ADHDの多動性、衝動性

ADHD:注意欠陥多動性障害

不注意の特性が強く出るタイプ、多動・衝動が強く出るタイプがあります。

不注意型:気が散りやすく、物事に集中できない。

多動性・衝動性型:落ち着きが無い。ささいなことでカッとなる。

我が子には特に多動性、衝動性が強く出ています。

その特徴をまとめていきます。

日常生活での困りごと

ADHDとは不注意、多動性、衝動性などの行動特性があり、

生活上の困難がある状態のこと。

多少の不注意、多動性、衝動性は誰にでもあること。

ただ、それをコントロールできずに日常生活で

支障があると、障害という診断になります。

最初に気付かされたのは幼稚園の年中さんの時。

園長先生から、教室でみんなと一緒に活動できなということ。

そういう面も幼少期には多少あるだろうと思っていましたが、

集団に入ると、その異常さが目立つようになったようです。


具体的には・・・

●授業中にその時間座っていられない

●ひとりでずっとしゃべっている、先生の話が聞けない

●並んで移動の時に、列からはずれる

●お友達をさわりまくる

●お弁当の時間に最後まで座っていられない

●運動会や学芸会の時も、そろって行動できない

●遠足の時の移動中に列からはずれてしまう

●思い通りにいかないと癇癪をおこす

●急な予定変更などでパニックになる


しばらくは一人の先生がついて手伝ってくれていましたが、

一人の児童に付きっ切りになることは、

園の状況によっては限界があるようです。

そして幼稚園を退園。

その後は専門の療育を受けるようになりました。

療育の場では、一人一人に手厚い支援があるので、

息子も安心して過ごせていたようです。


小学校は特別支援学級へ

発達障害の子では、激しい子と大人しい子の差が大きいです。

息子は激しい方で、癇癪、パニック、多動が特徴なので、

小学校の特別支援学級でも、付き添いの先生は大変なようです。

授業中も座っていられず、図書室で時間を過ごすこともあります。


そして、2020年4月、小学3年生になりました。

相変わらず、じっと授業を受けることは苦手です。

家の中でも、走り回っています。

時々椅子やテーブルにぶつかったり、転んだりして、

大泣きしています。


本人も自覚している

落ち着いて行動できないことは、本人にも自覚があるようです。

以前、「落ち着きたい」と言っていました。

でも、自分を止められない。

気になることがあると、そちらに注目し過ぎてしまう。

パニックになると、自分の本当の気持ちとは違う事を、

大声で叫んでしまう。

弟に対してイライラをぶつけてしまう。

そんなことを繰り返して、自己嫌悪になる。

周りの大人も大変なのですが、当の本人も、

辛い思いをして日々を過ごしているんだなと思います。


受け入れる覚悟

この子がどのように成長していくのか、未知数です。

社会での生き方を身につけられるのか、孤立してしまうのか。

自分の力で未来を切り拓いていくのか、挫折に心折れるのか。

でもこの状況を選んで生まれてきたのは息子本人だし、

親も、乗り越えられると信じていたい。

そして、その手助けをしたいと、私は思っています。

現状を受け入れ最善を尽くすことが、

今必要なことではないでしょうか。

そして、共に生きると覚悟を決めるのです。

長所も、もちろんあります

イイトコロを認めて、そこを伸ばしてあげたいと思います。


では、また。

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