パルニメデス「あるは、ある」・「ないは、ない」
「コップの中に水が無い」という状態が「ある」。
「信念や目標なんて無い」という状態が「ある」。
「夢が無い」という状態が「ある」。
だからこの世界に、「ない」は、ない。
うん。そうだね。
だから何?
と侮ってはいけない。ここから近現代の豊かな哲学が展開されていく。パルニメデスの衝撃。
いや~💦仕事と全然関係の無い本だし、休みも無いのに読んでる場合じゃないんだけれど、面白くて止まらない『哲学史入門』(NHK出版)シリーズ。
哲学にまったく興味が無かったとしても、面白い。その道のトップランナーが、本音でぶっちゃけてくれている、というその点だけでも、読みものとして面白すぎて、ページをめくる手が止まらなくなってしまう。
思ったのは、人がよりよく生きようとするために、教養として哲学をしっかり学ぶことは、国語や数学、外国語を学習することと同じくらいに重要だということ。
だいたい「よりよく生きる」って何だ?
その問い自体が哲学。
いつかこの3冊をレビューしたいけれど、そんな時間があったら今は読み漁りたい。本書で紹介されている書籍たちも含めて。
趣味?読書です。主に哲学。
いやそんな高尚なおじさんじゃないんだけれどもさ、老いたのもあるんだろうけれどもさ、ガチで面白いんだもん。
文学史や美術史その他、いろんな分野において「視野が広がる」体験ができると思う。
哲学って基礎教養だと心から思う。
古代インドを源流とする哲学の流れも、いずれちゃんと学びたいな。そもそも古代インドっていう定義からして疑ってかかるべきだけれど。