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Shibakawaの楽天イーグルス2016観戦記Vol.1

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楽天イーグルスの2016年戦い(オープン戦を含む)60試合をゲームレビューしていきます。
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#美馬学

【試合評】初回美馬学を襲った疑心暗鬼と恐怖心~2016年7月9日●E2-6H



大切なのは、則本で勝利の翌試合だ今年も引き続き、エースが投げてチームが勝利した翌試合の成績が悪い。

「引き続き」と書いた理由は、昨年も悪かったからだ。昨年のデーブ楽天は先発・則本でチームが勝利を飾った翌戦、4勝9敗と大きく負け越した。その傾向は梨田楽天になっても変わらず、ここまで2勝6敗2分。

良い流れを引き継ぐには、何よりも先取点だ。しかし、10試合中、8試合で先制点を奪われており、エー

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【試合評】 戦犯は足立祐一。信じられないサインで青山を炎上に導いた新人捕手の配球責任~2016年6月16日●楽天イーグルス7-10巨人



プロ1号2本含む4本塁打も、青山2試合連続の敗戦投手楽天は交流戦4カード連続の勝ち越しがかかったゲームをスコア7-10、今季14度目の逆転負けで落としている。

敗戦投手は青山。2試合連続になった。先発・美馬が4回降板となった点取り合戦、1点リードした8回に五番手としてマウンドに向かったが、坂本の逆転決勝2ランを含む6安打を集められ、致命的な4失点を奪われた。

楽天は4ホーマー含む8安打、巨

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【試合評】 最後まで目が離せない3時間35分。交流戦2カード連続勝ち越し! ~2016年6月9日○楽天イーグルス3-2ヤクルト



内田靖人1軍昇格即スタメンで2安打1打点梅雨空に覆われた仙台地方。断続的に振り続く雨中のコボスタで、若い力が躍動した。

中でも光ったのは、当日1軍昇格した内田靖人の打棒だ。

即、8番サードで今季初出場し、2安打1打点。5回にその後の同点・逆転につながるチャンス拡大の二塁打は右翼線着弾のポテンヒットで、ライト雄平の後逸を誘うラッキーな長打になったが、翌6回にはしっかり捉えてみせた。2死3,1

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【試合評】生みの苦しみ~2016年5月4日○楽天イーグルス5-3ロッテ



今夜は赤飯でお祝いだ。美馬学、約3年ぶり本拠地勝利!!美馬学がレギュラーシーズンでは約3年ぶりの本拠地勝利を挙げた。

日本シリーズでの好投はあったが、ペナントレースでは2013年4月8日ソフトバンク戦の勝利を最後に、白星から遠ざかっていた。この間、本拠地の名称はKスタからコボスタに変わり幾星霜。負け続けた連敗記録は13にまで達していた。

本拠地で先発した25試合の大半が、相手打線に打ち込ま

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【試合評】美馬好投、ジョニー&ウィーラーのアベック弾で今夜も快勝~2016年4月6日○楽天イーグルス5-2オリックス



昨年の楽天キラー、東明大貴を攻略打線好調のイーグルスは、昨年の楽天キラー、東明大貴ですら攻略した。昨年、東明は楽天戦で3戦3勝、防御率2.61。イヌワシ打線は僅かに.183しか打てず、大いに悩まされてきた。

しかし、今の楽天は違う。打線が「線」として機能するイーグルスは、初回に東明から1点を先制する。今夜も2死走者なしからの得点劇になった。

岡島、聖澤の1、2番コンビが連続三振に倒れた後、

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【試合評】 美馬学に春が来た! 100球未満の完封は楽天投手5年8カ月ぶり~2016年3月30日○楽天イーグルス5-0ロッテ



美馬学のプロ初完封勝利大敗から一夜。ロッテ2連戦の第2戦、先発・美馬がプロ初完封勝利。久々の快投を見せてくれた。

昨日の投壊&守乱ショックを払拭するテンポの良い投げっぷり。中盤以降、味方が小刻みに点を重ねてリードが5点になり、対するロッテのスコアボードには綺麗にゼロが並んでいき終盤を迎えた場面では、美馬の笑顔が目撃されるほど。近年の美馬と言えば、マウンド上では終始表情を崩さす、時節もどかしさ

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【試合評】 美馬の好投に水を差した新人・吉持の手痛い教訓~2016年3月10日●楽天イーグルス3-4オリックス

【試合評】 美馬の好投に水を差した新人・吉持の手痛い教訓~2016年3月10日●楽天イーグルス3-4オリックス

西宮、相原が1軍合流明石から静岡に転戦してきたイーグルス。この間、卒業式で夏の甲子園を共に戦った球友との別れを惜しんだオコエが1軍に再合流、2軍で調整していた西宮と相原の両左腕も本日1軍に合流した。(さっそく登板し、西宮は1回2安打1失点、相原は1回1安打無失点だった)

オープン戦もすでに残り10試合を切っており、開幕へ向けての最終段階に入ってきた。本日は曇天模様の草薙球場、2,663人の観衆が

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