日から4カード連続の勝ち越し。
開幕ダッシュにつまづきながらも、徐々に地力を発揮。
逆襲の進軍ラッパを鳴らし始めた2位・ソフトバンク。
楽天は週末、そんな若鷹軍団との敵地2連戦を控えている。

きたるべき若鷹軍団との対決に備えて、週明けロッテ3連戦は「絶好機」と言えた。
勝って貯金を増やし、弾みをつけて敵地・九州に乗り込むためにも、この3連戦は「助走の3連勝」

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【試合評】予感はあった辛島航の2回3失点劇~5月2日●楽天1-4オリックス

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あのときの快勝再び!を期待したオリックス4回戦大型連休の本拠地オリックス戦、相手先発は金子千尋といえば、2013年5月4日(○E4-1Bs)を思い出す。

松井稼頭央による2本の長打で金子から5年ぶりに勝利を挙げたメモリアルなゲームになった。
中盤の5回、33kmの緩急差を仕留めた右中間フェンス直撃の二塁打で2点を先制、終盤7回には金子が3度首を振って投げ込んできたフルカウント勝負の148km

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