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原っぱ大学で見つけた人間らしさ:AI時代を生きる(其の1)

自然が教えてくれた遊び心

僕らの遊び場

みなさん、こんにちは!イー・エージェンシーのコミュニケーションデザイン部 広報・PR課の甲斐 大樹です。

最近、AIの話を聞かない日はない。ChatGPTが世に出てからわずか2年で、AIは私たちの生活に深く入り込んできました。正直、この変化のスピードが楽しいです😁

AIの進化は日々目覚ましく、私の仕事や生活に大きな変化をもたらしています。効率化や生産性の向上など、AIがもたらす恩恵は確かに大きいものがあると思います。

実は、私の部署では1年前から文書生成ツールを自作して、文章作成のサポートをしてもらってます。プレスリリースの下書き作成が格段に早くなり、以前なら1日かかっていた作業が数時間、、数時間のものは5分とかで終わるようになったと思います。

AIの活用は、確かに私たちの仕事を大きく変えつつあります。でも同時に、「人間にしかできないこと」の価値も再認識しています。そんな中、私は「原っぱ大学」という興味深い取り組みに出会いました。

原っぱ大学との出会い

原っぱ大学のことを初めて聞いたのは、実は社長からでした。社長とのミーティングで原っぱ大学の活動を紹介してもらい、すぐに興味を持ちました。

自然の中で自由に遊び、学ぶことを通じて、人々の創造性と主体性を育むユニークな活動。これが仕事や生産性とどう結びつくのか、正直最初は半信半疑でした。

でも、実際に活動に参加してみると、その体験の深さに驚きました。

自然の中で育まれる創造性

活動の舞台は、京急電鉄が管理している三浦半島にある森林の中にあるまさに「原っぱ」でした。そして私たちは秋の柔らかな日差しの日に、自然の音を聞きながら、そこに集まりました。

この原っぱ大学の活動は、京急電鉄が推進している「みうらの森林 共創パートナー事業」の一環として、実施されています。私たちと同じように自然の中での創造的な活動に興味がある方々の参加も歓迎しているそうです。詳しくは京急電鉄のプレスリリースをご覧ください。

https://www.keikyu.co.jp/company/news/2024/20240904HP_24070KO.html

最初の活動は、なんと草刈り。正直、最初は「これはなかなか大変そう」って思いました。でも、汗を流しながら一緒に作業をしていくうちに、不思議と気持ちが変わってきました。

初対面の人たちと黙々と草を刈りながら、自然とコミュニケーションが生まれていきました。「ここの草、結構固いですね」「あ、そっちは私がやりますよ」なんて会話を交わしているうちに、いつの間にかチームワークが生まれていったと思います。

作業の後、みんなで焚き火を囲んで話をしました。すると、こんな会話が飛び交いました。

「ここにサウナ作ったら最高じゃない?」
「いいね!温まった後は冷たい川に飛び込めるし」
「ピザ窯も作りたいな。自分たちで作ったピザを食べながらのんびりするの、最高そう」
「わさび栽培にも挑戦してみたい。ここの環境、合いそうじゃない?」

みんな目を輝かせて、次々とアイディアを出し合っていました。まるで子供の頃、秘密基地を作る計画を立てているみたいでした。

その時、ふと気づいたんです。この自然の中での活動だからこそ、仕事という枠を超えて、人間本来のクリエイティブな部分を出せているんだなって。

原っぱ大学が教えてくれたこと

原っぱ大学での経験を通じて、AI時代を生きる上で大切なことに気づきました。

  1. 五感を使う:自然の中で体を動かし、風を感じ、土の匂いを嗅ぐ。これって、デスクワークばかりの日常では忘れがちですよね。全身で環境を感じ取り、そこから新しいアイディアを生み出せます。

  2. 即興的なコミュニケーション:予期せぬ状況で、その場に応じたコミュニケーションを取る。人間同士だからこそ、お互いの表情や声のトーンを読み取りながら、臨機応変にコミュニケーションを取れます。

  3. 創造的な発想:「ここにサウナを作ろう」。その場の空気と、みんなのワクワク感が結びついてアイディアはいくらでも生まれます。

  4. 感情の共有:みんなで一緒に作業して、同じ目標に向かって頑張る。そこで生まれる連帯感や達成感は、言葉では表現しきれないものがあります。

  5. 遊び心:「遊び」に真面目。これって、これからの仕事に一番重要だと思います。

これらの経験を通じて、創造性や協調性という人間らしい価値を再確認できたと思います。

原っぱ大学の生みの親、塚越学長の思い

原っぱ大学を設立した塚越学長の経歴を聞いて、さらに驚きました。彼は元々、大手企業で華々しいキャリアを積んだ方だったんです。でも、その過程で何か「しっくりこない」ものを感じていたそうです。

効率性や成果を追求する中で、本来の創造性や遊び心を失っていた。そんな違和感が、原っぱ大学設立のきっかけになったそうです。

塚越学長は子供の頃の経験を思い出したそうです。山で自由に遊んだ日々、何もない場所で想像力を駆使して遊びを作り出した日々。その記憶が、彼に大きなインスピレーションを与えたんだとか。

「もし、大人になっても子供のような創造性と遊び心を持ち続けることができたら?」

この問いかけが、今回の取り組みのきっかけなんだそうです。

AI時代に必要な「遊び心」と「創造性」

原っぱ大学の活動を通じて、私は「遊び心」と「創造性」の重要性を再認識しました。

現代社会、特に日本の企業文化においては、しばしばこれらの能力が軽視されてきました。「効率性」や「生産性」が優先され、「遊び心」や「創造性」は後回しにされがちです。

でも、原っぱ大学での経験である自然の中で自由に発想し、仲間と協力して何かを作り出すこと、そんな「当たり前」のことが、実は私たちの強みになるかもしれないと思いました。

AIとの共存、そして人間らしさの発揮

私自身、AIをたくさん活用している立場として、原っぱ大学での経験は新鮮でした。AIに任せた方がいいこととはらっぱ大学でのつながりでできることは、全く別物だと感じました。

AIは確かに効率的なツールです。でも、人間同士の直接的なつながりや、自然の中での体験から生まれる創造性は、AIには代替できないものです。

これらは決して対立するものではありません。むしろ、両方をうまく活用することで、より豊かな仕事や生活が実現できるんじゃないでしょうか。

これからの時代を生きるために

AIの進化は止まらないでしょう。でも、だからこそ、私たち人間にしかできないことを大切にしていく必要があるんじゃないでしょうか。

原っぱ大学での経験は、そんなヒントをくれました。自然の中で体を動かし、仲間と協力し、創造性を発揮する。そんな経験が、AIと共存する時代を生きる私たちにとって、新たな可能性を開くかもしれません。

イー・エージェンシーは、これからも原っぱ大学の活動を応援しながら、AI時代における新しい働き方、新しい価値創造の可能性を探求していきたいと思います。

皆さんも、日常の中に小さな「原っぱ」を見つけてみませんか?それは公園かもしれないし、オフィスの片隅かもしれません。そこで、ちょっとした「遊び」や「創造」の時間を持つだけで、きっと新しい発見があるはずです。

AI時代だからこそ、人間らしく生きる。そんな未来を、一緒に作っていけたらいいなと思います。

次回は、原っぱ大学の具体的な活動内容と、それがどのように参加者の創造性と主体性を引き出しているのかについて、さらに詳しくお話ししたいと思います。AI時代を生き抜く力を身につけるヒントが、そこにあるかもしれません。お楽しみに!

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