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猫よりAI 第1回:タグ(XML風書式)を使ってAIにきめ細かく指示

こんにちは、イー・エージェンシー コミュニケーションデザイン部 広報・PR課の甲斐大樹です。

社長からのある日の依頼

最近、社内のやりとりからこれはシェアしたいなと思ったことがあります。デジタルマーケティングでAIを活用したい方に響くと思ったので、ご紹介します。1分で読めます。


ある日の社長からのメッセージ

ある日の朝、社長からSlackでメッセージが届きました。「ちょっと記事を書いてみたんだけど、読んでみてくれる?何かトンチっぽい話なんだけどさ。」と次の記事が送られてきました。

社長の軽やかなユーモアにクスリとしながら、早速記事を読みました。内容は鋭く、面白いものでしたが、もう少し読者に親しみやすくするための改善点が頭をよぎりました。

みんなでブラッシュアップ

フィードバックをまとめて、私は送りました。

「すごく読みやすかったです!ただ、もしかすると、見出しを追加すると主題がもっと伝わりやすくなるかもしれませんね。」

それに続き、同僚のI.Tさんもタイトルについて提案を送ってくれました。

「タイトルが少し強めかもしれません。社長の想いがもっと直接読者に届くような柔らかい表現にしてはどうでしょう。例えば、『経営者の役割は、AIと人間の可能性を引き出すこと』という感じで。」

フィードバックを見た社長は、「なるほど、参考になるよ」と前向きなリアクションをしてくれました。

タグ(XML風書式)を使ってきめ細かく指示

僕と同僚のI.Tさんの指摘を文章に反映するのって、忙しい社長の時間を取らせてしまうと思って、ふと浮かびました。「AIを活用してみたらどうだろうか」と。そこで、AIを使った校正のアイデアを社長に提案しました。

「社長、このフィードバックを反映する方法として、AIを使ってみるといいかもしれません。たとえば、以下のように指示してみるのはどうでしょうか?」と次のメッセージを送りました。このメッセージをそのままAIに指示(プロンプト)して欲しいということです。

<元の文>
(社長の元の文章)
</元の文>

<フィードバック1>
(私のフィードバック内容)
</フィードバック1>

<フィードバック2>
(同僚I.Tのフィードバック内容)
</フィードバック2>

上記の<元の文>に対して、<フィードバック1>と<フィードバック2>を反映してください。

こうすることで、AIが自動的に元の文章を修正してくれます。また、すぐに反映した文章を得たいわけではなければ、

「<フィードバック>を反映するとしたら、どの部分を変えればよいか?」

と尋ねるのも良いでしょう。また、

「<元の文>をあまり変えず、単語レベルで変更してほしい」

といった要望も加えると、細かな調整が可能です。

小さなテクニックでAIの活用幅を広げる

社長は「なるほど、<>マークを使うとAIへ、この部分をあの部分に反映してみたいなことができるんだね、これは便利だね!」と興味津々でした。忙しい社長が実際に使ってくれたかどうかはまだ分かりませんが、少なくともひとつAIの活用Tipsを知っていただけたようです。

シンプルなXMLタグを使うだけで、AIがこちらの意図を理解しやすくなり、フィードバックに基づいた効率的な提案をしてくれるようになります。これは単純なテクニックですが、AIとのコミュニケーションがぐっとスムーズになります。

このようなちょっとした技を使いこなすことで、AIをもっとうまく使いこなせます。もしまだ試したことがない方がいれば、この機会にぜひ挑戦してみてください。ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

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